英国在住の母娘が半年日本暮らし中。




日本は新年から

地震や 航空機事故やら

気の毒なことが続きますね。



散歩途中で出会った 鯉さんがた

いやむしろ 鯉様! という感じの 巨大さでした!

なんだか もはや神々しくて ご利益ありそう!



特にこの方は、、、、

もはや1メートル近いと思う。

ふっとい大根 3本分くらいの太さです!



  さて

英国に住む前

友人に連れられて 近所がもともと有名な剣道家であったという方のうちに行ったことがあります。

幕末ごろに有名な剣道家であったご先祖のお家には当時たくさん弟子がいて、弟子たちはやがてそれぞれ有名な侍や 政治家になっていった。今も弟子たちがその家に来るのに目印にしていた 馬をくくりつけたという木が今もたっている。

やがて出世した弟子たちはせんせいに様々なものを送った。 それは もうおかしなくらいあって 現当主ご夫婦はお金も取らずにそれらを公開していて さらに調べたことを来訪者に伝える「勉強会」を今のご家族がされている。

そこには 日本で一番書がたかいともいわれる 西郷隆盛のものや勝海舟の書 もちろん焼き物から刀まで様々。


幕末前後の動乱の時代

きっとそれぞれ 政治や社会的には高い位置に着いた方々も


剣の道 という違う 政治や権力とはまた違う世界において「師匠」という存在の元ではまた違った世界があり その道において 学ぶ身であったのだろうなと思う。



​ここ最近 色々な伝統的な芸能や 芸の世界などにおいて

そこにある 伝統的なやり方を

「労働時間」とか 「パワハラ」とかそういう枠にはめて考えようという 世の中になってきているように思う。


でも 何かを極めたいと思うとき

その人がそれに没頭している時

その時間が長期に及んだとして

それを 長時間労働とか 過労とか、、、、そういう言葉に本当に収めることが正しいのか、、、、、、、

いつか 吉本ばななさんが才能について書いていた言葉を思い出す。
才能は 何か特別なものがついていると思う人が多いようだけど 実際は体に何か空洞があって それを必死に埋めなくてはいられないような感覚というようなないようでした。
その埋められずにいる穴を埋めるために生まれる止められない行動 それを長くやりすぎたら それをした人の周囲が責められるのだろうか
「長時間労働」とか「パワハラ」だとか?
「有給」や「勤務時間」の問題とか、、、、?




さて 時は巡って現代。




旦那の剣道の友人は、旦那も今時々お世話になっている素晴らしい剣道のお師匠にすっかり


うちの旦那と違ったのは 彼が大金持ちだったという点で、先生の道場のある いくつかの場所それぞれに 家を買ってしまった!(しかも 東京都内の駅徒歩1分の新築 めっちゃ豪華そう!驚き)

かつての弟子たちが 師様々な方にしたように その道のために 師匠のために己の持てるものはなんでも尽くすというか、、、、。


ちなみに友人は 海外の方なので

どちらも常に住む場所ではない🤣
そして 先生に自由に使って欲しいといい
ちょいちょいすでに高齢な先生がお昼寝に使われるとか。


けれど一方で
そんな 大富豪な彼にとっても
先生や その道は

多分そんな 持っているお金などという基準など飛び越えた 超越したところにある存在なのだと思う。




今は刀を持つ人はいなくなり、色々な歴史的建物も消えつつある。

でも 今も昔も弟子の行動は笑ってしまうくらい同じ。 この 現世とは違う そういう特別な道のにある真摯な姿勢、気持ち そういうものは意外と変わらないみたいに見える。


海外に出たからこそ

この礼を尽くす姿勢とか 日本の文化とか そういうものの凄さを知る。年功序列の世界は良くないかとは思うが やはり そこには素晴らしさもあるなと感じる。(大学で ノーベル賞取ってる先生にも生徒がタメ口とか聞いてる時とかに無気力はてなマーク と思う自分がいて そこはやっぱり儒教の国から来たからでしょう)


世界は色々

でもいろんなよきものが残るといいと思う。


地震があっても きっと日本では

負けずに残っていくものがたくさんあると思う。

そういうしなやかな強さがある国だなーとおもう。


頑張れ日本!指差し