いまネットを中心に “元気が出る!!” “胸が熱くなる!!” と、大きな反響を呼んでいるCMを紹介します。

これは九州新幹線の全線開業を記念して製作されたCMだそうですが、オンエアの2日後に震災が発生した為に、TVでは殆ど流されることのなかったCMです。

鹿児島から博多までの各駅、沿線に、計1万525人が参加したこのCMは、なんと登場するのはすべて一般市民だそうで、このCM撮影のためにホームページ上で協力を呼びかけたそうです。


CMのテーマは 「九州みんなでひとつになろう」


必死で新幹線を追いかける子供たち、飛び上がって手を振る大人たち。

新幹線開業を通じて九州の人々がひとつになる様を優しく描いたCMに「元気が出る」「全国放映してほしい」など多くの声が寄せられています。


↓こちらがオリジナル版です。






↓こちらが東北応援編として再編集されたものです。




今日はちょっと泣けるお話を紹介。。。゜(´Д`)゜。

このお話は、息子さんがいじめられて悩む主婦A子さんと、不思議なコンサルタントB氏のお話です。

少し長いですがとても良いお話ですので、ぜひ最後まで読んで頂きたいです。

ストーリー自体もドラマティックで素晴らしいのですが、タイトルにあるようにこの出来事の背景に法則性を見出してるところもまた深いと思います。


※実話ですが、登場人物の職業などを多少変えてストーリーを設定しています。

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A子(主婦、41歳)には悩みがあった。 小学校5年生になる息子が、学校でいじめられるのだ。


いじめられるといっても、暴力まではふるわれないらしい。 友達から仲間はずれにされたり、何かあると悪者扱いされたりすることが多いようだ。


息子は、「いじめられてるわけじゃない」と言い張っているが、息子を見ていると、寂しそうなので、A子は胸が痛むのだ。


息子は野球が好きなのだが、友達から野球に誘ってもらえないので、学校から帰ってきたら一人で公園に行って、壁とキャッチボールをしている。


2年くらい前には、息子が友達といっしょに野球をしていた時期もある。 当時のことなのだが、A子が買い物の帰りに小学校の横を通りかかったとき、グランドで息子が友達と野球をしていた。 息子がエラーをしたらしく、周りからひどく責められていた。


チームメイト達は、容赦なく大きな声で息子を責めた。


「お前、運動神経がにぶ過ぎだぞ!」

「お前のせいで3点も取られたじゃないか!」

「負けたらお前のせいだぞ!」


A子は思った。


「たしかに息子の運動能力は高くない。 しかし、息子には息子のいいところがある。 とても心が優しい子なのに。」 A子は、自分の息子のいいところが認められていないことが、悔しかった。


そして、ひどいことを言うチームメイト達に対して、自分の息子が笑顔で謝っているのを見るのが辛かった。


その後まもなく、息子は野球に誘われなくなった。 「お前はチームの足を引っぱるから誘わん」と言われたらしい。 息子にとって、野球に誘ってもらえないことが、一番つらいようだ。


A子へのやつ当たりが目立って増えたことからも、それがわかる。


しかし息子は、辛さや寂しさを決して話してはくれなかった。 A子にとって一番辛いのは、息子が心を開いてくれないことだった。 「僕は平気だ」と言い張るばかりなのだ。


A子が、「友達との上手な関わり方」を教えようと試みても、「うるさいな!ほっといてよ」と言ってくる。 「転校しようか?」と持ちかけた時は、「そんなことをしたら、一生うらむよ!」と言い返してきた。


息子の状況に対して、自分が何もしてやれないことが情けなく、A子は無力感に陥っていた。 そしてある日、学校から帰宅して公園に行ったばかりの息子が、不機嫌な顔で帰ってきた。


「何があったの?」と聞いても、「何もない」と言って教えてくれない。


真相は一本の電話で明らかになった。 その夜、親しくしているご近所の奥さんから電話がかかってきたのだ。


「A子さん、○○○君(A子の息子の名前)から、何か聞いてる?」

「えっ?いいえ」


「今日、公園でうちの下の子どもをブランコに乗せていたのよ。 ○○○君は、いつもの壁にボールを投げて遊び始めたわ。 するとね、○○○君のクラスメイトらしい子たちが7、8人くらいやって来てね、『ドッジボールするからじゃまだ!』って○○○君に言うのよ。 しかも、その中の1人がボールを○○○君にぶつけたのよ。 ○○○君、すぐに帰っていったわ。私としては、その場で何もできなくて、申し訳なかったと思ってね。」


A子は愕然とした。 (そんなことを私に黙っていたなんて。)


そんなつらい思いをしていながら、自分に何も言ってくれないことが悲しかった。 その日は、あらためて息子から聞き出そうという気力も湧いてこなかった。


翌日、A子はある人に電話をかけることを決意した。 その人とは、夫の先輩に当たるB氏だ。 A子は、B氏とは話したこともないのだが、1週間前に夫からB氏の名刺を渡された。 B氏は、夫が高校時代に通っていた剣道の道場の先輩である。


夫も20年くらい会っていなかったらしいが、夫が最近街を歩いていたら、たまたまばったりと出会ったということだった。 久々の再会に盛り上がって喫茶店に入り、2時間も話したらしい。


B氏は、今は経営コンサルタントを仕事にしているそうだ。 夫の話では、B氏は心理学にも詳しく、企業や個人の問題解決を得意としているとのこと。 そこで夫が息子のことを少し話したら、「力になれると思うよ。」と言って名刺を渡してくれたそうだ。


夫は、その日、「お前の方から直接電話してみろよ。話を通しておいてやったから」と、その名刺を渡してきた。


A子 「どうして私が、そんな知らない人にまで相談しなきゃいけないの。 あなたが直接相談したらいいじゃない。」

夫 「俺が心配なのは、お前のほうだ。 ○○○のことで、ずっと悩み続けてるじゃないか。 だから、そのことをBさんに相談したんだ。」


A子 「私に問題があるっていうの? 私が悩むのは当然よ! 親なんだから。 あなたは一日中トラックに乗ってりゃいいんだから気楽よね。 実際に○○○を育ててるのは私なんだからね。あなたはいっしょに悩んでもくれない。 そのBさんに相談なんてしないわ。 どうせその人も、子育てのことは何も分からないに決まってるわ。」


そう言ってA子は、その名刺をテーブルの上に投げた。


しかし、昨日の出来事(近所の奥さんから聞いた話)があっ て、A子はすっかり落ち込み、わらをもすがるような気持ちになっていた。 「こんな辛い思いをするのはイヤだ。誰でもいいから、助け てほしい。」 そう思ったときに、B氏のことを思い出したのだ。


幸い名刺はすぐに見つかった。 息子が学校に行って1時間くらい経ったころ、意を決してB氏に電話をかけた。 その時A子は、その日に起きる驚くべき出来事を、想像だにしていなかった。


受付の女性が出て、B氏に取り次いでくれた。 A子は自分の名前を告げたものの、電話に出てきたB氏の声が とても明るかったので、「こんな悩み事を相談してもいいのか?」という気持ちになった。 次の言葉がなかなか見つからなかったのだが、B氏のほうから声をかけてきてくれた。


「もしかして○○君の奥さんですか?」

「はい、そうなんです。」

「あー、そうでしたか。はじめまして。」

「あのー、主人から何か聞かれてますか?」

「はい。ご主人から少し聞きました。息子さんのことで悩ま れてるとか。」

「相談に乗っていただいていいのでしょうか?」

「今1時間くらいなら時間がありますので、よかったら、この電話で話を聞かせてください。」


A子は、自分の息子がいじめられたり、仲間はずれにされていることを簡単に話した。 そして、前日にあった出来事も。 ひととおり聞いて、B氏は口を開いた。


「それは辛い思いをされてますね。 親としては、こんな辛いことはないですよね。」


その一言を聞いて、A子の目から涙 があふれてきた。 A子が泣き始めたのに気づいたB氏は、A子が落ち着くのを待って続けた。 「奥さん、もしあなたが、本気でこのことを解決なさりたいなら、それは、おそらく、難しいことじゃありませんよ。」


A子は、「難しいことじゃない」という言葉が信じられなかった。 自分が何年も悩んで解決できないことだったからだ。 だけど、B氏の言葉が本当であってほしいと願う気持ちもあった。


A子 「もし解決できるなら、何だってやります。 私は本気です。 だけど、何をやれば解決するんですか?」

B氏 「では、それを探りましょう。 まず、はっきりしていることは、あなたが、誰か身近な人を責めているということです。」

A子 「えっ?どういうことですか?」

B氏 「話が飛躍しすぎてますよね。 まず理論的なことをじっくり説明してから話せばいいんでしょうが、それをすると何時間もかかるし、私もそこまでは時間がないのです。 なので、結論から話します。 理論的には根拠のある話なんで、後で、参考になる心理学の本など教えます。

結論から言います。

あなたが大事なお子さんを人から責められて悩んでいるということは、あなたが、誰か感謝すべき人に感謝せずに、その人を責めて生きているからなんです。」

A子 「子どもがいじめられるということと、私の個人的なことが、なぜ関係があるんですか? 何か宗教じみた話に聞こえます。」

B氏 「そう思われるのも、無理もないです。 われわれは学校教育で、目に見えるものを対象にした物質科学ばかりを教えられて育ちましたからね。 今、私が話していることは、心理学ではずいぶん前に発見された法則なんです。 昔から宗教で言われてきたことと同じようなものだと思ってもらったらわかりやすいと思います。 私自身は何の宗教にも入っていませんけどね。」

A子 「その心理学の話を教えてください。」

B氏 「現実に起きる出来事は、一つの『結果』です。 『結果』には必ず『原因』があるのです。 つまり、あなたの人生の現実は、あなたの心を映し出した鏡だと思ってもらうといいと思います。 例えば、鏡を見ることで、『あっ、髪型がくずれている!』とか『あれ?今日は私、顔色が悪いな』って気づくことがありますよね。 鏡がないと、自分の姿に気づくことができないですよね。 ですから、人生を鏡だと考えてみて下さい。 人生という鏡のおかげで、私たちは自分の姿に気づき、自分を変えるきっかけを得ることができるのです。 人生は、どこまでも自分を成長させていけるようにできているのです。」

A子 「私の悩みは、私の何が映し出されているのですか?」

B氏 「あなたに起きている結果は、『自分の大切なお子さんが、人から責められて困っている』ということです。 考えられる原因は、あなたが『大切にすべき人を、責めてしまっている』ということです。感謝すべき人、それも身近な人を、あなた自身が責めているのではないですか? 一番身近な人といえば、ご主人に対してはどうですか?」

A子 「主人には感謝しています。 トラックの運転手として働いてくれているおかげで、家族が食べていけてるのですから。」

B氏 「それは何よりです。 では、ご主人を大切にしておられますか? 尊敬しておられますか?」


A子は、「尊敬」という言葉を聞いたときに、ギクッとした。 A子は、日ごろから夫のことを、どこか軽蔑しているところがあったからだ。 A子から見て、楽観的な性格の夫は、「思慮の浅い人」に見えた。


また、「教養のない人」にも見えた。 たしかに、A子は四年制の大学を卒業しているが、夫は高卒である。 また、それだけではなく、夫は言葉ががさつで、本も週刊誌くらいしか読まない。


読書が趣味のA子としては、息子に、「夫のようになってほしくない」という思いがあったのだ。 A子は、そのこともB氏に話した。


B氏 「『人間の価値は教養や知識や思慮深さで決まる』と思っておられますか?」

A子 「いえ、決してそんなふうには思いません。 人それぞれ強みや持ち味があると思います。」

B氏 「では、なぜご主人に対して、『教養がない』ことを理由に軽蔑してしまうんでしょうね。」

A子 「うーーーん。 私の中に矛盾がありますね。」

B氏 「ご主人との関係は、どうなんですか?」

A子 「主人の言動には、よく腹が立ちます。 喧嘩になることもあります。」

B氏 「息子さんの件で、ご主人とはどうですか?」

A子 「息子がいじめられていることは、いつもグチっぽく主人に言っています。 ただ、主人の意見やアドバイスは受け入れられないので、主人にちゃんと相談したことはありません。おそらく、私にとって主人は、一番受け入れられないタイプなんだと思います。」

B氏 「なるほど。 もう一つ根本的な原因がありそうですね。 ご主人を受け入れるよりも前に、そっちを解決する必要があります。」

A子 「根本的な原因ですか?」

B氏 「はい、あなたがご主人を受け入れることができない根本的な原因を探る必要があります。 ちょっと伺いますが、ご自分のお父様に感謝しておられますか?」

A子 「えっ?父ですか? そりゃもちろん感謝してますが・・・」

B氏 「お父様に対して『許せない』という思いを、心のどこかに持っていませんか?」


A子は、この「許せない」という言葉にひっかかった。 たしかに自分は父を許していないかもしれない、そう思った。 親として感謝しているつもりであったが、父のことは好きになれなかった。


結婚して以降も、毎年の盆・正月は、実家に顔を見せに家族で帰っている。 しかし、父とは、ほとんど挨拶ていどの会話しかしていない。 思えば、高校生のころから、父とは他人行儀な付き合いしかしてこなかった。


A子 「父を許してないと思います。 だけど、父を許すことはできないと思います。」

B氏 「そうなんですね。じゃあ、ここまでにしますか? お役に立てなかったとしたら、申し訳ありません。 それとも、何かやってみますか?」

A子 「私の悩みの原因が、本当に父や主人に関係しているんでしょうか?」

B氏 「それは、やってみたらわかると思いますよ。」

A子 「わかりました。 何をやったらよいか教えてください。」

B氏 「では、今から教えることをまずやってみてください。 お父様に対する『許せない』という思いを存分に紙に書きなぐって下さい。 怒りをぶつけるような文書で。『バカヤロー』とか『コノヤロー』とか『大嫌い!』とか、そんな言葉もOKです。 具体的な出来事を思い出したら、その出来事も書いて、『その時、私はこんな気持ちだったんだ』ってことも書いてみてください。恨みつらみをすべて文章にして、容赦なく紙にぶつけてください。 気がすむまでやることです。 充分に気がすんだら、また電話下さい。 携帯の番号も教えておきます。」


A子にとって、そのことが、息子の問題の解決に役立つのかどうかは疑問だった。 しかし、それを疑って何もしないよりも、可能性があるならやってみようと思った。


A子は、「今の悩みを解決できるなら、どんなことでもしよう」と思っていた。 それに、B氏の話には、根拠はわからないが、不思議な説得力を感じた。


A子は電話を切ると、レポート用紙を持ってきて、父に対する思いを、思いつくままに書き始めた。


自分が子どものころは、なにかと口やかましい父だった。 夕食が説教の時間になることも多かった。 また、子ども達(A子と兄弟)が自分の思い通りにならないと、すぐに大声で怒鳴りつける、そんな父だった。


「お父さんは、私の気持ちなんか興味ないんだ!」と、そう思うことも多かった。 お酒を飲んだ時に、仕事のグチを言うところもイヤだった。 また、建設会社で現場監督をしていた父は、砂や土で汚れた仕事着で帰って来て、そのまま食事をすることが多かったが、それもイヤだった。


A子は、父に対しての気持ちを文章にしていった。 気がついたら、父に対して「人でなし!」とか「あんたに親の資格なんかない!」とか、かなり過激な言葉もたくさん書いていた。


ある出来事も思い出した。 自分が高校生のころ、クラスメイトの男の子と日曜日にデートをしたことがあった。 その男の子と歩いているところを、たまたま父に目撃され、後で問いただされて説教されたことがあった。


両親には、「女の子の友達と遊ぶ」と嘘をついていたのだが、父はその嘘を許せないようだった。 その時の、父の言葉は今も覚えている。 「親に嘘をつくくらい後ろめたい付き合い方をしているのか!お前は、ろくな女にはならん!」思い出しているうちに悔し涙が出てきた。


悔しさも文章にした。 「お父さんがそんな性格だから、嘘もつきたくなるんでしょ! 自分に原因があることも分からないの? それに『ろくな女にならない』って、なんてひどい言葉なの。


私がどのくらい傷ついたか知らないんでしょう!あんたこそ、ろくな親じゃない! あれから私は、お父さんに心を開かなくなったのよ。 自業自得よ!」書きながら、涙が止まらなかった。


気がついたら、正午を回っていた。 書き始めて2時間近く経っていた。 十数枚のレポート用紙に、怒りを込めた文章が書きなぐってあった。 容赦なく書いたせいか、それとも、思いっ切り泣いたせいか、気持ちがずいぶん軽くなっていた。


A子は、午後1時を回ったところで、B氏に電話をした。


B氏 「お父様をゆるす覚悟はできましたか?」

A子 「正直なところ、その覚悟まではできていないかもしれません。 だけど、できることは何でもやってみようと思います。 ゆるせるものなら、ゆるして楽になりたいとも思います。」

B氏 「では、やってみましょう。 お父様をゆるすのは、他でもない、あなた自身の自由のためにゆるすんです。 紙を用意してください。 そして、上の方に『父に感謝できること』というタイトルを書いてください。さて、お父様に対して感謝できるとしたら、どんなことがありますか?」

A子 「それは、まず、働いて養ってくれたことですね。 父が働いて稼いでくれたおかげで、家族も食べていけたわけですし、私も育ててもらえたわけです。」

B氏 「それを紙に書き留めて下さい。 他にもありますか?」

A子 「うーーーん。 私が小学生のころ、よく公園に連れていって遊んでくれましたね。」

B氏 「それも書き留めておいて下さい。他には?」

A子 「それくらいでしょうか。」

B氏 「では、別の紙を用意して『父に謝りたいこと』ってタイトルを書いてください。 さて、お父様に謝りたいことは、何かありますか?」

A子 「特に浮かびませんが、あえて言えば、『心の中で反発し続けたこと』でしょうか。 ただ、心から謝りたいという気持ちにはなれませんが。」

B氏 「実感がともなわなくてもOKです。 形から入りますから。 とりあえず、今おっしゃったことを書き留めてください。」

A子 「書き留めました。で、形から入るといいますと、何をやればいいのですか?」

B氏 「いいですか、今から勇気の出しどころです。 もしかしたら、あなたの人生で、一番勇気を使う場面かもしれません。 私が提案することは、あなたにとって、最も抵抗したくなる行動かもしれない。実行するかどうかは自分で判断して下さいね。 今から、お父様に電話をかけて、感謝の言葉とあやまる言葉を伝えるのです。 実感が湧いてこなかったら、用意した言葉を伝えるだけでもOKです。『父に感謝できること』と『父にあやまりたいこと』の2つの紙に書き留めたことを、読んで伝えるだけでOKです。 伝えたら、すぐに電話を切ってもらってかまいません。やってみますか?」

A子 「・・・・・。たしかに、今までの人生で使ったことがないくらい、勇気を使わないとできませんね。 でも、これが私の悩みの解決に役立つなら、それだけの勇気を使う価値はあるんだ思います。 だけど、難しいですねー。」

B氏 「やるかやらないかは、ご自分で決めてくださいね。 私も、一生に一度の勇気を使う価値はあるとおもいますけど。 それから私は、次の予定がありますので、このあたりで失礼します。 もし実行されたらご連絡下さい。 次のステップをお教えします。」


A子にとって救いなのは、「形だけでいい」ということだった。 「謝る」ということについては、気持ちがともなわない。 「悪いのは父親の方だ」という思いがあるから、自分が謝るのは筋違いだと思う。


だけど、書き留めた文章を棒読みするくらいならできそうだ。 それならば、やってみた方がいいに決まっている、と思えた。


A子は「電話をかけよう」という気になってきた。 そして、電話をかけようとしている自分が、不思議だった。  こんなきっかけでもなかったら、A子が父親と電話で話すということは、一生なかったかもしれない。


結婚して間もないころは、実家に電話をして父が電話に出たときは、すぐさま「私だけど、お母さんにかわって」と言っていた。 しかし今は、「私だけど」と言っただけで、父の「おーい、A子から電話だぞ」と母を呼ぶ声がする。 父も「A子から自分に用事があるはずない」ということがわかっているのだ。


しかし、今日は電話で父と話すのだ。 「躊躇していたら、ますます電話をかけにくくなる」と思ったA子は、意を決してすぐに電話をかけた。 電話に出たのは、母だった。


A子 「私だけど」

母 「あら、A子じゃない。 元気にしてる?」

A子 「うん、まあね。 ・・・ねえお母さん、お父さんいる?」

母 「えっ?お父さん? あなたお父さんに用なの?」

A子 「う、うん。 ちょっとね。」

母 「まあ、それは珍しいことね。 ねえ、お父さんに何の用なの?」

A子 「えっ? えーと、ちょっと変な話なんだけど説明するとややこしいから、お父さんにかわってくれる?」

母 「わかった、ちょっと待ってね。」



◆続きを読む◆

父が出てくるまでの数秒間、A子の緊張は極度に高まった。 ずっと父のことを嫌ってきた。 父に心を開くことを拒んできた。 その父に、感謝の言葉を伝え、あやまるのだ。 ふつうに考えて、できっこない。


しかし、息子のことで悩みぬいたA子にとって、その悩みが深刻であるがゆえに、ふつうだったらできそうにない行動を取っているのだった。


もしも、その悩みから解放される可能性があるなら、わらにもすがりたいし、どんなことでもする。 その思いが、A子を今回の行動に向かわせたのだ。


父 「な、なんだ? わしに用事か?」


A子は、自分では何を言っているかわからないくらいパニックしながら話し始めた。


A子 「あっ、あのー、私、今まで言わなかったんだけど、言っといたほうがいいかなーと思って電話したんだけど、・・・ えーと、お父さん、現場の仕事けっこう大変だったと思うのよ。 お父さんが頑張って働いてくれて、私も育ててもらったわけだし。 あのー、私が子どものころ、公園とかも連れて行ってくれたじゃない。 なんていうか、『ありがたい』っていうか、感謝みたいなこと言ったことないと思うのよ。 それで、一度ちゃんと言っておきたいなと思って、・・・。 それから私、心の中で、けっこうお父さんに反発してたし、それもあやまりたいなと思ったの。」


ちゃんと「ありがとう」とは言えなかったし、「ごめんなさい」とも言えなかった。 だけど、言うべきことは一応伝えた。


父の言葉を聞いたら、早く電話を切ろう。 そう思った。 しかし、父から言葉が返ってこない。 『何か一言でも言ってくれないと、電話が切れないじゃない』 そう思った時に、受話器から聞こえてきたのは、母の声だった。


母 「A子!あなた、お父さんに何を言ったの?」

A子 「えっ?」

母 「お父さん、泣き崩れてるじゃないの! 何かひどいこと言ったんでしょ!」


受話器から、父が嗚咽(おえつ)する声が聞こえてきた。 A子はショックで呆然とした。 生まれて以来、父が泣く声を一度も聞いたことはなかった。 父はそんな強い存在だった。 その父のむせび泣く声が聞こえてくる。


自分が形ばかりの感謝を伝えたことで、あの強かった父が嗚咽しているのだ。 父が泣く声を聞いていて、A子の目からも涙があふれてきた。 父は私のことをもっともっと愛したかったんだ。


親子らしい会話もたくさんしたかったに違いない。 だけど私はずっと、父の愛を拒否してきた。 父は寂しかったんだ。 仕事でどんなに辛いことがあっても耐えていた強い父が、今、泣き崩れている。


娘に愛が伝わらなかったことが、そんなに辛いことだったんだ。 A子の涙も嗚咽へと変わっていった。


しばらくして、また母の声。


母 「A子!もう落ち着いた? 説明してくれる?」

A子 「お母さん、もう一度、お父さんにかわってくれる?」 父が電話に出る。

父 「(涙声で)A子、すまなかった。 わしは、いい父親じゃなかった。 お前にはいっぱいイヤな思いをさせた。 うっ、うっ、うっ、(ふたたび嗚咽)」

A子 「お父さん。 ごめんなさい。 私こそ悪い娘でごめんなさい。 そして、私を育ててくれてありがとう。 うっ、うっ、うっ(ふたたび嗚咽)」少し間をおいて、再び母の声。

母 「何が起きたの?また、落ち着いたら説明してね。 一旦、電話切るよ。」


A子は、電話を切ってからも、しばらく呆然としていた。


20年以上もの間、父を嫌ってきた。 ずっと父を許せなかった。 自分だけが被害者だと思っていた。 自分は父の一面だけにとらわれて、別の面に目を向けようとはしなかった。


父の愛、父の弱さ、父の不器用さ、・・・これらが見えていなかった。 父はどれだけ辛い思いをしてきたんだろう。 自分は父に、どれだけ辛い思いをさせてきたんだろう。 いろいろな思いが巡った。


「まずは、形から入ればOKです。 気持ちは、ついてきますから。」と言ったB氏の言葉の意味が、ようやく分かりかけてきた。 「あと1時間くらいで、○○○(息子)が帰ってくるな」そう思った時に、電話が鳴った。


出てみるとB氏であった。


B氏 「どーも、Bです。 今、40~50分くらい時間ができたので電話しました。 さっきは、次の予定が入ってたので、お話の途中で電話を切ったような気がしまして。」

A子 「実は私、父に電話したんです。 電話して本当によかったです。 ありがとうございました。 Bさんのおかげです。」 A子は、父とどんな話をしたかを簡単に説明した。

B氏「そうでしたか。 勇気を持って行動されて、よかったですね。」

A子 「私にとって、息子がいじめられてることが最大の問題だと思っていましたが、長年父を許していなかったことの方が、よほど大きな問題だったという気がします。息子の問題のおかげで父と和解できたんだと思うと、息子の問題があってよかったのかな、という気すらします。」

B氏 「息子さんについてのお悩みを、そこまで前向きに捉えることができるようになったんですね。 潜在意識の法則というのがありましてね、それを学ぶと次のようなことがわかるんです。実は、人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気づかせてくれるために起こるんです。 つまり偶然起こるのではなくて、起こるべくして必然的に起こるんです。ということは、自分に解決できない問題は決して起こらないのです。 起きる問題は、すべて自分が解決できるから起きるのであり、前向きで愛のある取り組みさえすれば、後で必ず『あの問題が起きてよかった。そのおかげで・・・』と言えるような恩恵をもたらすのです。」

A子 「そうなんですね。 ただ、息子の問題自体は何も解決していないので、それを思うと不安になります。」

B氏 「息子さんのことは、まったく未解決なままだと思っておられるんですね。 もしかしたら、解決に向けて大きく前進されたのかもしれませんよ。 心の世界はつながっていますからね。 原因を解決すれば、結果は変わるしかないのです。」

A子 「本当に息子の問題は解決するんでしょうか?」

B氏 「それは、あなた次第だと思いますよ。 さて、ここで少し整理してみましょうか。 あなたにとって、息子さんのことで一番辛いのは、息子さんが心を開いてくれないことでしたね。 親として、何もしてやれないことが情けなくて辛いとおっしゃいましたね。 その辛さをこれ以上味わいたくないと。」

A子 「はい、そうです。 いじめられてることを相談もしてくれない。 私は力になりたいのに、『ほっといて!』って拒否されてしまう。 無力感を感じます。 子どもの寂しさが分かるだけに、親として、何もしてやれないほど辛いことはありません。」

B氏 「本当に辛いことでしょうね。 ところで、その辛さは、誰が味わっていた辛さなのか、もうお解かりですよね。」

A子 「えっ?誰がって・・・(しばらく沈黙)」


その時、A子の脳裏に父の顔が浮かんだ。 そうか!この耐えがたい辛さは、長年父が味わい続けたであろう辛さだ。 娘が心を開いてくれない辛さ。 娘から拒否される辛さ。


親として何もしてやれない辛さ。 私の辛さといっしょだ。 この辛さを、父は20年以上も味わい続けたのか。 A子のほほを涙が伝った。


A子 「わかりました。 私は、私の父と同じ辛さを味わっていたんですね。 こんなに辛かったんですね。 父が嗚咽したのも分かります。」

B氏 「人生で起こる問題は、私たちに大事なことを気づかせるべく起こるんです。」

A子 「あらためて父の辛さが解かりました。 息子のおかげで、解かることができたんだと思います。 息子が私に心を開いてくれなかったおかげで。」

B氏 「息子さんもお父様もあなたも、心の底ではつながっています。 お父様に対するあなたのスタンスを、あなたに対して息子さんが演じてくれたのです。そのおかげで、あなたは気づくことができた。」

A子 「息子にも感謝したいです。 『大事なことに気づかせてくれて、ありがとう』って気持ちです。 今まで、『どうしてお母さんに話してくれないの?』って心の中で息子を責めていました。」

B氏 「今なら、息子さんの気持ちも理解できますか?」

A子 「そうか!私が子どものころ、口うるさい父がイヤでした。 いろいろ口出ししてきたりするのがイヤでした。 今考えてみれば、それも父の愛情からだったんでしょうが、当時は負担でしたね。今、息子も同じ思いなんだと思います。 私の押し付けがましい愛情が負担なんだと思います。」

B氏 「あなたが子どものころ、本当はお父さんに、どんな親でいてほしかったんでしょうね?」

A子 「私を信頼してほしかった。 『A子なら大丈夫!』って信頼してほしかったです。 ・・・(しばらく沈黙)
私、息子を信頼していなかったと思います。 『私が手助けしないと、この子は問題を解決できない』と思っていました。 それで、あれこれ問いただしたり、説教したり、・・・。もっと息子を信頼してあげたいです。」

B氏 「あなたは、お父様の辛さも理解し、息子さんの辛さも理解されましたね。 では次に、ご主人とのことに移りましょう。 朝お電話をいただいた時に、『あなたの大切な息子さんが人から責められてしまう原因は、あなたが身近な誰かを責めてしまっていることです』とお話したのを覚えていますか?」

A子 「はい、覚えています。 主人を尊敬できないという話をしました。」

B氏 「ではもう一度、ご主人に対してどんなふうに感じておられるか、話してもらえますか?」

A子 「どうしても、主人に対して、『教養のない人』とか『思慮の浅い人』というふうに見てしまうんです。 息子のことにしても、私がこれだけ悩んでるのに、根拠なく楽観的なんです。それで主人に対しては、グチこそはぶつけますが、ちゃんと相談したりすることはありません。 主人がアドバイスなどしてきても受け付けられないんです。」


ここまで話しながらA子は、自分の夫に対するスタンスが、父親に対して取ってきたスタンスに似ていることに気がついた。


A子 「私が父に対して取ってきたスタンスと似てますね。」

B氏 「そうなんです。 女性の場合、父親に対してとってきたスタンスが、ご主人に対してのスタンスに投影されることが多いんです。 ところで、お聞きしていると、ご主人は息子さんのことを信頼されているようですね。」

A子 「あっ、そうですね! そうか、主人のそういうところを見習うべきだったんですね。 息子は主人に対しては、けっこう本音を言っているみたいなんです。息子は信頼されてると思うから、主人には心を開くんですね。 私は主人のよいところをまったく見ていませんでした。」

B氏 「なるほど、そんなことを感じられたんですね。 さて、では宿題を差し上げます。 やるかどうかは自分で決めてくださいね。 今日の午後、『父に感謝できること』と『父に謝りたいこと』という2種類の紙を作ってもらいましたよね。その紙に、お父様に感謝できることと謝りたいことを、書き出せるだけ書き出して下さい。 紙は何枚使ってもOKです。 それが終わったら、もう一つ紙を用意してください。その紙のタイトルは、『父に対して、どのような考え方で接したらよかったのか?』です。 これは過去のお父様との関係を後悔するために書くのではありません。これからのご主人との接し方のヒントが見つかるはずです。

そしてもう一つ、息子さんが夜眠られたら、息子さんの寝顔を見ながら、心の中で息子さんに『ありがとう』を100回ささやきかけてください。 どうですか、やってみたいですか」

A子 「はい、必ずやってみます。」 電話を切って間もなく、息子が帰ってきた。


息子はランドセルを玄関に投げると、いつものようにグローブとボールを持って、公園に行った。 『昨日、友達に追い出されたというのに、この子は、また公園に行くの?』 A子の心は心配な気持ちでいっぱいになった。 A子は、その心配な気持ちをまぎらわすように、宿題に取りかかった。


父に対して感謝できることがたくさん思い浮かんだ。


・現場監督のきつい仕事を続けて、家族を養ってくれた。

・私が子どものころ、夜中に高熱を出したことが何度かあったが、その都度、車で救急病院まで連れて行ってくれた。 (肉体労働をしていた父にとって、夜中はしんどかったはず)

・私が子どものころ、よく海や川に連れて行ってくれて、泳ぎを教えてくれた。

・子どものころ私はメロンが好きだったが、毎年の私の誕生日には、メロンを買って帰って来てくれた。

・子どものころ近所のいじめっ子にいじめられていたことがあったが、その子の家に抗議しに行ってくれた。

・私は私立大学に入ったが、文句を言わず学費を出してくれた。 (当時のわが家にとって、大きな負担だったはず)

・私の就職先が決まった時に、寿司を出前で取ってくれた。 (とても豪華な寿司だった。その時私は「寿司は好きじゃない」と言って食べなかった。 父はしょんぼりしていた)

・嫁入り道具に、高価な桐のタンスを買ってくれた。


「感謝したいこと」に連鎖して「謝りたいこと」も浮かんできた。 「感謝したいこと」と「謝りたいこと」を書きながら、涙が浮かんできた。 「私は、こんなにも愛されていた。 反発する私を、愛し続けてくれていたんだ。


許せないという思いにとらわれていたから、その愛に気づかなかったんだ。 そして、こんなにも愛してもらいながら、私は父に何もしてあげてない。 親孝行らしいこともほとんどしていない。」


自分が父親の仕事を尊敬していなかったことにも気づいた。 父親の現場監督の仕事に対して、「品がない」とか「知的でない」とか思っていた。


父親が仕事を頑張り続けてくれたおかげで、自分は大学まで行かせてもらえたのに。 そのことを初めて気づいた。


父親の仕事に対して、尊敬心と感謝を感じた。 そして今、自分の夫の仕事に対して、「知的でない」というイメージを持っている。


自分の夫に対する「教養がない」という嫌悪感をともなうイメージは、父に対して持っていたイメージとそっくりである。 自分は、夫に対しても感謝できることがたくさんあるはずだ。


そんなことを考えながら、続いて、「父に対して、どのような考え方で接したらよかったのか?」というタイトルの紙を用意した。 これについては、すぐに文章が浮かんできた。


「父の言動の奥にある愛情に気づくこと。 自分が不完全な人間であるように、父も不完全で不器用な人間であることを理解すること。 してもらっていることに感謝をすること。


愛してもらうだけではなくて、自分から愛すること(父を喜ばそうとすること)。 そしてその上で、イヤなことはイヤと伝えて、おたがいが居心地いい関係を築くこと。」これはまさに、これから夫に対してするべき考え方だ、と思った。


働いてくれている夫。 自分の人生のパートナーでい続けてくれている夫。 自分は夫に対して感謝することを忘れていた。 夫に対して、こんなに素直な考え方ができるのは初めてかもしれない。


これは父に感謝できたことと関係があるのかもしれない。 今日は夫に感謝の言葉を伝えよう。 そんなことを考えているうちに、外が薄暗くなりかけていることにA子は気がついた。


思えば、今日は家事らしきことをほとんどしていない。 朝の9時ごろB氏に電話してから、1日中自分と向き合っていた。 「晩ご飯の用意、どうしよう?」そう思った時に、息子が帰ってきた。


息子 「ねえ、お母さん聞いてよ!」

A子 「どうしたの?何かいいことあったの?」

息子 「C君知ってるでしょ。 実は昨日、C君に公園でボールぶつけられたんだ。」

A子 「あっ、あー、そうなの。 C君って、あなたを一番いじめる子だよね。」

息子 「さっき公園から帰ろうとしたらC君が公園に来てさー。 で、『いつもいじめててごめんな』って言ってくれたんだ。」


A子は「そうだったの!」と言いながら、まるで奇跡でも体験しているような気持ちになった。 そして、心から感謝の気持ちが湧いてきたのだった。


A子は、夕食の準備をするより息子と話そうと思い、出前を取った。 出前が届くまでの間、A子は息子に次のようなことを伝えた。


「今まで、あなたのことに口出しをし過ぎてごめんね。 これからは、なるべく口やかましくしないように気をつけるからね。 そして、お母さんの助けが必要な時は、いつでも遠慮なく相談してね。あなたのことを信頼してるからね。」


息子は本当に嬉しそうな顔をして、「わかった、ありがとう」と答えた。 やはり息子は、母親に信頼してもらいたかったのだ。 「今日は、なんか変だなー。 いいことが続くなー。」と息子が続けた。 A子も幸せな気持ちになった。


間もなく出前が届いた。


A子 「お母さんは、お父さんが帰ってくるのを待つから、先に食べてね。」

息子 「えっ?どうしたの? いつもは先に食べるのに。」

A子 「今日は、お父さんといっしょに食べたい気分なのよ。 お父さん、お仕事頑張ってくれて、疲れて帰ってくるからね。 一人で冷めた親子丼たべるの、寂しいでしょ。」

息子 「じゃー、僕もお父さんといっしょに食べる! 三人で食べる方が楽しいでしょ。」

A子 「ほんとうにあなたは優しい子ね。 お父さんに似たのね。」

息子 「なんか変だなー。 いつもお父さんのことを、『デリカシーがない』とか言ってるのに。」

A子 「そうよね。 お母さんが間違ってたのよ。 お父さんは、優しくて男らしくてたくましくて、・・・男の中の男よ。」

息子 「勉強しないと、お父さんのような仕事くらいしかできなくなっちゃうんでしょ?」

A子 「ごめんね、それもお母さんが間違ってたのよ。 お父さんの仕事は立派な仕事。 世の中の役に立ってるのよ。 それに、お父さんが働いてくれてるおかげで、こうやってご飯食べたりできるんだからね。 お父さんの仕事に感謝しようね。」

息子 「お母さん、本当にそう思う?」

A子 「うん、思うよ。」


A子がそう言った時の息子の笑顔は、その日で一番嬉しそうな笑顔だった。


子どもは本来、親を尊敬し、親をモデルして成長する。 A子の言葉は、息子に対して、「お父さんを尊敬してもいいよ」という許可を与えたことになる。 息子はそのことが何よりも嬉しかったのだ。


しばらくして夫が帰って来て、三人で冷めた親子丼を食べた。 自分の帰りを待っていてくれたことが嬉しかったのか、夫も上機嫌だった。 冷めた親子丼を「うまい、うまい」と言いながら食べていた。


夫が風呂に入っている間に、息子が眠りについた。 A子は息子の寝顔を見ながら、心の中で「ありがとう」を唱え始めた。 その言葉の影響なのか、心の底から感謝の気持ちが湧いてきた。


『この子のせいで私は悩まされてると思ってきたけど、この子のおかげで大切なことに気づけた。 本当は、この子に導かれたのかもしれない。』そう思っていると、息子が天使のように見えた。 いつの間にか、涙があふれてきた。(ほんとに今日は、よく泣く日である)


間もなく電話が鳴った。 出てみるとFAXであった。 母の字で次のようなことが書いてあった。


 ------------------------------------------------------------------------------
 A子へ

 今日のことお父さんから聞きました。
 お父さん、話しながら泣いていました。
 お母さんも嬉しくて涙が出ました。
 お父さんは、「70年間生きてきて、今日が一番嬉しい日だ」 と言っています。
 晩ご飯の時に、いつもお酒を飲むお父さんが、「酒に酔ってしまって、この嬉しい気持ちが
 味わえんかったらもったいない」と言って、今日はお酒を飲みませんでした。
 次は、いつ帰ってきますか。 楽しみにしています。

                                                   母より
 ------------------------------------------------------------------------------


「晩酌を欠かしたことがない父が、お酒を飲まなかったなんて。」 自分が伝えた言葉が、父の心をどんなにか幸せな気持ちで満たしたのであろう。 A子の目からは、またもや涙があふれていた。


「どうした? 泣いてるのか?」 風呂から出てきた夫が聞いてきた。  A子は、その日起きたことをすべて話した。 朝、B氏に電話をかけたこと。 午前中は、父への恨みつらみを紙に書きなぐったこと。


午後、父に電話して和解したこと。 「そうか、お父さんも泣いてはったか。」 夫も、目に涙を浮かべながら聞いてくれた。 そして、息子がいじめっ子から謝られたこと。 「ふーん、不思議なこともあるもんやな。 Bさんのやり方は、俺にはよくわからんけど、おまえも楽になったみたいでよかったな。」


続けてA子は、泣きながら夫に謝った。 そして夫も、泣きながら聞いたのだった。


次の日、A子はB氏に報告して、心からのお礼を伝えた。 朝一番で夫からも電話を入れていたようだ。


B氏 「ご主人からも電話もらいました。お役に立てて何よりです。 あなたの勇気と行動力を尊敬します。 さて、これからが大切です。 毎日、お父さまとご主人と息子さんに対して、心の中で『ありがとうございます』という言葉を100回ずつ唱える時間を持って下さい。」


その日の夕方のことである。

「ただいま!」元気な声で息子が帰って来た。 「お母さん、聞いて! 今日ね、友達から野球に誘われたんだ! 今から行ってくるから!」


息子はグローブを持って飛び出していった。


A子の目には、またもや涙がにじんでいた。


声が詰まって、「行ってらっしゃい」の一言が言えなかった


                                           (THE END)




原文はこちら⇒「 鏡の法則 」 人生のどんな問題も解決する知恵 野口 嘉則


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ちなみに、父親との関係が長年うまくいってなかったという友人がこの手法を実際に試してみたところ「ずっと引っかかっていたわだかまりが嘘のように溶けた!」と大喜びしてました☆

一般公募で集まった脱原発のポスターだそうです。

嬉しいことに基本、印刷・ダウンロードは自由みたいなので、

これ持ってデモに参加するもよし、人目のつく所に貼るもよし、HPに貼るもよし!!

あなたならどう使います???




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他にも素敵なデザインのポスターが沢山投稿されてるので是非見てみてください。
http://nonukeart.org/


福島原発事故「20ミリシーベルト」署名第2弾

子ども「20ミリシーベルト」基準の即時撤回および被ばく量の最小化のための措置を求める緊急要請


>署名はこちら から
>要請のPDFバージョンはこちら



私たちは、福島の子ども達を放射能から守るために、日本政府に対し以下を要請します。
  1. 4月19日に文科省が示した学校等の校舎・校庭等の「20ミリシーベルト基準」の即時撤回および現行の1ミリシーベルト基準の維持(注1)
  2. 子どもの被ばく量を最小化するためのあらゆる措置を政府の責任で実施すること。また、自治体や市民団体、個々の市民自らが被ばく量を低減させるために実施する、除染・自主避難・疎開などの自主的な取り組みが円滑に進むよう、最大限の支援を行うこと
  3. 内部被ばくを考慮に入れること
  4. 屋外で3.8マイクロシーベルト/時以下になったとしても、モニタリングを継続すること(注2)


【背景】
4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、福島県教育委員会や関係機関に通知しました。この年20ミリシーベルトは、屋外で3.8マイクロシーベルト/時に相当すると政府は示しています。これは以下の点で、極めて憂慮すべき基準です。

3.8マイクロシーベルト/時は、労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)の約6倍に相当する線量である
20ミリシーベルト/年はドイツの原発労働者に適用される最大線量に相当する
原発労働などによって白血病を発症した場合の労災認定基準は、5ミリシーベルト×従事年数である
(注3)。実際に白血病の労災認定を受けているケースで、20ミリシーベルト/年を下回るケースもある。
本基準は、子どもの感受性の強さや内部被ばくを考慮に入れていない
本基準により、子どもの被ばく量を低減するための取り組みをやめてしまった学校も多い
3.8マイクロシーベルトを下回った小中学校・幼稚園・保育園・公園におけるモニタリングが行われなくなった

【高まる撤回を求める声】
20ミリシーベルト撤回を求める要請第1弾では、61か国から1,074団体および53,193人の電子署名が集まり、5月2日に日本政府に提出されました。日本国内外の怒りの声が結集した結果を生みました。また、海外の専門家からも多くの憂慮の声があげられています。

>海外からの憂慮の声は
こちら (PDFファイル)

【政府交渉で明らかになったこと】
20ミリシーベルト撤回に向けて、5月2日に行われた政府交渉では、政府側からは下記の発言が飛び出しました。すでに「20ミリ」の根拠は完全に崩れています。

・原子力安全委員会は、「20ミリシーベルト」は基準として認めていないと発言。また、安全委員会の委員全員および決定過程にかかわった専門家の中で、この20ミリシーベルトを安全とした専門家はいなかったと述べた。

・原子力安全委員会が4月19日に示した「助言」(20ミリシーベルトは「差し支えない」)は、助言要請から2時間で決定されたが、決定過程においては、正式な委員会も開催されず、議事録も作成されなかった

・原子力安全委員会は子どもの感受性の高さに鑑み、大人と区別する必要があると発言したが、それに対し、文科省は区別する必要はないと発言した
(注4)

・厚生労働省は、放射線管理区域(0.6マイクロシーベルト/時以上)で子どもを遊ばせてはならないと発言したものの、放射線管理区域と同じレベルの環境で子どもを遊ばせることの是非については回答しなかった。

原子力安全委員会は内部被ばくを重視するべきだと回答しているが、文科省はシミュレーションで内部被ばくは無視できると結論した
(注5)。しかしこのシミュレーションの根拠は、示されていない。

以上のことから、私たちは、改めて、20ミリシーベルトの撤回とともに、子どもの被ばく量を最小化するためのあらゆる措置を行うことを要請します。

以上


呼びかけ団体:グリーン・アクション、グリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、国際環境NGO FoE Japan

(注1)現状、超えている場所については、あらゆる手段を使って、低減に努めるべきである。

(注2)福島市防災情報サービス「屋外活動制限対象小学校等の環境放射線測定結果」および平成23年5月1日付「福島県環境放射線再モニタリング調査結果について」によれば、2度連続して基準を下回った学校等では計測が中止されている。これは、「3.8マイクロシーベルトを下回ればよいということではなく、モニタリングにより、状況を把握していく」とした5月2日文部科学省・原子力安全委員会の答弁と完全に矛盾する。

(注3)労働省労働基準局(基発810号)「電離放射線に係る疾病の業務上外の認定基準について」。被ばく量の「相当量」について、解説の第2の5番で、白血病の場合は0.5レム(=5ミリシーベルト)×従事した年数としている。

(注4)文科省は、この理由としてICRPも区別していないとしたが、実際は、ICRPのPub.36「科学の授業における電離放射線に対する防護」(1983年)では、18才以下の生徒が実験などで被曝する可能性がある場合を想定して、一般人の被ばく限度の10分の1にすることを勧告している。

(注5)両者とも食物による被ばくは考慮していない。

※本要請への署名は20ミリシーベルト基準が撤回されるまで当面継続し、文部科学省、厚生労働省、原子力安全委員会、原子力災害対策本部、その他対政府交渉などの機会に提出させていただきます。

※署名に参加されるとともに、地元選出の国会議員に対して、本要請に対して連名し、国民とともに「20ミリシーベルト」「子どもの被ばく最小化」を求めていくよう、働きかけをお願いします。

>署名はこちら から
>要請のPDFバージョンはこちら

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6.11 脱原発100万人アクション <http://nonukes.jp/wordpress/ >

がついに動き出しました。


日本国内各地、世界各国で連帯していっせいに声を上げ、

マスコミが無視できないほどの大人数で


「脱原発」


「自然エネルギーへのシフト」


を訴える巨大企画です。


この企画は、東京で大きなデモを主催している3団体を中心に

どの団体がリーダーということも無く、みんなが平場に立って

デモ・パレード・集会を6月11日12日に行おうという企画です。

http://nonukes.jp/wordpress/




********************************************************
呼びかけ

6月11日は、福島原発震災から3ヶ月。
今なお放射能の放出は続いています。
私たちは、人や自然を傷つける電気はいりません。
全国各地域の人々とともに、6月11日に脱原発を求める
100万人アクションを呼びかけます。

6月11日は、声をあげましょう!
********************************************************


◆今こそ脱原発へ!!
----------------------
「呼びかけ」は、この間東京でデモなどのアクションを開始した主要なグループの関係者が話し合いを行い発したものです。4月10日の高円寺デモ、4月24日の代々木公園のパレードと芝公園のデモを行った主催関係者、そして3月11日以降に立ち上がった「脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会」(略称・eシフト、http://e-shift.org/)と「福島事故緊急会議」(略称・緊急会議、http://2011shinsai.info/node/125 )の関係者です。

「呼びかけ」に「呼びかけ団体」を連記せず、シンプルな「呼びかけ」に多くの団体が賛同するという形で広げることにしました。「脱原発」の一点で大きなアクションを実現しようと言う趣旨です。

また、福島原発事故は日本だけの問題ではなく、世界も注目していると考え、広く世界の各国にもアクションを呼びかけ、100万人アクションとすることにしました。すでにフランスでは6・11デモの準備を開始しています。

多くのみなさんが、この呼びかけに賛同し、6月11日に全国・全世界で街に出て声をあげるアクションを期待しています。

【補記】
■基本的にデモやパレードを呼びかけていますが、講演会、上映会など多彩なアクション・イベントも歓迎です。
■6・11脱原発100万人アクションとしていますが、6月11日の前後、たとえば6月12日の日曜日のアクション企画でもかまいません。
-------------------
賛同一覧
(賛同個人は準備中、今後は都道府県別に表示の予定)
<順不同>
脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会(eシフト)(東京)福島原発事故緊急会議(東京)
国際環境NGO FoE Japan(東京)環境エネルギー政策研究所(ISEP)(東京)原子力資料情報室(CNIC)(東京)
たんぽぽ舎(東京)ふぇみん婦人民主クラブ(東京)フクロウの会(福島老朽原発を考える会)(東京)
大地を守る会(千葉)NPO法人日本針路研究所(東京)日本環境法律家連盟(JELF)(東京)
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)(東京)インドネシア民主化支援ネットワーク(東京)
環境市民(東京)特定非営利活動法人APLA(東京)原発廃炉で未来をひらこう会(東京)気候ネットワーク(京都)高木仁三郎市民科学基金(東京)原水爆禁止日本国民会議(原水禁)(東京)水源開発問題全国連絡会(水源連)(東京)グリーンアクション(京都)みどりの未来(東京)自然エネルギー推進市民フォーラム(東京)
市民科学研究室(東京)グリーンピース・ジャパン(東京)協同センター・労働情報オルタモンド(東京)
反安保実行委員会(東京)ルネッサンス研究所(東京・関西)核とミサイル防衛にNO!キャンペーン(東京)
関西合同労組、関西合同労組大阪支部(大阪)憲法を生かす会(東京)さよなら原発みのお市民の会(大阪)
市民のひろば(大阪)環境都市中野をめざす会(東京)グローカル座標塾(東京)国連・憲法問題研究会(東京)
つぶせ!有事法制・川崎市民の会(神奈川)バスストップから基地ストップの会(神奈川県)
ATTAC Japan(東京)コアクションかながわ(神奈川)NPO法人APLA/あぷら(東京)原発ホーキの会(北海道)
さよなら原発★ちがさき(神奈川)憲法9条-世界へ未来へ連絡会(東京)平和の井戸端会議(大阪)
自衛隊を国際災害救助隊にかえようプロジェクト(大阪)大阪ピースミュージックフェスティバル制作委員会(大阪)スピチュアル9条の会(大阪)荒川区職員労働組合(東京)プライバシー・アクション(東京)
あづみの道草あかとんぼの会(長野)原子力行政を問い直す宗教者の会・信州(長野)たまにはTSUKIでも眺めましょ(東京)とめよう原発せたがやネットワーク(東京)非暴力アクションネット(東京)相模川キャンプインシンポジウム(神奈川)自然食品の店「あらいぐま(東京)セッションハウス企画室(東京)
西表の自然を愛する会(沖縄)JR西日本労働組合中国地域本部(広島)時を見つめる会(神奈川)
脱原発の日(福島)BE-IN tokyo(東京)山西省・明らかにする会(東京)反天皇制運動連絡会(東京)
「反改憲」運動通信(東京)長池評議会(東京)JR東海労働組合新幹線地方本部(東京)
KDMLフィルム・ソサイエティ(愛知)原発さよなら四国ネットワーク(愛媛)市民自治井戸端会議(東京)
市民の声・江東(東京)原発震災を考える福山市民の会(広島)たきがしら・希望ネットワーク(神奈川)
徳山ダム建設中止を求める会(岐阜県)平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声(岐阜)
フィリピン情報センター・ナゴヤ(愛知)子や孫に よりましな世を 手渡す会(埼玉)災害時のこころのケアチーム(愛知)平和と人権を考える狭山市民の会(埼玉)公共市民塾(神奈川)福島原発の廃炉を求める有志の会(東京)浜岡原発の運転停止を求める会・ぎふ(岐阜)原発なしで暮らしたい!(鹿児島)「憲法を守る市民の会」(群馬)ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン(東京)長野県有機農業研究会環境部会(長野)
劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク(東京)国際NGO・R水素ネットワーク(東京)
チェルノブイリ子ども基金(東京)9条改憲阻止の会(東京)ピープルズ・プラン研究所(東京)
日の出の森・支える会運営委員会(東京)不戦へのネットワーク(愛知)市民の意見30の会・東京(東京)
原発なしで暮らしたい人々(広島)ノレの会(東京)新しい川崎をつくる市民の会(神奈川)
原発廃炉で未来をひらこう会(神奈川)どなべねっと(広島)原発震災を考える福山市民の会(広島)
脱原発を進める会かながわ(神奈川)NPO法人トージバ(東京)女たちの戦争と平和資料館(wam)(東京)
グローバルピースキャンペーン(海外)農事組合法人鴨川自然王国(千葉)玄米と旬の野菜 MOMONGA(兵庫)
Ruth Roots(東京)自動車産別連絡会議(神奈川)Echo Echanges (ONG)(海外)
(109団体: 2011年5月6日現在)

個人の賛同は、北海道から沖縄、そして海外まで含めて現在352名です。

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個人・団体 賛同フォームは
http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=29

みなさんにお願いです。

1. 賛同団体・賛同個人に加わってください
   http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=29
   より、ネット上で登録できます。

2. 情報の拡散にご協力ください。
   賛同個人・団体は、一人でも多くの人・団体を求めています。
   賛同だけで何万人もの人が集うことになれば、大きな圧力になります。
   口コミで、メールで、お知り合いの方にどんどん広めてください。

   英語版、ドイツ語版、フランス語版の呼びかけも現在作成中です。
   各言語版がHPに掲載されましたら、
   世界各国のお知り合いへも送信して下さい。


3. 重要!
   可能な方は、日本各地でデモ・パレード・集会を企画してください。
   おそらく、各都道府県で取り組みがなされると思いますので、
   自分達の団体で主催しない場合は、近所の企画に参加・協働してください。

   もし企画が決まりましたら、
   アクションをHPに登録してください(準備中、すぐに立ち上がります)
   http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=85
   ご登録いただいたアクションは、ホームページ上に掲載され、
   その後様々な形で宣伝されることとなり、さらに多くの人々の参加へと
   つながります。
   

皆様のご協力をお願いいたします。

浜岡原発の停止が、総理大臣により要請されました。

一刻も早く原子力発電から卒業しましょう。


1万人でダメなら5万人、5万人でダメなら50万人、50万人でもダメなら100万人、それでもダメなら1000万人!!

どうせ「変わらない」と嘆ぐらいなら、どうにか「変える」為のアクションを一緒に起こしましょう!!



~大規模脱原発デモ in 仙台!! 目指せ仙台で1万人規模!!~

http://611sendai.tumblr.com/
みなさん、4月10日に全国各地で大規模な反原発のデモが行われてたのって知ってました??

デモが行われたのは、東京のほか、札幌や富山、鎌倉、名古屋、京都、広島、熊本、沖縄など10カ所だそうです。



東京杉並区の高円寺では、ツイッターなどの呼びかけで集まった若者を中心に約1万5千人が参加。当日は有名ミュージシャンやDJ、アーティスト等も参加し、音楽にのせて思い思いに反原発の思いを訴えた。

このデモはインターネットで中継され、こちらも1万人以上の人が視聴した。中継を見ながら、ツイッター上で「原発反対」と声をあげる人が相次いだ。

参加者の9割近くが20~30歳代の若者。それも「デモは初めて。ネットで知った」という人ばかりで、「もう原発はいらない、何か表現しなければ」という必至の思いにあふれていた。思い思いのプラカードや飾り、衣装、そして強烈な音楽で集会デモはヒートアップした。

多数の若者が一気に登場した高円寺デモは、日本の社会運動でも画期的な出来事。素人の乱の松本哉さんは「何かが始まった。いや、始めなければ日本は滅びる」と記者に語った。また、ユースト中継も1万人以上が視聴した。

東京港区の芝公園では、中部電力の浜岡原子力(静岡県)を即時にとめるよう求める集会が開かれ、約2500人が参加。






集会の後に行われたデモでは、経済産業省や東京電力本店前を通過。参加者は、「活断層の上にある浜岡原発はいますぐとめろ」「原発をとめろ」「放射能をとめろ」「東電はウソをつくな」など、口々に訴えた。

また、福島原発の老朽化を考える会のメンバーは、東京電力本店の前に来ると、「福島をかえせ!」と激しくシュプレヒコールをあげた。


神奈川県・鎌倉では「イマジン 原発のない未来」というパレードが開催され、約400人が参加。参加者には、サーフボードを抱えたサーファーや、ベビーカーを引く母親、子どもたち、若者、地元の人々など が参加した。



「脱原発」「自然エネルギーに変えよう」「NO NUKE」などプラカードを掲げ、楽器を演奏しながら、鎌倉のまちを歩きながら訴えた。呼びかけ人の1人で、鎌倉で先住民族のクラフトショップを経営する柴田信之さんは、今回の行動のきっかけは、高円寺でデモが行なわれると聞いたのが大きいとし、「反原発でなくて、原発が無くても他のアプローチがあると提案していきたい。

普段デモに来ないタイプの人々に参加してもらい。みんなで変えていきたい」と話した。鎌倉で暮らすノアさん(27歳)は、「原発に不安はあるけど、これから産まれる子どもたちにとって、絶望的な状況というのが一番嫌で出来る限りのことをしたい」と話した。



東京電力福島第1原発の事故を受け、北海道電力泊原発(泊村)に反対する市民約250人が3日、札幌市でデモ行進し「泊を止めよう」「原発はいらない」と訴えた。
原発反対派市民グループの代表者らが呼び掛けた。参加者は「原発NO」などのプラカードを掲げ、泊原発の停止やプルサーマル計画の撤回を要求。大通公園周辺を約1時間練り歩いた。

「泊を止めよSHUTT!」の泉かおり代表は「今まで無関心だった人も福島の事故で原発がどんなに恐ろしいか分かったと思う。今私たちにできることは泊を止めることだ」と話した。


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日本でこんな大きなデモが行われたのって最近では殆ど無いですよね?

しかも、どうしてこんな大きなデモだったにも関わらず、TVや新聞で殆ど取り上げられないんでしょうか??デモがあったことすら知らなかった人が全国にどれくらい居るのか気になるところですけど、、、

こういうことからも、マスコミというものは自分達にとって都合の悪いことは決して伝えてこない、という事実が垣間見れますね。ここでいう“自分達”とは、TV、新聞、ラジオなどのマスメディアを背後で動かしているスポンサーや権力者のことです。

東電は、TV局、新聞社、雑誌社などのマスコミ各社にとって大のお得意さんであるがゆえに、東電にとって不利になるような情報は流せないのがらしいです。

タレントの「山本太郎」は、芸能界から干される覚悟で反原発を訴え高円寺のデモにも参加したようですが、芸能界でも反原発を主張すると仕事を干されるそうです。これもその一端ですね。

また、同日の選挙では原発を推進する石原都知事が再選しましたが、東京都が東電の株の3.2%を保有する大株主だってこと知ってましたか?

となると、原発推進派の石原氏が東京都知事になることで、今後もこのようなデモや反原発の動きは確実に封じ込めてくるでしょうし、原発推進に向けた情報のコントロールは引き続き行われると考えられます。

けど、今回の一連の出来事をきっかけに、政治家やメディアが国民の安全を第一優先してくれてるわけでは無いということに相当数の人が気づいたはずです。

日本人は昔から御上のやることには絶対の信頼を置いてきた民族ですが、今となっては本来良かったはずのその風潮が、悪の温床になり下がってしまっているのは否めないと思います。

今まで大事な決断を人任せにしてきてしまった分、これからは一人一人がしっかりと自らの生活や環境全体のことを考えていかなきゃならないようですね。

それと最近では、デモでもブログでもツイッターでも何でも良いから、とにかく私たち一人一人が自分の立ってる場所から意見をあげることが、これからの鍵を握るアクションの一つだとも強く感じています。



インドのガンジーさんもこう言ってるそうです。


「あなたの行う行動が、ほとんど無意味だとしても
それでもあなたは、それをやらなければなりません。
それは世界を変えるためにではなく、
あなたが世界によって変えられないようにするためにです。」




立ち上がれニッポン!!


↓個人的にはデモを推奨したいわけではないんですが、ユニークな手引きサイトを見つけたのでデモに参加する際はご参考に
http://www.scribd.com/doc/52634929/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%83%87%E3%83%A2-PDF-ver-1-1
私たちの一人ひとりの節電努力が、
被災地が必要とするエネルギーを創ります。


2011年3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震による甚大な損害は、私たちがこれまでに経験したことがない災害です。被災地域に暮らしている方々、救助活動や復興活動に尽力されている方々を支援するために、私たちができることのひとつが「節電」です。


未曾有の大地震による、電力施設への被害発生により、私たちの日本は電力が不足しています。特に、被災地域においては、電力の確保は、救援活動や復興活動にとっては極めて重要な問題です。

政府及び東京電力は、3月14日から「計画停電」の実施をアナウンスしています。計画停電は、電力需要が現状の電力供給能力を上回ってしまった場合に実施される手段であり、電力需要を抑制するためには、鉄道、工場、大型商業施設などの社会全体での節電努力、そして、一般家庭での節電努力が必要です。

いま一番大切なことは、まず被災地が必要とするエネルギーを確保することです。そして、そのためには、私たち一人ひとりが「節電」を心掛け、続けていくことが重要です。

電気は、水道やガスの供給にも必要とされるエネルギーであり、被災地での救援活動や復興活動に必要なライフラインの確保のためにも、私たち一人ひとりの節電努力が必要です。

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私たちが生活の中でできる節電  

●外出の際、あるいは、使っていない電気製品のプラグはコンセントから抜きましょう。
 機器によってはプラグを挿し込んでいるだけで、待機電力を消費してしまう場合があります。


●昼間は、なるべく必要最低限の照明で過ごしましょう。

 オフィスでは、昼休みの消灯や、通路のなどの照明の間引きも節電になります。


●暖房機器を必要とするこの季節は、朝の時間帯や18:00~19:00の時間帯が電力消費の
 ピークタイム
となります。電子レンジ、洗濯機、炊飯器などの消費電力の高い機器は、
 ピークタイムをずらして
使用しましょう。


●冷蔵庫にはものを詰め込み過ぎないようにしましょう。

 また、電気炊飯器の保温時間を減らすのも節電に有効です。


●屋内では、温かい格好をして、カーテンを閉める(断熱効果があります)などして、
 エアコンやストーブなどの暖房機器を使う時間を減らしましょう。


●テレビよりもラジオのほうが消費電力が小さくてすみます。


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私たち一人ひとりの節電努力が、被災地が必要とするエネルギーを創り出します。物資援助やボランティアなどの人的支援も必要ですが、被災地側の受け入れ態勢も充分ではない今、私たちが、いまそれぞれの暮らしのなかでできるアクションが「節電」です。


私たちが日々の暮らしのなかで、節電に努力し、続けていくことは、確実に、被災地のチカラになります。 
現在、節電が必要とされているのは、東日本エリア(東京電力、東北電力、及び、北海道電力の管轄内)です。


東日本と西日本では、周波数が異なることから東日本に周波数を変換して送電できる容量に上限があります。このため、東京電力、東北電力、北海道電力の管轄外で節電しても被災地のためにという意味では効果は生まれません。


それでも、電力以外にも燃料が足りないという状況もあり、日本全国で節電・節約していたくことはとても大事なことです。そして、「電力消費量を自分たちの意思で減らすことができる」ことを未来に向けて実証・伝えていくためには大きな役に立つと思います!


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【あなたも節電メッセンジャーになりましょう!】


ご自身の団体で、また、個人でもホームページなどをお持ちの方で、この趣旨に賛同いただける方は、是非、メッセンジャーになっていただけないでしょうか?
電気を大切に使うことで、被災地を励ますことができます。


このメッセージを拡散していただければと思います。メッセージのテキストはフリーでお使いいただけます。ご賛同いただけるのであれば、このメッセージを「コピペ」して使ってください。


http://www.sotokoto.net/setsuden/


自分なりの観点から、信頼できる情報源と「いま出来ること」をまとめてみました。

現在、ありとあらゆる情報が雑多にあふれ過ぎていて、
信頼できる確かな情報を探すにしてもかなり難しい状況になってるかと思います。

しかも善意による情報だけでなく、悪意によるコントロールの為の情報もだいぶ混在しているように見受けられます。

様々な情報が交錯し、一体なにを信じていいのか分からなくなっている今、利害の絡んでいないニュートラルな情報源と繋がることは、今後の在り方を考えるうえでとても大切なことだと思います。

現状を正しく把握したうえで、今私たちに出来ることと、これからの社会に望む方向をみんなで模索していければと思います。

今回の出来事は、誰のせいでもなく私たち一人一人がこれまでに積み重ねてきたことの結果。今はそう捉えることを求められている気がしてならないです。

全ての業を肩代わりしてくれる救世主が現れてくれない以上、どうやら私たち一人一人が小さな救世主として立ち上がるしか道はないように思います。

探してみると、節電や寄付以外にも「私達にいま出来ること」はまだ結構ありそうです。

世界中に小さな救世主がたくさん現れますように(祈)



●原発について知る

~よくわかる原子力~※キッズ向けページあり~
http://www.nuketext.org/suishin.html


~3月13日 田中優 原子力発電の現状~
http://www.youtube.com/watch?v=HnfC1G8VJ3E
http://www.youtube.com/watch?v=otYhPp0t2W4
http://www.youtube.com/watch?v=quzVu1UY2ts
http://www.youtube.com/watch?v=TK-CxbAbtHo
http://www.youtube.com/watch?v=s3-YeDFcelQ


~田中優×小林武史 緊急会議 「今だからこそできる話がある」 ~
http://www.eco-reso.jp/feature/cat1593/20110318_4983.php


~3月17日 田中優 ‪原子力発電の現状‬ 講演会in大阪 ~
http://www.ustream.tv/recorded/13373990


~日本復興支援イベント~『Re:Birth JAPAN!!』~
現状を正しく知れば、必ず可能性が見えてくる。未来をみんなで築いていこう!!
http://ameblo.jp/shinentai/


~「僕ら子どもや生き物が安心して暮らせるような未来を考えてください」12歳の少年の当事者意識~
鷲野天音@アースディ瀬戸内2010




●空気/水道/雨に含まれる放射能濃度を把握する

~全国の放射能濃度一覧~
http://atmc.jp/

~ドイツ気象局発表の放射能拡散予測~
http://www.dwd.de/




●代替エネルギーに目を向ける

~環境エネルギー政策研究所~
http://www.isep.or.jp/


~波力発電~
http://www.haryokuhatsuden.com/


~洋上風力発電~
http://www.esst.kyushu-u.ac.jp/~cer/kkk.html


~麻類作物研究センター~
http://www.hemp-revo.net/


~農地再生・エネルギー創出による地域活性化を目指して~
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/pg156.html




●ボランティア団体へ募金をする

~イーココロ 東北関東大震災への緊急支援のお願い(募金・寄付) ~
http://www.ekokoro.jp/urgency/urg-15.html


~クリック募金 クリックで東北関東大震災への緊急支援活動に寄付できます~
http://www.clickbokin.ekokoro.jp/139.html




●被災地へ救援物資を送る

~日本ユニバ震災チーム~
http://www.npo-uniken.org/shinsai_busshi.html


~東京都福祉保健局~
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/joho/soshiki/shidou/shidou/oshirase/kyuuenbusshi/index.html


~モンベル アウトドア義援隊~
http://about.montbell.jp/social/support/od_gientai/


~友情のライブラリープロジェクト~
http://www.knk.or.jp/act/JPN/news/110328.html


~災害メッセンジャー~
http://saigaimessenger.info/


~人と人を結ぶ義援米「絆」プロジェクト~
http://www.rakuten.ne.jp/gold/gihee/kizuna/?scid=af_ich_link_urltxt_pc




●被災地へメッセージを送る

Club World Peace Japan~
http://www.clubwpj.com/


~MAMLOG~
http://mamlog.com/save/ouen-message


~cocoloni small pray project~

https://fortune.zappallas.com/smallpray/


~糸色~
http://www.emimusic.jp/itoshiki/




●ボランティアに参加する

~NPO法人 MAKE THE HEAVEN 「め組JAPAN」~
http://maketheheaven.com/megumijapan/


~みんなでつくる復興支援プラットフォーム~
http://www.sinsai.info/ushahidi/


Club World Peace Japan~
http://www.clubwpj.com/


~J-WAVE Heart to Heart~
http://www.j-wave.co.jp/blog/hearttoheart/2011/03/post_47.html




●署名運動に参加する

STOP原発!SAVE福島!~
http://www.shomei.tv/project-1730.html


~浜松原発反対署名フォーム~
http://www.plumfield9905.jp/hamaoka/form/form.php


~上関原発反対!あなたの声を届けよう! ~
http://www.antinuke.net/kaminoseki/


~東北地方太平洋沖地震に関する意見等~
https://www2.pref.shizuoka.jp/all/ikenteigen.nsf/touroku


~オンライン署名「枝野さん、安全な電気がほしいです~
http://www.greenpeace.org/japan/ja/form/edano3/


~内閣府原子力委員会「国民の皆様からのご意見募集」~
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/tyoki/tyoki_oubo.htm




●避難者の受け入れを申し出る

~被災者と受け入れホストのかけ橋に sos-host~
http://sos-host.com/


~非難情報・受入情報交換掲示板~
http://8219.teacup.com/tokaiama/bbs


~被災地のママと受け入れママをつなぐサイト~
http://www.mamatomama.info/




●選挙に役立てる

~でんきをえらぶ 選挙でえらぶ~
http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/citizen/election/


~候補者のエネルギー政策を知りたい有権者の会~
http://energy-policy.net/




一人一人は小さな力だけど、みんなでやれば大きな力!!


BE THE CHANGE THAT YOU WISH TO SEE IN THE WORLD


世界を変えたければ、まずはあなたが変化そのものになりなさい

マハトマガンジーの言葉より





今回は「きくち ゆみ」さんのブログで紹介されていた、13歳のアイドル「藤波 心」さんのメッセージを紹介させてもらいます。

http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html

彼女のような濁りのない純粋な心を持った若い世代の子達のほうが、よけいな知識や理屈に翻弄されてる大人達よりも、遥かに問題の本質をストレートにとらえられている気がします。

自分の歳の半分もいかない若い子が、アイドルという立場でありながら批判を恐れずここまで本音を語ってくれてるんだから、私たち大人世代の人間がいつまでも傍観者のままではいけないと強く感じました。

今本当に必要なのは、他人を批判したり発言の是非を言い争うことではないと思います。それよりも今回の教訓を、これからの未来にどう役立てるか?という方に注力したほうが、よっぽど建設的ではないでしょうか?

ドイツ、イタリア、スイス等の欧米諸国では、既に今回の日本での事故をきっかけに、脱原発に向けての大規模な運動が始まってます。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011032700006

今までの便利な生活・経済活動をキープしたいが為に、原発の存在を正当化させたくなる気持ちもよく分かります。

でも、だからといって本当に本当に、目先の利益と引き換えに、地球そのものを滅ぼすほどのリスクを何世代も先まで背負う必要があるでしょうか?

少なくとも私はそんなリスクは負いたくありません。ましてや自分の子供や孫の世代の子達にはなおさら背負わせたくはありません。これは親であれば誰しも想うことだと思います。

彼女のようなメッセージは出来るだけ多くの人の目に触れて欲しいので、失礼を承知で一部転載させてもらいます。


↓以下ブログより抜粋↓

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汚染が広がっているようですねしょぼん


原発で懸命に冷却作業にあたっているみなさん、


被災者のみなさん、


折角育ててきた野菜を捨てなければならなくなった農家のみなさん・・・


テレビで見ていて、それぞれ本当に大変な状況だなと思います。


そして、今日に入って、都内の水道水にも放射性物質が・・・・。



一体汚染はどこまで広がるのでしょうか。




そして、いつまで続くのでしょうか・・・。




テレビでは、やたらと「安全性」ばかり強調しています。



「風評被害」に惑わされないで、


「冷静」に対応してと・・・。




汚染された野菜を食べ続けても安心です・・・。


汚染された水を飲み続けても安心です・・・。




個別の数値は低くても、


ただちに健康を害することはない? 量だったとしても、



微量とはいえ空気中の放射性物質を吸い続け、


微量とはいえ、汚染された野菜を食べ続け、


微量とはいえ、汚染された水を採り続ければ・・・


微量+微量+微量 


イコール→ はてなマークはてなマーク




しかも、そういう生活が1週間続くのか、


1カ月なのか、


1年なのか・・・・


3年なのか・・・



計算私あまり得意じゃないけど・・・・( ̄_ ̄ i)



影響があることくらい、


バカな厨房2年の私でも分かるのに!!




テレビは「冷静に対応してください」


しか言わない。



あまりにも大丈夫すぎて、心配・・・・。




挙句の果てには、


ラドン温泉などもあるように、少量の放射線なら体に良い?(笑)


とか、


「想定外」の


1000年に一度の大津波に、これだけ原発は耐えたのだから、


やはり日本の原発はすばらしい・・・???



とか、意味不明の原発絶賛???


訳の分からないコメントを言う専門家とかww



想定外だった、想定外だったって


みんな口をそろえて言うけど、


原発は、事故った時 甚大な被害がでるから、


「想定外」はあってはならないと思うんですケド…


私言ってること間違ってますかね・・・。





しかも、最近は、原発の危険性を言う人は、


危険をあおっていると、世の中は叩く傾向にあるようで、


これは何かおかしい流れだと思うのは私だけでしょうか??



風評被害を辞書で調べてみました。


→風評被害(ふうひょうひがい)とは、

災害、事故及び不適切又は虚偽の報道などの結果、

生産物の品質やサービスの低下を懸念して消費が減退し、

本来は直接関係のないほかの業者・従事者までが損害を受けること・・・。



実際は大したことないのに、

大げさに報道する・・・ガーン


→風評被害を生む報道




実際は大変深刻なのに、

大丈夫なように軽く報道する・・・ガーン



→ これは何て言うんですか???





私は冷静ですよ・・・。


危険をあおっているわけでもありません。




テレビはこんだけ安全・大丈夫って言い続けているので


そのうち、


「放射能を跳ね返す!! スーパー健康法」


とか


「放射能にも負けない!! 体質改善・げんき体力づくり」


特集とかやりだすんじゃないでスカ???・・・( ̄ー ̄;



そんなの、いくら頑張っても


跳ね返したり、勝ったり出来ませんから。


なんてったって、相手は放射能ですからね。





今の現状、私が思うのは・・・


テレビが言う、安全・大丈夫ではなく、


やっぱり「危険」なのだとおもいます。



どーんと爆発したり、急に明日何万人何十万人が


死ぬということはないかもしれないけど、


5年、10年の歳月を経て、じわじわ私たちを蝕むとおもいます。




原発のリスクとリターンを考えたら、


あきらかに、リスクが高すぎる。



原発のデメリットに比べたら火力や水力のデメリットなんて可愛いもんだと思う。



でも、日本ではいまだに、原発見直しの声はそれほど上がってこない。


むしろ、よく聞かれるのは「原発はやっぱり必要」という声。


おとなしい国民性なんでしょうか・・・。


それとも・・・・。

前回の記事で、私が原発について否定的なことを書いたら、


コメント・メールだけでなく、


事務所にまで抗議・意見のメールがきました・・・・。


どんだけ、原発をかばうんだよぉ。

どんだけ、日本て、平和なんだよぉ。


どんだけ、日本て、良い人(人が良い)が多いんだよぉ・・・。



まだ自分自身が被害に遭ってなくて、


直接危険が迫ってないから

そんなことが言えるのかな??



私なんて、ズルイ性格だから、


こんな現状を見ると、


もう、これっぽっちも信用できないけど・・・。




じゃあ、原発廃止したら、足らない分の電力は


どうするんだ!!って、言うけど、


それの答えは簡単。



今の原子力に頼らない電力の生活に


社会全体のシステムを変えればいいのです。


変えれますよ。


電力を絞れば、変わらざる得なくなる・・・。


初めは不便でも、やがて人間はそれに順応していく。

そんなことで、経済が落ち込んだりしても、


生活水準が下がっても、全然OK!!



原子力の事故で世の中がごちゃごちゃになるより


はるかに、リーズナブルで経済的。(*゚ー゚*)





私の家の近くに、数年前、大きな病院が出来たんです。


駐車場少なくて、いつも満車だったので、


駐車場の「混雑解消」のために、


更に、駐車場増やしたんですよ。



そしたら、どうなったとおもいますか???



駐車場不足が解消したのは


ほんの数カ月だけで、


駐車場が増えたら、


その分、みんな車で来る人の数が増えた!!




結局、駐車場増やしたのに、


駐車場不足は


今も、全然解消されていない。





電力もこれと似ていると思う。



ただ単に、容量増やせば、良いんじゃない。



人間の欲望ははてしないから。





サンドウィッチマン 伊達さんのブログに、


「テレビのインタビューの中で、東北の被災者のために、節電してますっていう人がいたけど、


まったくの大間違い。福島原発で作られる電力は全て首都圏に送られています。」


という事が書かれていました。


なんで、東京の電源を遠く離れた福島県につくるのか???


東京という大都会の電力を支えるために、犠牲になった福島県・・・。


住み慣れたふるさとを、


先祖代々受け継いだ、家や田畑や牧場を、放射能で汚されて、


福島県のみなさん本当にかわいそうだと思います。



これだけの状態になって、


それでも、原子力が必要だって言ってる人は、



失礼かもしれないけど、ある意味


もう、麻薬中毒みたいなもんだと思う。



あと、自分の意見だと思い込んでいるだけで、


実は、原子力は世の中に必要なんだという


だれかのPR 刷り込みだということを


気がついてないんじゃない?



よく麻薬中毒だった人が、インタビューとかで、


少量の麻薬なら、自分の仕事の効率上げるためには


必要悪なんだみたいな風に、自分に言い訳していた・・・。


とか言ってたの思い出します。



自分がどんどん蝕まれているのに


まったく気がつかない・・・。



いや、気づいているんだけど、やめられない。


薬やり始めた以上、


やめたら、


禁断症状でて、


もう、後には戻れないwwみたいなww




しょーもない、B級アイドルの私が


偉そうなこと言えた立場ではないことは、


よくわかってる。



電力関係・原発推進関係に携わっている人も多いから、


アイドルとしての立場の私は、賛成か反対かは


あまり明確にしない方が、本当は良いのかも知れない。



ラブ&ピース がんばろう日本!


みたいなことだけ言ってた方が、


アイドルとしては活動しやすいのかもしれない。



こういうこと書くと、ファン減るかもね。



でも、減ってもいいや。べーっだ!



私は中途半端なことは言いたくない。



人にどう言われようが、叩かれようが、


はっきりと、自分はこう思っているんだって


言うことを言いたい。



その結果、ファンが減っても、


私は仕方ないと思ってます。




原子力


それはまさにパンドラの箱です。


檻から解き放たれた 猛獣・・・。


いつ襲いかかるか分からない猛獣と


同居出来るほど 私は神経太くない・・・。


あなたはそれでも、


便利と引き換えに


これからも、


パンドラの箱を開きつづけますか???


今、日本は、色んな面で


考え直さないといけない時に来てるんじゃないですか?



私には、福島原発の煙が、


不謹慎かもしれませんが、


そんなパンドラの箱を開けてしまった私たちを死滅させる


巨大なバルサンか、ゴキジェットに見えます…。



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※他にも鋭いメッセージを発信してるのでぜひお目通しを↓

http://ameblo.jp/cocoro2008/entry-10839026826.html