あんたたち心が腐ってるわ！

レインボーエンジェルズの

鈴木トシロウです。

（猫が好き過ぎる・ω・）

平安時代に書かれた物語
『虫めづる姫君』。

何歳になっても虫が大好きで、
社会の慣習に反し
貴族のあるべき振る舞いを破る女性の物語です。

「風の谷のナウシカ」のモデルの1人でもあります。

出典

『虫めづる姫君』の内容の一部を

現代語的に紹介すると・・・。

●「自然のままの方がいいじゃん！」と
宮廷女性のステータスである
眉なし＆お歯黒にしませんでした。

●朝から晩まで虫と遊ぶ姫を
周りの人々は気味悪がりますが
「信じられない！あなたたちおかしい！」
と怒鳴りつけて、ぼうぼうの眉で睨みつけました。

●プレイボーイの御曹司に
「ちゃんと化粧をしたらきれいなのにもったいない」
と目をかけられますが、
「私に恥ずかしい部分なんて何もないわ」
と相手にしませんでした。

●「美しく見える時にだけ仲良くするなんて、あんたたち心が腐ってるわ！」

1000年前に書かれた当時はきっと
「もしこんな人いたら面白いよね」
ってニュアンスだったと思いますが、

今の時代になって
楽しく生きるために大事なのは

この姫のような在り方だと感じます。

「美しく見える時にだけ仲良くするなんて、あんたたち心が腐ってるわ！」
というセリフは特に響きました。

美しく見える時も
そうじゃない時も
存在そのものに価値があるのです。

例えば
犬や猫が本当に好きな人は、
ブチャい子でも老いた子でも
「かわいい」って思いますね。

しょんぼり顔のパンチョさんかわいい
たまに見ては声出して笑う

 インスタより

存在そのものが愛おしい。
存在そのものに価値がある。

あなた自身も同じです。

あなたは気の優しい人です。
できるだけ平和に生きたい人です。

それは素晴らしいことです。
でも、それだけではないはず。

誰かにムカつくこともあるでしょう。

「なぜ自分だけが」と
卑屈になることもあるでしょう。

誰かをうらやましいと
思うこともあるでしょう。

後悔してる過去が
あったりもするでしょう。

だけど
〇〇さえなければ
〇〇さえできれば

あなたは価値のある存在になれる
のではありません。

「今まで」と「今」の
全部をひっくるめてあなたです。

それでいい。

「今そのままの私に価値がある」
あなたはここからどこにも行かないのです。

また成長や変化を求めるのは
素晴らしいことですが、

「〇〇できたら私には価値がありますよね？」
と評価されるために求めたら

「私はこんなに我慢してるのに！」って

必ず苦しくなります。

他者の評価を求めて
自分の価値を証明しようとしても・・・

全部ムダです。

なぜなら、
そもそもあなたは
今そのままで価値があるし
今そのままでここに存在していいから。

「やってみたい！」
「変えてみたい！」
って自分のためにやりましょう。

大人だからこそ好奇心が大事。

自分が望んでる変化は、
他者に評価されるためか？
自分のためか？
誰かと自分を比べてないか？

評価される必要がないとしたら
誰かと自分を比べる意味がないとしたら
自分で決めていいとしたら

私はどうしたいのか？
どうしたくないのか？

いつでもチェックしましょうね。

「私に恥ずかしい部分なんて何もないわ！」
と言う『虫めづる姫君』のように