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ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

日本臨床検査技師会 、通称「日臨技」です。

今注目され、病院や衛生研究所、民間の検査センターなどで、必死のパッチでやっている検査が、PCR検査ですが、その技師さんたちの会がこれです。

 

この日臨技の会長が、やはり検査技師で参議院議員の財務大臣政務官 宮島喜文氏です。

どこの報道機関も取り上げませんが、政府中枢に「頭数が足りない」と言われる検査技師さん、それも団体会長がいるんです。

僕も立候補のとき、何度かお目に罹ったことがあります。

温厚な方です。

そして僕の妻と同じ、がん細胞のプロ、細胞検査士でもあります。

 

しかも、もう一人います。

参議院議長の伊達忠一氏

この方は結構TVに出ます。

民間の検査会社(センター)出身です。

 

ですが、お二人とも、このコロナ禍の最中に、国会に居ながら、全く活動が表に出ません。

検査技師さんとPCR検査がこれほど注目され、技師が足りない、機械が足りない、試薬が枯渇する、と言う声が聞こえる中で、まったく鳴りを潜めているようです。

 

今日も関西TVで、夕方、大阪府の吉村知事が出でいるとき、大阪の「中手企業なんたら同友会」とかいう団体の事務局長が「中小企業の社員にPCR検査をしてもらえたら安心して仕事ができる」という、とんでもない発言をしていました

コメンテーターも「大阪では、いったいどんな人を検査しているんでしょうか?」

「検査している人を公表して下さい」とバカな質問を繰り返していました。

彼らの言う検査対対象とは、企業規模や正規非正規、要するに差別されていると言う前提があるのです。

そうではなく、医師が疑いを持った人を検査する。どうしてこれがわからないのでしょうか。

もうアホをとおり越して被害妄想の世界です。

 

僕は思わず「こんな奴らがいるから、医療現場が悲鳴上げるんじゃ!」と叫びました。

PCR検査を何だと思っているのでしょうか?

一人の検査技師が数時間かかって感染のリスクとコンタミ(混同)への恐怖を負いながら、慎重にピペッティング操作をする、しかも高額な検査です。

安心のためにする検査ではありません。

医師の判断の元、兆候や自覚症状があったりする人だけを、救いたい一心からしている検査です。

不安なのに検査をしてもらえないと文句を言うアホまで、吉村君、相手にせんでよろしい!

あんたの不安をなくすすべは、PCR検査やない。

あんたら自身の不安感に付き合う必要はないと思います。

 

お酒のせいで話が飛び飛びになりますが、(笑)

僕の妻を筆頭に、仲人さんご夫婦、そして親友たち数人、みんな検査技師さんです。

でも、PCR検査をできる人は殆どいません。

ガン細胞、微生物、生化学分析のプロ、生理検査のプロ、血液形態検査のプロ、いろんな人がいますが、PCRのプロは、結核菌を相手にしているたった一人だけいます。

十人以上の中で一人だけです。そんなもんです。難しい検査なんです。

 

なのに、全くそれがわかっていない話が、毎日のTVのワイドショーで語られています。

特に、あの元宮崎県知事。

アホ丸出しです。

 

庶民を代表してアホなことを言うオッサンや芸能人に腹立っています。

そんなヤカラはしかたないとしても、

どうして宮島さんや伊達さんは、国民に向かって何の発信もしないのでしょうか。

この日のために、そこにいるのではないですか?

臨床検査を、或いは行政検査の目的と仕組みをきちんと説明したらどうですか。

いま8千件のPCR検査は、あしたすぐに2万件に増やせる検査じゃない!って、あべちゃんに言える立場でしょうが!

 

みなさん、この人たちを次の選挙びますか?

何もしないのは、政権に反するより質(たち)が悪いんです。

 

飲食店を経営しているブロ友さんが、商売はもうや~~~めた、店閉めますという連絡が来た今日、持って行き場のない怒りを感じている穂高です。