この世は過酷な場所なので、闘いがある。
それは通常で、闘わなければ生きてはいけないだろう。
闘うので、大切なものが生まれる。
闘うので、思い出に味がつく。
闘うので、死ぬときに後悔がない。
どのように闘うか、何と闘うか、はあっても、何のためにというのはない。
ただ、生存がそのような形をしているので闘う。
したがって、何のために闘うのか、何のために生きるのか、と問うたところで、すでに敗北は始まっている。
だが、闘いそのものに勝利した場合には、平穏な生活があるだろう。
それは緊張しているわけではないが、弛緩しているのでもなく、適度に張り詰めていて、適度に疲れもあるだろう。
適度にリラックスもあり、適度に会話もあるだろう。仕事量は旺盛かもしれないが、消費するカロリーは比して少ないかもしれない。
要するに勝者というのは、闘いの世界にあってに動じないもののことだと思う。