いい天気 でも寒いイギリスより



皆様


友人や 好きな有名人や作家さんで

「ああこの人 こっち行っちゃったかー」ってなることありません?

(それが恋であったり ある種の研究分野だったり 政治系だったり、宗教系だったり、、、)

私あります。

だけど その中で

この人は絶対戻ってくる!って信じてる人も

私は結構います。


多分ひとって

興味の幅も結構広くって

だから 

その中のどれか一つに 重心おく時期ってあって

でもそこから 全体に戻ってくるっていうこともあるんですよね。

(とか その事深掘りしてきわめてみたら 結局元の場所に繋がってたとか) 

それはなんていうか 長い人生の過程みたいな意味であっていいことのような気がしてます。



だから 友人であれ有名人であれ 特別な物事に傾倒していっちゃってる時はそっと見守ります。

(よほど危険に感じない限り)

で 戻ってきた時 また同じように迎えます。

(結構そのせいで友人や家族とかとの関係拗れてる人も多いから)

そして大体みんな ちょっと傷つきつつ 

そして 嬉しくなります。その人が そこを経たからこそさらに視野が広がったり 広くなったり 優しくなったり。


私はこの「戻ってくるであろう」って思った人は 

大体戻ってきます。

そしてすごく嬉しい。

本来の輝きを取り戻していく姿を追うのはさらに嬉しい。





さて、吉本ばななさんの本を読みました。



この本を読んで

私は初めに書いた 戻ってくる ってのを思い出しました。


この本バナナさんが 安倍首相の殺害を見て

書いたという本です。

あの事件があった時

「宗教は危ない!」という(ある意味偏った)方向に 

世論が大きく傾いた時期じゃないでしょうか?


私も、基本的に宗教に中立というか、、、

何にもさほど興味を惹かれないです。


ただ、そこに存在意義は確かにあるよな。っていう気持ちがあります。それで救われる人とかもいるし。

だから「(種類問わず)宗教は悪だ!」って言われると

いやそんな、、、、ってなる。

でもそれが先鋭化すると どんどん武器のように相手を傷つける それは危ないって思います。(特に一神教では なんというか自分の考えを持たないような方向に進んでいく気すらする) だから「宗教が絶対いい事」って言われても 、、、、ええと絶対かな、、、ってなる。


そんなわけで「宗教なんて大嫌い!」って友達も

「宗教が命」みたいなお友達もどっちもいます。



だから、バナナさんが一時期宗教色が濃くなった時(いや私の中で濃くなりすぎた時)「少し今は難しいかも」って思う時期がありました。


でも ばななさんが とんでもなくずば抜けて鋭い直感力と考察力 さらにじっくりと深く思考力がある方で いろんなことを他の人は及ばないほどにものすごく深く理解できてしまう人で あの素晴らしい作品を作り上げた一面は間違いなくそこにあると思います。(さらにそれを わかりやすく かつ美しく 形にできてしまう力があってこそ!)

そして その感性の鋭さとそこからの理解力と ある種の宗教の考え方は近いので その方向に行かれる意味もすごく理解できました。

そして、彼女の観察眼や思考力の凄さはとんでもないので そしてそれをあんな美しい形にしてしまう力まで持ってる方なので 

そこにはとどまらないだろう いつか帰ってくるという気もしていました。



そして久々にばななさんの本を読んで

まさにって感じでした!!!

(日本にいた時までの本は全て持ってるのですが 今国外のために久しぶり)


まさに バナナさんだからかける本!

宗教が大きな危険性を孕んでいることを描きつつ

でも

決して否定的にだけ捉えるのではないという、、、

そこに必ずしも悪意があるわけではなく

さらにそれの持つ意義がある人 そういう人も数多く存在する現実のようなもの(いい人だからこそ必要だったり)

そんな 大きな目でこういうことを考えて そしてこの世論の厳しそうな中 

発表できる強さ 

それを 美しい 受け入れやすい形にしていける力!


いつもながら 本当にいろんな意味で感激でした。


ばななさんの文章は

いつも私の中に整理されずにあった 一見相反するようなことや うまく統合すべきこと 妥協しながら真理を目指すようなこと そういうことを

すごくシンプルかつ美しく 現して(この漢字のきがする)くれます。

この本もまさに!

そうだった 私はまさにそういうことを言いたかったんだ!ということを表してくれている本でした。

ああ さらに今までより深くファンになりました❤️❤️❤️❤️


ぜひいろんな人が良んでくれるといいなと思います爆笑爆笑爆笑










※ちなみに補足

私が友人でも止めないのは、単に冷たい人ってわけじゃないんですよ。そのことについて私も本当に深くは知らないからこそ。私自身ほとんど何にでも興味があって、、、人体から哲学 心理 ほとんどあらゆる小説 音楽 動物 植物、、、、

仕事でも 本当に無数の理論があります。私もその中で時間配分をするのですが、時に好きじゃないと思う理論を深掘りしてみたりもします。で 深掘りすると、「ああ そう繋がってたか」「本当はそういうことを言いたかったのか」と本当に私が好きな方向性と似てたりすることもあります。でもここまで深掘りするには時間もたくさんいるので 全てにできてるわけではもちろんありません。でも本当に深掘りすると トンネルみたく繋がってることもあるから、だから簡単に否定したくない。

そして それにハマってる時って 多分止めても難しいと思うし 反対したらその人は連絡を経って出口を失ってしまうかもしれない。反対せず近くにいるだけいてあげる事で その人が抜け出したくなったとき助けられる気がします。

そんな気持ちが入り混じっているですよね。