私は入社20年超になりますが、過去2回ほど異動をしています。

技術系採用なので、最初に技術部門に配属になり、

最初の異動は同じ部門の中で勤務地変更、

次の異動は職種を変えての異動でした。

異動して思ったのが、最初に配属された部門は、一旦新入社員の大部分が配属されるため、

その時に同窓会のようなつながりができることです。

いうならば皆面倒を見合いながら成長できるということです。

悩みがあれば誰かに聞いてもらうこともできます。

上層部も技術系の社員は非常に大事にします。

言いたいことを言う面接の場や、実績をアピールできる発表会もあります。

大部分の人はあまり異動することもなく、定年を迎えることになります。

(出世する人、そうでない人といますが)

 

「自分は大事にされていた」

それに気づいたのは別の職種に異動になってからでした。

面接も形だけのもので自分のキャリアをキャッチボールする機会もありません。

少人数で士気は前の部署よりかなり低く、仕事のことを話す機会が少ないです。

自分の周りの人間のことを気にすることもありません。

孤独感と閉塞感をかなり感じます。周りに同じ境遇の人が多いか、少ないかで結構モチベーションは変わってくるものです。

どちらかというと裏方的な業務のため、何か発表をしても上層部は関心が薄いようです。

 

結局今頃になって思うことは、

異動は期待されてのことと解釈して受け入れましたが、

現実は今までのありがたみに気づく機会となり、

最初の部署から一度も異動せずに若い頃からの仕事を続けていけたら

それが一番良かったのではないかとのことです。

過去を振り返っても仕方がないですが。

 

転職もそうなのかもしれません。