いくら同じ出身校だからと言って。 | あっちんのブログ

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皆様こんばんは。

 

今のようにSNSが出てくる前は、同じ出身校というだけで会話が盛り上がるのはもちろんのこと、ビジネスのシーンであれば、その入り口にあたる就職活動で優遇されたり、商談が円滑に進んだりすることがあると言われたりしたものでした。実際学生の頃、そう教わりました。

 

SNSが当たり前となった現代においては、同じ出身校というのはつながるきっかけにはなるかもしれませんが、その先の進展があるかどうかは何とも言えません。実際僕もSNSをやっていて、出身校が同じという理由でつながった方もそれなりにいましたが、離れて行った方もかなりいました。他にも交流会などの場面で、「同じ出身校ですね。」と話題に振っても、「だから何?」と相手にされなかったこともありました。

 

僕はかなり前に、同窓会に行くことがないのはもちろんのこと、卒業生同士の交流会に参加することはないと書いたことがあったのですが、その最大の理由というのは、そういう場所って結局「出身校が同じ」という共通の話題があるだけのことであって、仕事自慢をしたり、出会いを求めたりというのが真の目的になってしまうんですよね。僕は決して過去を否定するつもりはありませんが、僕はよほど信頼関係のある同級生ないしは先輩・後輩としか交流はしたくない、というのが本音です。

 

僕はSNSを始めたばかりの頃、友達を増やそうと思って、同じ出身校の方には積極的にアプローチをかけていました。僕が立ち上げたグループやコミュニティに参加申請があろうものなら、真っ先に承認→友達申請までしていました。

 

しかしそうした軽はずみな行為が仇となってしまったこともありました。例えばJALの会を立ち上げ、人が多く集まってきた際には、「同じ出身校」という理由で、好き放題やりたい放題やって会を荒らす輩が現れたり、それが高じて閉鎖の危機に陥ると、やはり今度は別の「同じ出身校」を名乗る人物が急にしゃしゃり出てきたり、という現象が起きました。そういう人間が同じ出身校にいること自体、とても恥ずかしいことですが、残念ながらそれも現実なのだろうと思いました。

 

このほか当方の音楽好きが高じ、一時期後輩にあたるシンガーソングライターの方と親しくなったことがありました。やはり後輩だし売れてほしいという想いから、積極的に応援もしていたのに、音楽活動をやめたとたん、手のひらを返したように態度が変わり、挙句の果てにはブロックされてしまいました。その元シンガーソングライターの方は現在は大胆に経歴詐称して、活動していると人づてに聞きました。

 

それをきっかけに、僕は出身校が同じ、というのは考え方によっては人を騙したり、利用したりするきっかけにもなりうるのだな、という疑いの目を持つようにしました。たとえ出身校が同じであっても、末永く仲良くできる人というのは、本当に限られているのだろうな、ということも実感しました。

 

僕は今から八年ほど前に、大学時代の仲間の集まりに行ったことがありましたが、昔話はほとんどないに等しく、仕事の自慢大会ばかりで、当時勤め先で窓際族のレッテルを張られていた僕にとってその場は疎外感そのものでした。こういうのもSNSで在学中交流がなかった人とつながってみるのはどうだろう、という興味を持つきっかけになりましたが、結局交流が残ったのは、古くからの交流含め、境遇が似た人に限られてきました。

 

それもどうか、という部分はあるかもしれませんが、やはり同じ出身校だとしても、本当の意味でいい関係でいられるのは、お互いをよく知っていること、時には厳しいことも言える、さらにはどんな状況に陥っても何も変わらない、そういう関係ではないかと思っています。やはりそこは、何も同じ出身校ということではなく、信頼関係他ならないのではないかと考えられます。