たいした話でもないのですが…。
私は妻に「地図フェチ」と言われているくらいに地図が好きなんです。
思うところがあって、滋賀県の古地図を探していたところ、昭和の頃の地図を見ていて気がついてしまったことがあります。
名神高速道路北側にほぼ1直線上に点在するこの池はなに?
名神高速道路開通以前からの古い池。
断層を調べてみたけれど、このあたりには無い。
地質図を調べてみると、名神高速道路の通る丘陵地帯から琵琶湖に向かって、北北西~南南東に不思議な砂礫がハンバーグのように並んでいてその周辺上部に池ができているっぽいです。
(うまくつたえられない…)
ヒマができたら、土地の成り立ちから学ばないと理由が分からなそうです。
中には、すでに埋め立てられている池もあるようですが、池の埋め立て地は地震の際の難所になるので近いうちに調べ直したいところです。
もう一つ気になったのが、画像の右端の「田上天文台」。
別名「山本天文台」と呼ばれていたそうです。
これは、山本一清さんという滋賀県最初の天文学者さんが住んでいたところで、そこに私費で天文台を作ったようです。
この時代の学者さんというのは、このような方が多いので頭が下がります。
京都の花山天文台の初代天文台長でもあるそうで、日本の天文学の基礎を築いたと言える方のようです。
田上天文台は取り壊す予定があるというところまではたどり着いたのですが、現在はどうなっているのかは分かりません。
グーグルマップで見るとあるようなのですが、調べがつくのはそこまで。
ネットはとても便利で、私はすぐにいろいろなことを検索しますが、そこは行政の義務感と、個人の熱意とも狂気ともとれるような執念でできている側面があると思っています。
すべてが真実とは言えないし、今回のようにネットでは手詰まりになってしまうことも多い。
だから、最終的にはフィールドワークができる人間が強いと私は思っています。
楽しみが増えました。