『未明の砦』太田愛 | 好きなこと日記

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読んだ本の感想など

太田愛さんの新作『未明の砦』を読みました。
期待していた通り、とても読み応えのある内容で、先が気になり一気に読んでしまいました。


太田さんの作品は、どの作品も、力なき者の現実を問題提起しています。
今作は非正規雇用の従業員のお話でした。
これ、実際に起こっている話なら本当に考えさせられます。


たとえ小さな力でも、誰かが声を上げないと何も変わらない。何も始まらない。難しいですね。


「ともとり労組」の4人のキャラも良かったし、文庫のねえさんはカッコ良かった。映画になりそうなお話かも。読んで良かったです!