そんなこんなでイギリス帰ってきました。

そして 帰ってきて初めて迎えた朝。

日本で毎日迎えていた「コーヒーを飲んで静かな朝」を迎えようとしたら、、、、


ネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブネガティブ

なにこの カオス、、、。

そうだ イギリスの我が家すぐこんなんだった、、、、、、、、、、ネガティブネガティブネガティブ



そして、朝寒くて火を焚き、日が出てからは薪にする小枝拾い、、、。(薪割りはだいぶされてた)

数日前にお台場行って遊んで エアコンで家あっためてたのに、、、タイムスリップか、、、。いやこういうのも嫌いじゃない。でもそれで時間が奪われていくのは調節がやっぱり必要!


やっぱ家のこと書かねば!笑い泣き笑い泣き笑い泣き



先日書いた通り

日本にいる間に色々家のことを考えていて


そして出会ったこの本!



作家 梨木香歩さんが

八ヶ岳の麓に小屋を持ち そのことなどが書かれているエッセイ。


彼女の知識は本当に本当に深くっていつも感嘆するのですが この本もやはり、です。

そして あそこまで深いと、、、なんだか 国や文化を遥かに超えていくような内容まで至っている感じがします。


彼女はちょっとした言葉、植物のこと野鳥のこと 石のこと 全てのちょっとしたことから どんどん深い知識へ入っていきます。その姿が垣間見られます。


例えば 家 ある忘れられない家のこと

新築の家が建つ予定のところを見に行ったものの 今やっている家が気に入ってしまい

そうしてそこに以前住んでいた今は亡き教授について深く知り

(その教授の知り合いにまで会ってしまう!)


さらにそこを造った建築家についても調べて

さらにその師のことまで!!!(本当凄すぎます)


その家の素晴らしさがよくわかります。そこには むしろ思想があります。子を大切にし でも協調も大切とする。でも結局 彼女はこの家を買うのをやめます。


そこで出てくる彼女の家に関する まとめ方がとても印象的です。

便利で綺麗なホテルでは得られないくつろぎに関し

​空間は、、、「あるもの(自分に関係のある)を置くことで自分自身の何かが外部に投影されたように感じ」ると 落ち着きが得られる。


「けれども気をつけないといけないのが その『もの』がむやみに増えてしまうことである。」


自分の延長のようなものが、空間に氾濫しすぎると、自分濃度があまりにこくなって、風通しが悪くなる。


自分濃度と、自分の確信の確かさは違う。・(中略)…本当に伝えたいことを伝えるには、自分濃度を落とさなければならない時もある。


こうまとめられてみて 初めて自分は 実家や妹の家 他のいろんな家を見ていてこういうこと感じてたのだと ストンと腑に落ちスッキリしました。飛び出すハート



ちょっと俯瞰して自分のことを考えてみると

私、仕事も集団でやるべき時は 結構ガーーーーっと早くやっちゃうんですよ。なんなら他の人のことも手伝って。

でもそれは 早くやるのが目的じゃなくて そうしてできる時間で ちゃんと患者さんと向き合いたいから。本当に大事なのは そういうナラティブで 質の深い時間。そのために 単純作業とか必要作業は素早くやる。


私にとって家も同じ気がします。

私 読書や手芸が好きです。だからそういう大事な時間を十分に使うために 家はスッキリしてて かつそこそこ効率化されてるのが好きなんだなーと。

あと やっぱり情報量多すぎるにはやっぱり疲れる!


実家みたいにごちゃごちゃは絶対住めません。

でも一方で

なんというか アナウンサーとかOLさん的な小綺麗さの妹。家もそれに倣って子綺麗です。が そこに思想はあまり感じられません。もしかしたら こだわりを持ちすぎない だからこその綺麗さなのかも。


妹の家を見習って できるところは効率化して 

でもそれだけではなくて、深みのある何かこだわり そういうものはちょうどいい分量でそこにある そういう家が実現できたら 私の理想だなーと思いました。

でも難しい!





ちなみにうちの本棚

ちなみに私が常に持ってる家具も本棚!

ポイントは全て埃が被らないように閉められること。


そして実は、、、

お気に入りの作家さんのものは ほぼ全て持っていて

ホコリはもちろん 日焼けもしないところに収納されています。

そして、こうして収納して奥行き使ってるので、多分しただけで 見えてる上の本の3-4倍は収納されています。


こうやって好きなもの 考えることをたくさん持っていて でも置く範囲をきめておく(そこに閉じ込めておく) これも一つの手かなーと思ってます。(私はちなみに文庫の本棚 マンガの本棚はまた別です。)