昨日、大学時代の友人と8年ぶりに再会しました。

年末から、互いの家族が感染症にかかり、2回のリスケを経て、

ようやく再会ができました。

 

たとえば、

同じエピソードを思い出した瞬間、

同時に爆笑できる友人が一人でもいる、というのは、

本当に貴重だ。

有難いな。

そのことを強く思った夜でした。

なんなんだろ、

過去の自分は、未熟で他の人のことをきちんと大切にできていたのか、

って不安になることもしばしばなんだが、

「大丈夫だったのかもな」

と思ったりもしました。

 

唯一、卒業旅行を一緒に行った友人で、

その卒業旅行も、その子の実家にお邪魔させてもらったりと、

かなり思い出深い友人です。

 

その友人は富山県の出身で、

夕飯に白子の入った味噌汁が出てきたり、

蟹とか、ホタルイカとか

美味しかったなぁ~・・。しみじみ。

それも、全部近所のスーパーで買ってきた、というものらしく。

こんなにおいしいものをスーパーで買えるんかい。

っていう衝撃もあったな。

 

さてさて、

どなたも興味がない話をさせてもらいますが、

爆笑ポイントを披露させていただきます。

 

それは、

その子のお母さんとの思い出で。

 

卒業旅行の御実家での食卓で、その子のお母さんとワイワイ話している流れで、

たまたま、

白鳥由栄っていう、昭和の脱獄王のTV(多分、アンビリバボーとか)

を見た後で、

「いや、この間見たテレビですごい人がいたんですよ」

とか言って、話したときに、

その子のお母さんが、めちゃくちゃその話をしている私の

話し方とか、話の内容について、

殊の外気に入ってくれて、

「おもしろいわ~、最高だわ~」

って言ってくれて、

 

その人が網走刑務所から脱獄したときの方法が、

食事の味噌汁を飲まずに手錠に味噌汁をかけ続けて、

錆びさせたみたいなのがあって、

その手錠に味噌汁をかける場面を

アンビリバボーのとおりに

「ペッ、ペッって味噌汁かけたんですって!」

って実演したんだけど、

 

そのお母さんからすると

私と言えば「ペッペッ」って交互に手首に味噌汁をかけるジェスチャーをする子、

となっているので、

 

今回も、その子のお母さんの話が出てきた瞬間に、

同時に二人が、

「ペッペッ」

という仕草を同時にしてしまい、

だいぶ爆笑。

そういう瞬間に、自分は幸せだな、って感じる。

 

そのお母さまは、少し認知症になっている状況で、

3秒前のことを忘れてしまわれることもあるそうですが、

今日、私とごはんたべる、って言ったら、

「「ペッペッ」のね。楽しんできてね~。」

って、今回も、喜んで送り出してくれたそうで。

有難いよ。

 

この「ペッペッ」は、単に

22歳の自分がたまたま見たテレビの場面を話したよ、

っていうなんてことない思い出なんだけど、

それを四半世紀程度後に、

こうして思い出して笑い合えるってのは、

本当に大切にしなければいけないことだと、

改めて思いました。

 

これからは、ますます人との出会いを大切にしたい。

そう思いました。