2024年10月8日(火)
 
この日も、佐賀市内のシアターシエマに向かい、

既に3作品も鑑賞しているので今回は、
 

“Mommy”を観てきました。

 

 

”和歌山毒物カレー事件”を、監督の二村真弘さんが事件を追って生まれた疑念を伝えていく作品でした。

 

初めに、映画に対する録音、録画、撮影禁止を知らせる画面が出てきましたが、それは映画泥棒のようなコミカルなものでなく、強い表現を使った文章でした。

 

全編を観て改めて、この作品はその後配信や放送、ソフト販売などは恐らくされないと考えてしまいました。

 

だからこそ、最後まで真剣に観ることが出来ました。観終わってからの感想を一言でいうなら、検察側の暴走が相当あって、それに裁判所側、メディアも追随したと思わずにはいられませんでした。

 

よく調べてくれたと思います。特にヒ素の鑑定に対しては、当時は最新の技術で一致したとの報道で確信へと一時は導かせて、裁判ではそのままになっているものの、その後に異なる技術を用いた鑑定では決して一致していないと、それぞれの鑑定を主張する学者の言い合いは息を飲みました。

 

足利事件のことを少し思い出しました。

 

佐賀での公開はもうすぐ終えますが、最初に書いた通り今でなければ観れなくなる可能性は相当あると思います。ラストにもそう思わせるシーンがありましたが、その問題が解決していなければ日を見なかったと考えると、穏便に済んだことにも感謝しています。

 

そしてこの日に、検察側が控訴断念して無罪が確定するこの事件を、

 

 
追いかけた映画の上映も決まったようなので、この作品も必ず観に行きたいと思います。
 
最後に、シアターシエマの近くにある佐嘉神社に寄って、

名物の豚まんを食べたかったのですが、
 

この時は休みでした。今度は是非、開いて欲しいと思います。