Rain talk

Rain talk

雨粒の放つ光の言葉たち

貝殻を拾って 君の名前を聞いた
よく学ぶ良い子だと 君のことを言っていた

印をつけて 持って帰って 机の引き出しに 入れておいた
いつか君がその貝殻を手に取って 彼の名前を聞けるように

いつかこの黄金の 夜闇の近い天の息吹が起こす波打ち際
透明の羽を携えて 砂の上に二人並んで 星々の運航の軌跡を読んで

いつの時代に生まれるのが良いとか あの星の都合を聞いた後で考えようとか
とんでもない未来と 五回目の過去と たった一度でよかった母の手と

何度でもよかった君の笑顔を 忘れたくない 忘れたくないのに

星が流れるので 僕らはその光る闇の雫を 貝殻に溜めて

名前に力を与えてから それを魚のおでこに乗せて その夜闇に放流したよ

目覚めたら僕はいつもの白い部屋のベッドの上で 小さな貝殻を握っていた

貝殻は 白い角が波で削れた クリームピンクのかわいらしい形で それは妹のように思えた