死んでいくとき。 | ◆Ineko(いねこ)のお部屋◆

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あたしは 今春 父を亡くしたけれど。

最期の父は 何を思ったんだろう。

ドラマのように、ハタと目を開け、
最期の言葉を言うなんてこともなく・・
眠ったまま逝ってしまった。

森光子さんも亡くなられました。
病室に「放浪記」の台本を持っておられたとのこと。

「まだまだだ」
「良くなったら また頑張る」

そんな風に思って 眠っていたら、
死を迎えたのだろうか。

それとも その手前で
「あぁ おわりかな」って
そんな風に 思ったりするんだろうか。


身近で 死をもってお別れし 
見送ってみると、
ますます 本当のところはどうなんだろうか
と わからなくもなります。

ただ・・・
父のときもそうだったんだけど。

「とかなんとか まだまだ生きててくれる」
と 周りの者には そんな気持ちがあったので、
よほど お医者さんか誰かに
「もうすぐですよ」
と言われない限り、
そのときが訪れるまで、
見送る側は
死んでしまうということを 
考えないようにしてしまう。


それで、とうとう逝ってしまった現実を見たとき、
あぁ あたしだって いつそうなるか
わからないんだよなぁ なんて 漠然と思った。


誰もが いつ死ぬかを知らない。

どこまでいっても わからない。


「治らない」と宣告されたって、
どんな病気になっても
いつかは・・と覚悟しても
今の次の瞬間かどうかなんて わからないのかもしれない。

だとしたら、
突然やって来るものなのでしょうか。



ひとつだけ・・


「後悔のある人生じゃないように。」
ということしか、準備のしようがないってことかな。



どんな方も いざ亡くなってしまうと
本当に 名残惜しい。



森光子さんの ご冥福をお祈り致します。