自然栽培 第2回散布 | 減農薬のりんご栽培

減農薬のりんご栽培

(木村秋則氏の自然栽培に近づくために)

5月6日


自然栽培 1反歩


水  500L

食酢  900cc   600倍希釈 (0.17%)



毛虫が孵化して葉を食害し初めています。

開花受粉した後の落花期に、これだけ食害が多いのは昨年マイマイ蛾が大発生した年よりも遥かに進んでいますので、1週間早い害虫の活動です。

開花は4月25日頃から満開となり、昨年よりも4-5日早かったです。
遅霜はなく、スムーズに満開・受粉、ミツバチの活動も十分でした。

散布して枝葉を洗っていますと、5ミリほどの黒い毛虫が糸をだしてぶら下がって
降りてきます。
10匹ほどそうしたものを見ました。

初回は300L 1時間で終了しました。
今回は葉が伸びて着果していますので、枝、葉、幹、蛾の幼虫を意識しながら表と裏から散布というように、時間と神経を使いましたので、500L 2時間 かかりました。

葉は更に進展して大きくなりますので、次回は600L 2時間強かかると思います。

今日は早朝4時に起き、慣行栽培園をスプレヤーで1000L x 2回 補給散布し終わったのが6時半、そこから機材を変えて食酢手散布を7時半~9時半 で終了しました。

片付けを終えると10時・・・・そして入浴&朝食です。

良い天気で無風でしたから、余計な気遣いは不要でしたので疲れはほとんどありません。



慣行栽培 4反歩半   第一回散布


殺菌剤  チオノック「 (チウラム)
殺虫剤  バイオマックス DF (BT剤)  農薬カウントはされません。

カルシウム剤  セルバイン (カルシウム補給と実のコーティング)

展着剤  グラミンS



http://www.kyoyu-agri.co.jp/prod/category/20899.html


落下期の散布としてはやや早いのですが、毛虫の食害が進んでいますので、BT剤の効き目
がある孵化直後の今ということで、周囲の園の散布と同じタイミングとしました。

まだ活動しているミツバチに影響のない、生物薬のBT剤 バイオマックスDF 
(バチルス・チューリンゲシス菌)を慣行栽培の4反歩半に使用しました。

(例年この散布は、殺菌剤のみで殺虫剤は不使用でした。)


画像は、上から順に、 マイマイ蛾の幼虫、葉の食害(穴がたくさん)、黄色い卵はてんとう虫