予約投稿失敗していました笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣きだいぶ前にアップしたと思ってた。



さて 先日飛行機で見た映画たち

アート系の映画が良かったのでご紹介です。


Geoff McFetridge: 

Drawing a Life



https://youtu.be/fzz-sF7NPLo?si=Fh3TlRlgta4jhSiG


彼は中国人の母を持つ自分のアイデンティティについて考えたり、いろいろなスポーツ(ボードやスキーなどなど)との関わりを通して感じたり考えたりーーー

そうしたことを彼は絵に表現していく。


やがて 妻や子供たち家族を持つと それがまたアートの礎になる。


生活と共に作られていくアート


初めの頃の彼の絵は 写実的で そして構成が面白い

なんか 葛飾北斎の絵みたいに 遠近感とか え?それが一番前に?!みたいな構図とか。


そして その後描き始めたシンプル化された作品は

メタファー的な意味合いを持つ。


彼はそれを Visual language と言ったりします。

でもすごくわかる。言葉ではなく 絵だからこそ上手く 伝えられる 伝えたいこと。


さらに彼は


I'm a believer in form”:

と言ってそういうタイプの絵を描きます。


とてもシンプルだけれども とても深い考えと メッセージ それを デザイン性 質の高いアートであることが一目瞭然の数々。


そうなるともう 言いたいことは

長ったらしく面倒臭い文章ではなくて

見ても気持ちがいい 美しい形で理解できる。


素晴らしい 映画でした。


そこで見られる作品たちは本当に素敵です。

そしてそういう芸術作品が よくアーティストと聞いて想像するような 不健康や孤独や葛藤(これは少しあるけど)だけでなく

もっと 家族とか幸せとか そういうものも含めた深い考えとか より深い そして広いところから湧いてくることもまた見ていて 嬉しい照れ


(私はそんなことできないからこうして長い文章で書こうとするしかないけれど)


麻布ヒルズにもデザインしてるんですね。

https://hillslife.jp/art/2024/01/01/geoff-mcfetridge-interview/


そして 映画での彼の言葉

「森というのは

 木々と そしてその間の空間 のこと」

(すいません そのまま訳しちゃいました)


これが 彼のアートを本当によく表してる。


白い中に 黒いラインで描いた絵は

黒い線の内側だけを見るだけでなくて うちが外で 外もうちで

つまりは 線というものと モノのない空間全体で 絵になっている。それってすごく森に似てるように感じます。

さらにはその絵の 示すものも この考えに通じる感じ。


言語化しない 「visual language」に

空間をもcontainする絵画たち

そしてコミュニケーション


そんな面白さの映画でした。




さて

その後に見たのは 

 「ポトフ美食家とシェフ」



(公式サイトより)


これも美しい映画で

彼らもまた 言葉で話しながらも

言葉以外の形(料理)で 相手を知り 思いを知る。

(時に 他人の人となりまで)


さらに この映画 料理以外の背景の自然や建物も美しい

そして 全体にわたって 鳥の声や料理音などの音も主役という感じ。


そしてもちろん 静かな時がある。


バックミュージックではない音と静室。


さらに 画面もいつも人がいるのではなく結構不在の時もある。その不在 もあるからこそ初めて感じられる 人の存在感。



普通の ことばを超えた 

コミュニケーションや 「visual language」 のシンプルで伝わりやすさ。

そして 何かがあることだけでなく 不在の空間(音も)を包括して初めて 表現されうるもの。


そんな ものをたくさん感じられたフライト時間でした。




なんせ15時間 ありましたから(笑)