自分に必要な本というのは、なぜか目の前に現れるもので、それは本屋さんでも自分の本棚でも同じなのです。
久しぶりに読み返したい本があって、自分の本棚を眺めていたのだけどなぜか見つからなく、代わりにパッと目にとまったのは佳川奈未さんの「幸運予告」でした。
こちらのほうをまた読み返してみたら、なんだか今の私に必要な言葉が書かれていて、とても元気をもらえました。
実は「幸運予告」には思い出があって、この本が出たあたりで、佳川奈未さんのサイン会に行ったことがあります。
本の中で、「辛い中での現象予告は、すべてがハッピーエンドになる!」という章があって、奈未さんの体験談が載ってるのですが、サイン会の帰りに私にもそんなようなことがあったのです。
まあ、スケールが全然違うんですけれども。
サイン会はたしか夜7時頃で、春休み中だったので昼間は子供たちを池袋のサンシャイン水族館で遊ばせて、その後一緒に銀座で行われたサイン会に行きました。
佳川奈未さんにサインしてもらって嬉しい気持ちで会場を後にし、夕食をとれるところを探していました。
雨が降っていたので、会場近くのお店で看板にシチューと書いてあったからここにしよう!と階段をあがって店の入り口についたら、どよーんと暗い和風の入り口に市子人形・・・。
怖すぎて入れないのでやめることに。
でもでも、銀座は大人の街。
子供を連れて入れそうな禁煙の店というのが見つけられない。
お酒の出る店ばっかり。
ふりしきる雨の中、疲れてしまった次女をおんぶして、長女に次女の荷物を持たせて、「お腹すいたよー。疲れたよー」という子供たちを励ましながらけっこう長いことウロウロ。
あきらめて帰った方がいいのかな、でもうちまで1時間半もかかるしどうしようと思った矢先。
トイレに連れていくのに入った小さいデパート?で、ピザとパスタのお店を発見。
もうここにしてしまえと足を踏み入れると、とっても紳士なおじさまが「お嬢様がたこちらへどうぞ。」とにこやかに案内してくれました。
私はものすごくホッとして、涙が出そうになるくらいでした。
やっと座れたけれども、お腹がすいてる子供たちはぐったり。
「何食べる?うわぁ、これも美味しそうだね!ケーキ食べたいの?いいよいいよ好きなの食べよう!」と盛り上げる私。
自分もかなり疲れてるんだけど、頑張ってつきあってくれてる子供たちが気持ち良くいられるようにするのが最優先と思って頑張りました。
私の甘い読みのせいで無理させちゃってるんだし。
ふだんは怒りっぽい自己中な親なのですが、たまには頑張る。
お待ちかねのお料理はどれもとっても美味しくて、私も子供たちも大満足。
「おいしいね、おいしいね。」とずっと笑顔で食べて元気回復。
スタッフの方は皆にこやかで気がきいてて親切で、本当に楽しく食事することができました。
長女はお店のアンケートを書いていて、「お店の人はやさしくておもしろい人でした。私はアイスティーを初めて飲みましたが、こんなにおいしいのは初めてでした。」と記していました。
後日、長女のアンケートのコピーと共に、お店の方から長女宛にお手紙が届きました。
「とても楽しそうにお食事されていましたね。またおいしいアイスティーをご用意してお待ちしています。」
長女はすごく喜んでましたし、私も読んで涙ぐんでしまいました。
いいお店で食事できて本当に良かったなって。
帰りの電車は、10時半を過ぎていたと思います。
子供が乗るような時間ではないので、またもや気をつかっていたのですが、
席を譲ってくださる方が何人もいて、ほんとにありがたかった。
人の温かさ、優しさが身にしみる日でした。
佳川奈未さんのエピソードはもっと強烈でしたが、状況的には似通ったところがあるので、「これは幸運予告だ、絶対いいことあるから大丈夫なんだ。」って思っていました。
そういうの大事かも。
そして、今度はやりたいこと、欲しいもの、なりたい自分を積極的に幸運予告していっちゃおうっと