セドナの話の続きです。
だいぶセドナの話し、空いてしまいましたね
セドナ4日目
セドナから車で三時間くらい走り、ナホバ居留地内の、「アンテロープキャニオン」へ向かいます。
ここの自然の芸術的な光景は、写真やテレビで取り上げられていて有名ですね。
この日は、祭日だったはず。
そのせいかとても混んでいて、地下の光の芸術を見るために、行列を作って、30分くらい待ちました。
ぞろぞろと歩いていって、地下へと降りていきます。
結構急な階段が続きます。
小さな子供を抱えた人は、とても危ない感じです。
前の日に、小さな子供が落ちたと聞きます。
小さな子供は連れてこない方がいいのに、と心配してしまいます。
アンテロープキャニオンには二か所あり、わたしたちはロウアーの方へ行きました。
炎天下の中、30分くらい外で待ち、暑さにひたすら我慢。
水を頻繁に飲みます。
そして、中にやっと入ると・・・
そこは、暑さも吹き飛ぶほどの、
美しい光と、大地の織りなす芸術の中でした。
大地を鉄砲水が削り、滑らかな曲線を創り上げたとか。
日の光が差し込むところに、ナホバ族のガイドさんが砂をまいてくれました。
光がより鮮明に、粒子となってきらきら見えました。
曲線の大地の壁でできた空間が、ずっと続きます。ゆっくり30分以上は歩いていたと思います。
ただ、ただ感動で、言葉が出ませんでした。
ガイドのナナさん
が撮影した、素晴らしい写真3枚です↓
こんなにもたくさんの美しい光景、奇跡的な芸術を見せてくれます。
わたしたちは、この地球をいかに汚して、
私利私欲のために争い、貪ってきたか。
今、このときのことを思い出すと、
地球に置かせてもらっている人間たちがしてきたことが浮かんできます。
大自然の中で、人間は本当に小さいです。
自然に逆らうと、自然に飲み込まれてしまう。
わたしたち人間は、それをすぐに忘れてしまいます。
「自然を大切にしよう」という言葉でなく、大切にしなければ、
人間は、地球の上で生きていけなくなる、と実感しました。
美しい曲線の中にいると、時間を忘れてしまいます。
ただ、自然は厳しいです。
遠くで雷が鳴り出したら、すぐにこの洞窟から地上に出なければなりません。
あっという間に、激流が入り込み、命を落とした方が何人もいると聞きます。
自然を甘くみてはいけませんね。
わたしたちが行った7月上旬は、雨季に入ったばかりでしたが、
この日は、晴天でした。
地球の美しさ、大地、自然の素晴らしさに、
ずっと魂が震えて、ここに来られたことに深く感謝していました。
地球、自然、すべてに畏敬の思いが自然にわいてくる場所です。
感謝。ありがとうございます。
次に向かったのは、レイクパウエル。コロラド川の途中にある貯水池、人工湖です。
この人工湖を作ることに関しては、賛否両論があったそうです。
今は、貯水のためのダムを、元の自然の状態に戻す運動もあるようです。
そして次は、絶景のホースシューペント。
コロラド川が、蹄鉄の形になっていることから、名前がつけられたそうです。
車から降りて、炎天下を20分くらい歩きます。
砂漠のように、あたりは大地だけ。
暑さで、すれ違う黒人の女性が、はあはあととても苦しそう。
暑さ対策で、パーカーを水で濡らし、かなり快適ですが、
暑さと乾燥で、すぐに乾いてしまいます。
日射病にならないように、器をつけて水をよく飲みました!!
手すりもなく、絶景を見るのは怖いという情報に、
高所恐怖症のわたしは、大丈夫かと思いつつ、暑さで歩くことしか考えられなくなりました。
ついに到着~!!
崖の下を覗くと、すばらしい光景が~!!
みんな這って下を覗いています。
すごい景色!! でも、こわいよ~。
ナナさんが写真を撮ってくれましたが、あまりに怖くて
腰が引けてます。
大自然を満喫できました。
帰り道、ホピの聖山が目の前に。
嬉しくて嬉しくて、スマホで聖山を何枚も撮り続けました。
あまりに嬉しくて、車の前の座席からナナさんに撮ってもらいました。
大自然、地球に、ありがとう、の一日でした。
ナナさん、ケニーさん、Kさんありがとうございました。
つづく