『汝、星のごとく』を読みました。
『流浪の月』も心に残るいいお話でしたが、今作もとても良かったです。
浮気、ヤングケアラー、借金、自殺など、重い内容なのですが、最後は温かく終わります。
エピローグまで読んで、もう一度プロローグを読み返し、しばらく浸ってしまいました。
――人生は障害物競走に似ている。ひとつクリアしてもまたすぐ次が現れ、クリアしきれないまま死ぬんだろうなあ
――わたしと櫂の物語は、わたしと櫂だけが知っていればいい。ああ、ちがう。わたしの大事な人たちが知っている。それ以上望むことはなにもない。
幸せの形は人それぞれ。周りの声に振り回されず、自分の人生を生きればいい。勇気をもらえました。
今作も表紙が素敵です!