インター校見学当日。

息子と夫と私の3人で訪れました。


幼稚園から高校まである広いキャンパス。
広々とした芝生。
遊具が置かれたエリアがいくつもありました。


息子はかなりはしゃいでいました。


その日は月曜日で、
朝一番に行われる集会のため
全校生徒がホールに集まっていました。


舞台の上にはスクリーンが置かれ、
音楽と映像が流れて、みんなでダンスを踊る。


興奮した息子は舞台に上がったり
(そんなことするのは息子のだけ)
ホールをウロウロしたり。



息子は当時5歳。

7歳の今はそういうことはないのですが、
当時は初めての場所だと
少し興奮してしまう傾向がありました。


保育園や療育センターに
通い始めた時もそうだったのですが、
初日は気持ちが落ち着かないのか、
ウロウロしたり、扉を勝手に開けたり、
周りからの指示が耳に入りづらい。


翌日以降は落ち着いて
指示に従うこともできたのですけど。


でもスタッフさんや先生に
ありのままの息子を見てもらおうと、
あまり息子の行動を止めたりしませんでした。



集会の後は
息子と同い年の子たちの
授業に参加させてもらいました。


その中で音楽の授業があったのですが、
確か両手にバチを持って
先生の指示通りに太鼓を叩く、
というようなものだったと思います。


それを息子は本当にやらなかった。


指示を完全に無視し、
自分のやりたいように叩いていました。


それを見ていてすごく
胸が苦しくなったのを覚えています。


いつか周りに
合わせられるようになるんだろうか…。



みんなで座って先生のお話を聞く、
ということもしませんでした。
広い教室内を興味深そうにウロウロ。


英語が全くわからないというのも
あったかとは思いますが、
それを考慮しても
指示に従わないのが顕著でした。





ランチタイムは広いカフェテリアで。


子供たちは自分で食事を取りに行き、
自分の名前が書かれた紙が
置かれたテーブルの席についていました。


その間、付き添いの先生は
いなかったように思います。


各自で取って、座って、食べて、片付けて。


食事が終われば遊びの時間ということで、
子供たちは広い庭へと飛び出していきました。


トイレも行きたければ自分で行く。



日本の保育園とはだいぶ違うな…
と不安になりました。


日本では食事は座っていれば
全部用意してもらえますからね。


おてて洗いましょー、
トイレ行きましょー、
着替えましょー、って
先生が全部指示してくれます。


でもここはアメリカ系のインター校だし。
どこもこんな感じなのかな?
自由だけど自立しないといけないよね。


それにしても息子と同い年の子たち、
すごくしっかりしているな。



こんな風に不安を感じながらも、
何とかなる、きっと大丈夫と
信じながら学校見学終了です。


不安はあるものの、
実際に発達障害の生徒さんが
通っていた学校だし。


彼は在学中にとても伸びたと聞いているし。
息子もこの学校で成長してくれるはず。


日本人スタッフさんからは
また連絡しますと言われました。




そして翌日。
スタッフさんから電話がかかってきました。


今後の流れなど教えて
もらえるのかな?と思ったものの、
ちょうど外出中で電話に出られず。


それならメールをお送りします、
ということでいただいたメール。


その内容に私は衝撃を受けました。

つづきます。