こんにちは。
まだまだ残暑が続いていますね。
夏の疲れがある方は、ゆっくり休養をとってまいりましょう。
先日は、真宗大谷派 富山教区の「あいあう会 公開講座」にお邪魔し、性の多様性についてお話をさせていただきました。
あいあう会では、毎年、性の多様性について学んできておられます。
これまでは富山大学人文学部准教授であり、ダイバーシティラウンジ富山代表の林夏生先生が担当してこられましたが、1月に林先生が急逝されたため、今回は私たちが伺いました。
といっても、私たちも林先生のあいあう会の講義に何度かご協力させていただいたこともありましたので、教務所へ着くと、懐かしい感じがいたしました。
お会いした方からも、「○○さん、お久しぶりです」と、私たちの名前を覚えてくださっていたり、「以前来られたときの講義も参加していました」とお声をかけてくださったりして、嬉しかったです。
講義は、「多様な性に学ぶ ~私の「当たり前」を問う~」というテーマです。
全ての人は異性を愛して子どもを作る。
人の性別は生まれた時に女性か男性のどちらかに決められて、それは変わらない。
男は男らしく、女は女らしくして当然。
これって、当たり前でしょうか
「当たり前」だと考えていたことが、実は「当たり前」ではなかったということを、多様な性の視点で見ていきます。
そして、多様な性に関する社会制度や法律の変化と実際についてお話しました。
講義の後はグループに分かれてお話しする時間を設けていただきました。
誰もが自分の性を生きていると聞き、自分はどうだったか?と自問した。
当事者がまんなかにいる制度を作るには。
高校の制服の話。どのように接すればよいか。性差別があったときにできることは。など、皆さんの様々なご感想や疑問を出してもらいました。
皆さん真剣に参加していただいて、とても深いお話になっていたと思います。
講義のまとめのあとは、イベントの紹介もさせていただきました。
北陸各地で、性の多様性に関する居場所や交流の場が増えましたね。ここ数か月に予定されているイベントも複数あります。
この十年で、性の多様性を取り巻く状況も、少しは変わってきたのかなと感じました。
皆さんお一人おひとりが自分の性を生きていて、誰もが多様な性の中にいる。
互いの差異(ちがい)を認め合えるよう、これから私たちも学び続けていかなければと思います。
このたびは、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。