探さないで下さい 12 | AKI 's ミステリー           

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これまでに書きためた作品を紹介します。

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『探さないで下さい』 第1話前話(11)

 

 

「おっ、おおう、久し振り」

 

「あたし、そんな挨拶をしに訪問したわけじゃないのよ。

隣室の山下とアンタ、交友はある?」

 

 尋ねた友里は、オイラの右脇下から室内を覗いた。

 

「あるけど・・・ 、何だ?」

 

「行き先、教えて」

 

 通路から見える範囲の室内に冷ややかな目を向けた友里は、ジャケットの袖をたくり上げた。

 

そういうデザインなのかも知れないが、友里にはゆったりとしたジャケットだ。

 

「部屋にいるだろ? 

部屋から派手な音が聞こえていたが」

 

 オイラは首を突き出し、隣室へ目を向けた。

 

言っている間なしから、先ほどと同じ騒音が聞こえる。

 

「ほら、いるじゃねぇか」

 

「この音は、あたしの連れよ。

山下の部屋を家探ししているの」

 

「家探しだぁ?」

 

 オイラは目玉を飛び出させ、口をぽかんと開けた。

 

 

 

 

 

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