フレンテみえは、当会共同代表らが行った公文書開示請求を受けた文書開示に際し、特別支援学校の調査結果の一部について、当初非開示と判断しながら黒塗りをせずそのままコピーし開示するというミスを犯し、さらにその上、開示ミスによる情報漏洩を認識してもなお、情報の拡散を抑える方策を何ら講じることもなく放置していました。

 

 この不適切対応について、フレンテみえも三重県ダイバーシティ社会推進課も、具体的な説明を拒否し続けています。

 フレンテみえは、“秘密厳守”を謳い相談業務等も行っている公的機関です。しかし、前述の民間事業者への不適切な情報供与の件も含め、フレンテみえの極めて杜撰な情報管理体制、“秘密厳守”に対する認識がこの程度のものであるという実態は、利用者に不安と不信感を抱かせるものです。“アウティング禁止”を定めた「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」の趣旨にも反していると言えます。

 

 三重県ダイバーシティ社会推進課は、当会の問い合わせに対し、再発防止策が講じられた旨述べていますが、これについても具体的な説明はなく、信頼回復にはほど遠いのが現状と言えます。
 

 

概要まとめ記事一覧
(1)隠蔽される重要データ&民間事業者への不適切な情報供与
(2)男女共同参画センターが(身体上)女性を軽視している問題
(3)定時制高校・通信制高校・特別支援学校の生徒たちが踏みにじられている問題
(4)調査結果が三重県教育委員会に還元されていない問題
(5)開示ミスによる情報漏洩 ※本記事
(6)朝日新聞第1報の裏側&「新潮45」“杉田論文”との関係
(7)おわりに~公的機関の隠蔽体質と事なかれ主義~