3日間 | 伴に歩んで

伴に歩んで

ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

自分の記録のために書き置きます。

面白くありませんので。

 

 

金曜日の朝、9時のオペだったので、5時起きで家事をすまし、7時前には車を飛ばしました。

7時半に病院に着き、妻のストマ設置のオペ前の準備に立ち会いました。

お腹にストマの場所にマジックでマーキングするんです。

そして、こんなことになる予定はなかったので、内科病棟に入院したため、オペ後は病棟を変わると言われました。

あわてて荷物を整理して、車に一時運びました。

 

その間に、妻のオペ前準備はすすみ、バタバタしているうちに、オペ室に向かうことになりました。

それから2時間半後。

僕は、本を読んでいました。

妻は、しっかり意識を持って出てきました。昼前です。

執刀医は、

「癒着もしていたが、閉塞で腐っているというほどでもなかった。ただ、骨盤部は確認できなかったが、腹腔内は播種状態だった。」と言いました。

肺、肝、骨盤部に転移し、手の施しようがなくても、何もしないより、これで食べて飲める。

体力が付く。

何にせよ、命が延びたことは、僕は嬉しいのです。

妻自身は「延びる」だけで苦しい思いをすることは歓迎していませんが。

主治医はもう5年の付き合いですから妻の希望も、嫌なこともわかってくれています。

その上で勧めてくれたことなので、僕たちは信頼しています。

 

夕方まで、「痛い」「しんどい」「辛い」の連発。

寝返りすらままならず苦痛と闘っていました。

お腹には、さんざん嫌がったストマがちょこんと付いていました。

痛み止めを点滴で入れ、ようやく少し落ち着いたので、もう真っ暗の中を帰宅しました。

 

翌朝、土曜日はまた、洗濯やらゴミ出し、風呂掃除をぜんぶ済ませて、娘と10時に病院に行きましたが、昼にはもう歩いてトイレに行ってました。

思いのほか、回復が早かったようです。

そしてまた夕方まで背をさすったり、脚をさすってやったり。

18時に帰宅しました。

朝も昼もろくに食べていませんので、空腹で一気にビールをあおると、酔いが回りました。

これからが、むしろ大変です。

ストマーに慣れるトレーニングが始まります。

 

日曜日は、8:30から町内の清掃でした。

こういうのはきちんと参加します。

早起きして、洗濯機を2度まわし、風呂掃除やらなにやら。

隣人と清掃に参加し、帰宅してフオカッチャとコーヒーで朝食を積ませ、娘に洗い物と掃除を任せ、病院に入ったのが10時。

すぐに「ストマー交換」が始まり、教えてもらいながら初挑戦しました。

でも、今日の妻の体調はまた悪く、終わってからも体のもっていき場がなさそうでした。

午後からは「友人らしき」方が二人、来られました。

このときの話はまた書きます。

 

上半身は看護師さんと本人。

着替えたとき、両足は全部、僕が拭いてやりました。

お尻も拭こうとすると、さすがに恥ずかしがり、自分で拭きました。

僕は何ともないのですが。

夫婦ですから。(笑)

 

16時半。

手を振って病室を出ました。