例えば、アトピー湿疹の方は、皮膚が痒くなる。
掻くと、一時的には気持ちが良いが、皮膚が一層傷ついてアトピーは悪化するだろう。
これがアトピーの苦しみの形態とも言える。
本来、掻く行為は、皮膚についた虫や棘、異物などを除去すると言う明確なメリットがあるために、それが快楽と結びついている。
しかしアトピーの場合は、不幸にもその仕組みがマイナスに働いてしまう。
掻くことによって、アトピーの原因は取り除かれないどころか、より皮膚の深くを浸食する悪循環を形成してしまう。
人生の習慣も、似たところがあると私は思う。自分の習癖で、毎回同じ快楽を得るために常習化している行為がある人がある。それ自体が過剰なレベルで、健康や生活に支障がでるほどならば、それは疾患や障害と言っても良い。
買い物がやめられない、偏った食生活、思考習慣、ポルノ、いろんな悪習慣がある。
これらは、アトピーの人が皮膚を掻かざるを得ないような、改善し難いもの、反応であると私は思う。程度はあるにしても。
それらの根本解決に、少なくともかなり近い場所に、神経の高ぶりを鎮めるという行いがある。
これは、精神を広く、静かに、明るく、そして透明にする作用で、その働きを行使すると、昂りが鎮まる。
もしかしたら、皮膚疾患なども含めて全般的に適用できるのかもしれない。