先日、初めて伊勢神宮にお参りしてまいりました。
ほぼ毎年訪れているという気のおけない友人たちと一緒だったので、詳しく教えてもらってとっても安心でした。
2年前、式年遷宮があり、訪れる人が増えているようですね。
日本で生まれ日本で育ってきたのに、あまり神社とか神道とか神話に詳しくない私。
しかしうんちくは抜きにして、とりあえず行かなきゃ始まらないということで。
まずは禊をするために二見興玉神社へ。
梅雨入りしたばかりで嵐のような天気だったので、早々に退散しました。
次に訪れた猿田彦神社では、おみくじを引き、神宮にお供えするお米を育てている田んぼでしばし休憩。
鯛茶漬けの御食丼もしっかりいただきました。
天気も体調も悪かったので、外宮は諦め、内宮だけ参拝しました。
大きな鳥居をくぐり、橋を渡って玉砂利の山道を歩いているだけで、空気の清々しさを感じます。
山に囲まれているというのもいいのでしょうね。雨もまた乙です。
順番通りに参拝していきます。
流石に日本の神社の頂点に立つ伊勢神宮、多くの人が訪れています。
が、その静謐な空気はすごい。そこにいるだけで心が洗われそうな清らかさです。
敷地内にいる鶏もなんだか神々しい感じです。
造り替えたばかりの社はまだ木の匂いの残る、清々しい感じ。
私は神社に行くとだいたい「世界平和。生きとし生けるものが平和でありますように」とお祈りするのですが、
内宮の正宮の前でお祈りしていたら、自然と涙が溢れ出てきました。
地球の懐の大きさ、宇宙に充満している愛の波動を感じたのです。
こんなにも大きな力で私たちは守られ、生かされていると。
神様という個別の存在があって、私たちを守っているのではありません。
私たち自身が「個」をなくせば、全てがつながり、一体になり、そこに平穏があるのではないかと。
自然の力は雄大です。
戦争などしている場合ではありません。
目先の利益ばかり考え、行動していては後で困ります。
環境を大切にし、共存共栄を本気で図っていかなければなりません。
伊勢神宮はそのことを改めて認識させてくれました。
言葉ではなく、感覚に訴えてきました。
とってもスッキリとした気持ちで宮を後にしました。
なかなか頻繁には訪れることのできない距離ですが、また必ず参拝に行きたいと思いました。
まだ行ったことがない人は、ぜひ!行かれることをオススメします。