今日トルコ人の友達と飲みに行き

いい天気の中ビール飲んで色々話していて




食べ物の話とかしてたのだけど

どういう流れでだか彼女が


「もう ほんと宗教とか嫌よねー

私色々見てきてさ そういうのってほんと厄介と思うわ

結局は そうじゃなくて人よね。」

とあっけらかんと言ってた。


そう トルコは 東洋と西洋の境目

両方の込み入った文化があり 難しい宗教 そして歴史があるところ。そういう国の背景を思って聞きました。で ある映画の話をしました。わたしが今すごい見たいやつ!






さて 今私が見たいのが





映画「将軍」




もうめっちゃ見たい〜!!!


ストーリーは

関ヶ原の戦い前夜の日本を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた、天下獲りに向けた陰謀と策略の“謀り事”を壮大なスケールで紡ぎ出す。

そんな時期に、日本にイギリスから漂流してきてしまった 船乗りアンジューが 大きく時代の動きに関わっていく姿が描かれます。

作ったのはなんと ディズニープラス!

アメリカで作られました。


「ああ じゃあ 日本のステレオタイプ満々の

欧米の価値観に基づく 日本人が見るとヘンテコな感じの映画かな?」と浮かぶのですが 

全然違います。

(多分 いやでも宣伝見てても違う)


なぜなら 日本人俳優真田広之さんが主演&プロデュース!

文化が正しく描かれたドラマを作る

をモットーに作ったもの。



時代劇のプロたちを日本から呼び寄せて作成!

ひらめきひらめきひらめきまずは 時代劇を作るなら その経験の長い専門家がいなくては と真田さんが呼び寄せたそう。


だから 今流行りの

「着物っぽいのをきて

 でも今どきのアイドルが

 今どきの感覚で作る」時代劇とは全く違う。


そして 外国のドラマなのになんと日本人は日本語で話す!!!

これまで多くの海外作の日本映画では 日本人役でも英語を話していましたが この映画では日本語!!!

指差し指差し指差し指差し指差し指差し


私はやっぱり日本語を聞いてもらってこそ

わかる部分があると思うのです。


日本語だからこそ出せる機微があり 身分による話し方の違いや 個性 それに伴う表現なども生かされています。


そうなんですよね 言葉って文化の基本。

日本語の時代劇の言葉ゆえの良さがしっかりと生かされてます!



これまでの 「海外で作られる日本を取り扱う映画」にはなかった本当の日本文化へのリスペクト 

本物への気持ちが見える作品だそうです。



これらを受け入れ 作品におかしいところはないか?など真摯に日本文化へ近づけようと する米国人スタッフと

日本から来たスタッフの 熱心さを見て


真田さんは


各国の文化をリスペクトしてくれる時代が来た。

といいます。


観客に見て欲しかったのは

ほんとの日本文化だという真田さん。



これまであった 海外の人が想像してきた日本と

日本人的感覚とのさを

大きく埋めてくれている気がします。



そして一方で

日本人の思い込みも、、、、。

今 外国人観光客が増えて ネットを見ると
「外国人て〇〇」
みたいな意見も多いように感じますが、、、

外国人て、、、めっちゃいろんな国がありますよね。日本も山ほどある国の一つにすぎないのに 自分以外の国を全てまとめて 〇〇っていうのは かなり思い込みも大きいような、、、、、、、、、。

そして「キリスト教」はひとまとめにされがちだし 牧師さんとかキリスト教や 宣教師に清いイメージだけを抱く人も多いように感じますが、、、、

こういった 日本人の大雑把な思い込みもこの映画見事に打ち砕いてくれます。


当時の西洋諸国のこともちゃんと書いている。

当時のヨーロッパといえば プロテスタントと カトリックに分かれての 醜い争いのさなか。

国によって考え方も違い 敵対しあっていました。
日本の幕末は
特にキリスト教の宗派ごとの戦いが苛烈を極めていた時代でもありました


これをちゃんと 取り上げて
まさかのこんな地の果て 日本に来てまで敵対し合う別の国同士が描かれます。

爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑

そして、、、
「宣教師」たちの黒歴史
奴隷貿易や植民地支配のこともきちんと出てきます。

トルデシリャス条約を結び
ポルトガルとスペインで 世界の支配範囲をどう取り決めるか なんて決めてたらしい。
ガーンガーンガーンガーン



これがその地図


当時の日本なんていう 地の果ての 文化の違う国にきてさえも

プロテスタントとカトリックという宗派の違いで 憎しみ合う人々の関係性は切ないですね。


そしてさらに、、、秀吉が宣教師を禁止していった背景にある

宣教師による植民地化や奴隷貿易という なかなかこういう映画で描かれなさそうな内容までが描かれている。


アメリカ映画が 日本人に日本語での演技することを受け入れるという作り方にも

内容にも

その 多様性が見られる作品のようです。

そして、登場人物たちは どの家紋だとかどの宗派ということ関係なくいい人もそうでない人もいる。



多様な文化や宗教や集団があり

でも

結局のところ どこにも いい人も そうでない人もいる

っていう トルコの友人の言葉へ戻ってくるように思います。


本当の多様性というのは

そういう 人の良し悪しを カテゴライズではなくって個人によるとそう認めていくことなのかもしれません。



Netflix入ってないから いっぱい宣伝だけ見てるのですが 本当に早くみたいです〜💕💕💕💕