今日は珍しく何の用事もなかったので、以前から一度行ってみたかった千葉県にあるホキ美術館に行ってきました。
 
 ホキ美術館というのは、日本写実主義絵画の展示で有名な写実主義絵画専門の美術館です。写実主義絵画専門って、初めて聞いた時は珍しい世界だなと思ったものです。
 
 絵画のセンスもろくな知識もない私が言うので、笑って聞いていただきたいのですが、どうも私は印象派絵画が苦手なんですよね。写実的な風景画が好きで、だからホキ美術館にはぜひ一度行ってみたいと思っていたものです。
 
 しかし、私の家からは遠かった。JR千葉駅まで行って、そこから外房線に乗って土気駅で降りて更にバスに乗った先にある。
 
 バスを降りて建物に近づいたところ、住宅街にある小さな最高裁判所かと思いました。
 
 
 館内は一切の撮影禁止なので、エントランスを撮ったのですが、綿雲の勢いが美術館を抱擁するような写真でなんだかこれ自体が写実絵画のような気がしてきました。
 

 
 もっとも感銘を受けたレプリカを購入したので紹介します。私は写実絵画に期待するのは写真のような正確性と紙一重の不正確性というか限界なんですよね。写実性と模倣性が芸術において、どういう意味を有するかは分かりませんが、私的には、少しだけ主観が入った客観というか、ありのままの世界に少しでも作家の視線を同時に感じられる点に魅力を感じるものです。
 

 

 チラシ上部の少女は展示中でも人気のある作品でしたが、写真を撮れなかったのが残念です。この魅力的な少女についての私の感想は、有名な写実主義の画家であるギュスターヴ・クールベの言葉をもって述べたいと思います。

 

    天使は見たことがないから描けない。


 

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