日曜は、娘に誘われて映画から夕食という贅沢なコースだった。
映画の選択はすべて娘任せ。
そう、僕の好きな映画は熟知している娘だ。
映画の中身だけではなく、席の指定も、始まる前の時間の潰し方、終わって待ち合わせ。
娘が全部整えてくれて、チケットを渡されるだけ。
僕はジュースの買い方もわからないので、喉が渇いていたので自販機で買って持ち込んだ。
「ジュース飲んだ」と言うと「よく買えたね」と言う。
お見通しだ。
普段、どこへも行かないので浦島太郎状態だから仕方ない。
前回はゴジラだったが、
今回、彼女が僕に選んでくれたのは「コヴェナント 約束の救出」。
米軍が撤退してもなお、今も終わらぬアフガニスタン内戦。
その中で米軍通訳と兵士の友情を描いた感動的で素晴らしい作品だった。
娘は別の映画だ。
終わって買い物をして合流し、いつものもりもり寿司でノドグロやガスエビと、白エビのかき揚げは絶品だ。
そんな北陸の新鮮な魚介を僕がご馳走した。
ある文学賞でエッセイが入賞したからだ。
賞金はまだ来てないし、いくらなのかの発表はない。
でも今年二つ目の入賞で嬉しい。
時間が早かったので、酒は飲まない。だから案外安かった。
買物も楽しかったし、いい日曜だった。