今日はいい経験をしてきたぁ
シアターコクーンでたくさんのものを吸収してきたよぉ
さて、作品の話・・・
アルベール・カミュ作 演出蜷川幸雄
『カリギュラ』
戯曲っていうものはぶっちゃけよくわからん
とくに今回の作品はコレっていうメッセージがあるわけでもなく、
感じ方、見方、解釈の仕方をすべて観客に委ねているような作品だったと思う
それでもやっぱり魅力的なキャストが名を連ね、
それぞれが一生懸命、熱くローマ帝国を生きていた。。。。
時代は違えど、国は違えど、やっぱり同じ人間であるから
小栗旬くんの演じていたカリギュラの気持ちも共感できる部分があったりして、
カリギュラの周りを囲むキャストとのそれぞれのやり取り、にも人間臭い部分があったりして
素直に楽しむことが出来た
とにかく主演の小栗くんの役はかなり大変だったとおもう。
前編約3時間半くらいあるんだけど、
常に自分の価値観を守るために演技をしている役で・・・
演技をしている演技をするっていう・・・・
僕だったら・・・・・考えただけでも恐ろしい
けど、演技をして暴君にして見せている中にも本心の揺れとかもちゃんと表現しようと
してた小栗くん。。。。
最初はムラがあって、安定感がないように見えて集中できないくらい疲れてるのかな??と思った・・・
けど、最後に全編見て気持ちの揺れとか、もろさを表現しようとしてたんだってことに気づいたとき、
すべてが繋がって鳥肌がたった。。。そこではじめてカリギュラが生きたように感じた。
純粋に『小栗旬すげぇ』って・・・
ムラがあるなんて思ってすいません。。。
そんな繊細な部分をもっているカリギュラっていう役には感情移入しちゃったし、
いろいろ考えさせられちゃった
ラストで何もかもを失ってしまって、それでも『まだおれは生きてる』
ってセリフを吐かれたときに生きることとはみたいなことを考えさせられた。。。
きっと僕はそうやって思ったけど、ほかのお客さんはまた違う捉え方をしたかもしれない。
きっとそういう作品だったんだと思った
そんな委ねられた作品だったけど、最後はスタンディングオベーションでしたよっ
はじめてカーテンコールで立ち上がって拍手をしてしまった。。。
思ってた以上にいい作品で、想像以上に小栗くんは魅力を持っている役者さんだった。
終わってから、いろんなものを吸収した自分がいた。
けど写真撮ってもらったのは恥ずかしかった・・・笑
そのあと稽古に合流して、カンダ役のホッシーともいいかんぢに絡めてきた
バランスも取れてきたし、なんとかあと10日くらいで最高のものを残せる気がしてきた
稽古のあとに写真を・・・笑
けっこう広い稽古場だった
今、はやくやりたくてしょーがないぼくがいる
今日の『カリギュラ』観劇は確実に何かを変えてくれた
帰宅してから情熱大陸をみたら再び小栗くんのドキュメンタリーが・・・
ぼくも明日からまたがんばるぞー
ちなみに今日はいてるパンツも最近のお気に入りでダイエットブッチャーっていうブランド
ここのもけっこう好きで、このパンツはサイドにボタンがついてて全部外れると前後が分かれて二枚になるんだよ笑
パープル最高