前回の続きのお話です。
さてと、ある日のお話です。
３人が同じページをひらいて、ヘリコプターと、UFOを塗りました。
長女が、末っ子長男に「ヘリコプター好きなの？」
末っ子長男 「うん」
次女 「どうしてヘリコプターが好きなの？」
末っ子長男 「うんとね そらをとべるから」
こんどは、私が質問
「空を飛びたいの？ 空を飛べるのは、他になにがあるの？」
ゆっくりと具体的に質問をしていきます。
お話しながら、塗る。 塗りながら、お話する。
ライトを表現したいけど難しい 次女・・・・・・。
なかなか出来ない次女に、「虹色のライト」を褒める 長女
オレンジで室内の明るさを、際立たせてくれた 長女
濃淡で、ガラスを表現出来ない 末っ子長男は
お姉ちゃん２人に、助けて貰いながら完成させて行く
お米を大きく書きすぎて
なかなか上手に出来ない 末っ子長男に
「お寿司」何が一番好き？と聞くお姉ちゃん２人
聞かれて「いくら」と、目の前に「いくら」があるかのように
ご機嫌に応えるものの・・・・・・
「いくら」が、上手に書けない 末っ子長男
お姉ちゃん２人が「いくら」を描いてくれました。・・・・・・
２番目に好きなのは？ ３番目は？
サーモン マグロ・・・・・・書き加えながら
次女が、お姉ちゃんは、何が一番好き？
長女も、次女に質問
すると、色々な「食べ物」の話が出来てます。
「ラザニア」 だったり
あたたかい「お蕎麦」
「ほうれん草のお浸し」だったり
沢山の料理が、出そろったところで
「パーティー」にしようと・・・・・・
「パーティー」 には、
大きな花瓶に沢山の花を活けました。
ル-ルがあるので、安心してその空間にいられるので
会話も弾みます。
会話が、弾むとお互いの趣味や嗜好に理解が深まります。
この事を、雨の度に暑い夏の日にと繰り返していくうちに
長女の言い方や、柔らかくなって
次女も、自分の気持ちをきちんと言葉に出来るようになりました。
末っ子長男も、感情を短い言葉を使って伝えられるようになりました。
あれから、数年。
長女は、学校代表で東京都のスピーチコンテストに出場して
入賞を果たしました。
次女は、軽度の自閉症が誤診だとさえ思うくらい
言葉での表現が、きちんと出来るようになり、小学校の６年間で
読書感想文で何度も、入賞しました。
末っ子長男は、お喋りで元気で明るい小学３年生です。
怖がりは、まだ直りませんが・・・・・・。
言葉の発達 コミュニケーション能力が高くなることで、文字での表現にも繋がります。
塗り絵は、「アート療法」のプログラムに用いられています。
何を塗りたいか 色選び 選ばなかった色
筆圧 塗った方向 描く姿勢 完成までの時間
その時の会話 目線 色鉛筆の持ち方から、言葉には出来ない
不安 怒り 恐れ 喜び 悲しみ 寂しさ 痛みなどが読み解けます。
塗り絵は、絵に自信がない。
苦手でも気軽に、どなたで出来ます。
私は、「アート療法」への敷居を高く感じて欲しくないので、
あえて「塗り絵セラピー」と、表現しています。
「アート療法」に特化した
「塗り絵セラピーワークブック」を発売しましたので、
お買い求めになられてご家族で、塗ってみて下さい。
勿論、お子様から大人まで楽しめる内容になっています。
塗り絵セラピーワークブック
「わたしの色 それぞれの色」
１冊1,980 円 消費税込み 送料 全国一律 370 円 （3冊まで）
文 企画 構成 rainbow-Trike 赤松 ひさ子
絵 かめいち堂 田島 亮一
お買い求めは
rainbow -Trike（レインボートライク） からお申し込みください。
いつの日か、この本を手にして下さったあなたに
「500色の色えんぴつで楽しむ塗り絵セラピー・ワークショップ」で お会い出来る日を楽しみにしています。
塗り絵セラピスト 赤松 ひさ子