昔々 あるところにそれはそれは綺麗な
碧く澄んだ池がありました
その池には色とりどりの魚たちが住み
池の周りにはとても真面目で素朴な
村人たちが住んでいました
村人たちは毎日自分たちが生きていくのに
必要なだけの魚や野草、木の実を採り
静かに平和に楽しく暮らしておりました
ところがそんなある日
真っ白くてお腹の大きな鬼が現れ
この村が気に入り住み着いてしましました
白鬼は日当たりのよかった池のほとりに
たくさんの杉の木を植えて自分の城を
作りました
また この白鬼は顔がボコボコな子分も
連れてきました
少々頭の弱い白鬼は少々知恵のある
ボコボコ鬼を使い村人たちから財産や
食べ物やあらゆるものを奪いました
村人たちからは次第に笑顔が消えていき
ました
畑を耕せ 魚をとってこい
過酷な仕事は増えました
次第に村人たちのストレスは溜まり
時には仲間どうしで争いもおこるように
なりました
白鬼は村人の中でベッピンさんを
自分のものにしたいとちょこちょこ
手を出しました
「杉」の木が伸びてくると池の日あたりは
悪くなりどんどん濁っていきました
色とりどりの魚たちの体は次第に
黒くなっていき
濁って酸素の少なくなった水の中で
魚たちは苦しそうにしていました
水の上に口を出しパクパク
白鬼は少し離れたところからまた一匹
子分鬼を連れてきました
ボコボコ鬼より少しだけ賢く
白鬼の機嫌を取るのが上手なその鬼は
目つきがとても悪くいつもギョロギョロ
村人たちを監視していました
そして疲れて少し休んだりストレスで
イライラしてる村人を見つけるとこっそり
白鬼に報告するのです
告げられた村人は叱責されムチで打たれました
これまで平和で秩序に守られ過ごしてきた
村人たち
このままではこいつらに大好きな
この村を滅ぼされてしまう
一人の若者が池の周りに「松」を植えました
「松」は神の木です
若者は村人たちに言いました
「松」が育ったら「松明(たいまつ)」 にして
奴らが眠ってるすきに火を放とう
もうしばらくの我慢だ
時は必ず来る
それまで 莫迦になってヘラヘラ笑っていよう
油断させとこう
みんなで みんなで
「力」を合わせないと奴らには勝てない
もうその時がすぐそこまで来てるんだ
立ち上がろう 友よ 仲間たちよ
何もいらない
「勇気」だけをもって立ち上がり
取り戻そう
「楽園」を
村人たちに少しだけ「光」が見えました
でも怖がって賛同せず躊躇してるものも
いました
若者はゆっくり時間をかけてそのものたちを
説きました
若者は「松明」の他にもう一つ切札がありました
しぶっていた村人たちもその切り札を見ると
次第に勇気が湧き決意を固めました
それから幾月か過ぎた満月の夜
若者の指揮によって作戦は実行されました
村人たちは戦いました
「松明」と「勇気」を持って
切り札は胸に隠して
三匹の鬼たちは酒を飲んでガアガア
ねていました
杉の木はとても良く燃えました
「松」が 「杉」に勝ったのです
白鬼は血相を変えて二匹の子分をおいて
真っ先に逃げました
体はもう 半分は焼けていました
二匹の子分たちは全身火だるまに
なりながら
泣きながら池に飛び込みましたが
焼けてしまった手足は動かすこともできず
ゆっくり池の底へ沈んでいきました
村人たちは若者を中心に円陣を組み
各々泣いたり笑ったり叫んだりして
喜びました
杉の木はすべて切り落とされ
村にも池にも明るい陽射しとみんなの
笑顔が戻りました
若者はみんなの長になりました
その後 村は「松の村」と名付けられ
どんどん栄えていきました
めでたし 愛でたし
おしまい
ケイタイばっかイジってないで ちょっとこの曲を聞いてごらんよ
カーラジオから「gotta! gotta! gotta! gotta!」あの人が叫んでる
誰かのナイスリクエスト! DJグッドセレクト!
どうして今でもこんな風に 胸にズンズンくるんだろう
なぁオマエはどう思う なぁオマエはどう思う
「あぁ、そうだな世界中ロックンロールが足りないのかな?」
Oh Yeah! Oh Yeah! そのとおり それでいい
真っ暗な森で転んでも 明日の鍵をなくしても
そのまままっすぐ行けばいい オマエならわかってるだろ
「ダマされた」って凹んでないで ちょっと窓の外を見てごらんよ
さっきからずっと幸せの鳥 車のとなりを飛んでる
誰かのナイスリクエスト! DJグッドセレクト!
グッドタイミング! ラジオからは "LOVE&LOVE"
なぁオマエはどう思う なぁオマエはどう思う
「黒猫と白猫ケンカしても水玉模様になれるのに」
Oh Yeah! Oh Yeah! そのとおり それでいい
心はウソをつけないさ オマエも知ってるハズだろ
夢を食い散らすモンスター そんなモンいないってこと
Oh Yeah! Oh Yeah! そのとおり それでいい
Oh Yeah! Oh Yeah! そのまんま 行けばいい
真っ暗な森で転んでも 明日の鍵をなくしても
狐がダンス踊っても 狸がキャンディくれても
卑怯な仕組みが邪魔しても 誰かが傷を笑っても
胸に枯れ葉を抱えても 恋の花散ってしまっても
心はウソをつけないさ オマエは知ってるハズだろ
夢を食い散らすモンスター そんなモンいないってこと
「ムリだよ」なんてビビってないで ちょっと窓の外を見てごらんよ
さっきからずっと幸せの鳥 オマエのとなりを飛んでる
* 斉藤和義 「 カーラジオ 」