2024年6月26日(水)
仕事が休みのこの日も、映画を観てきました。タイトルは、
”九十歳。何がめでたい”で、
出かけた映画館は今回初めての、
セントラルシネマ大牟田でした。
何故ここなのか、以前エフコープの宅配で特別鑑賞券の案内があり、
1枚1400円の安さから買ったものの、意外に機会が無いまま有効期限が今月末と迫っていたからで、当日のラインナップからこの作品を選びました。
平日の午前にもかかわらず、2~30名の観客で意外にも盛況でした。
原作を読まずに観たのですが、楽しくも考えさせられた作品でした。
主演の草笛光子さん、90歳ですが背筋も言葉もシッカリしています。最近は黒柳徹子さんも、先月逝去したキダ・タローさんも90歳過ぎて表舞台に出ています。原作の佐藤愛子さんは昨年で100歳になりました。
そしてもう一つ、考えてみていたのが編集者役を演じた唐沢寿明さんで、ある意味、独りよがりの正義感で動いたことが、相手の想いに気付かずにすれ違って孤立していく様を描いていて、特に妻や子との関係については、私にも実は当てはまる点が多いのではないかと、複雑な想いで見ていました。もっとも、全体的にコメディータッチな作品であり、結果的には良かったと思える内容でしたが、私の場合は既に妻を亡くして20年近くも経つので、もしかしたらと思ったところです。
年齢で一括りにしてしまう怖さと、それでも見た目ではとても思えないくらいけど活躍が出来る人たちもいる訳で、老後についてどう向き合うかを考えさせられた作品でした。人それぞれを理解できるよう、これからも精進して生きていきたいです。