ということで、中国はこの二つの間違いを当に見抜いたわけですよ。一つは、台湾は中国の領土である。そこを無視してると。けしからんと。もう一つはあの解釈は国連憲章51条に反してるんだと。ということですよね。そういう解釈を日本はしてる。高市さんはやってる。だから、アメリカ抜きでも日本は来れるんだということを言ってる。これをグテーレス国連事務総長とかね、訴えたわけですよ、多分。これ、僕の推測ですよ。中国がね、ここら辺理詰めで行かないわけ無いですから、そうするとグテーレスだって困っちゃうじゃないですか、これ。おそらくね、今そんな状態だと思うし、習近平がずっと世界各国と何かやってるじゃないですか。昨日か?フランスのマクロンとも会談しましたよね。マクロンにも恐らくいってると思いますよ。日本はね、その内ね、孤立しますよ。この問題
望月・ですよね。だから何とか今、トランプのああいう状況があるから、欧州とかアフリカでは、習近平の戦力の見直しが始まってるって感じですよね、どちらかというと。対中戦略って言うのが、少しずつ…欧州も、欧州の軍事同盟っていうか、防衛予算をGDP5%にしろみたいな話をトランプさんが言い始めてから距離を置いてね、各国がGDP5%ってとこまでいけなくても、3%、3.5%とかね、大きくする中で。対アメリカと共闘関係していくという安全保障上の対ロシアを牽制してっていう枠組みが作れなくなってるじゃないですか。だから今、どういう枠組みで国際的な安全保障環境を考えるかって、昔とは大分違ってきてるけど、高市さんは、中国を敵視する。トランプにすり寄る。でもトランプは、この間出てましたけど、米中首脳会談で電話会談して、高市さんに「ちょっと静かにしとけよ」といさめてるわけですから。ハッキリ言って、トランプからもいさめられる立場っていうことですよね。
佐藤・そうだねえ。だから正にトランプはG2体制ですよね。中国とアメリカが世界を支配してるというね、そちらの方に大きく傾いているので。ハッキリ言って高市はものの数じゃないということですよね。高市さんはそのこと、ホンットに井の中の蛙で。それをね、推測できないんだよね。本当に自分の井戸の中だけを見て、自分は偉いんだろうというようなことなんですよ。フランスのマクロンなんかね、習近平を来年のG7に招待しようとしてますからね。そうなった場合ね、日本はとにかく「慎重にしてくれ」とフランスに言ってるんだけど、そんなの聞かないと思うんだよね、多分ねw
「G2体制」=アメリカと中国の二大国が国際秩序を主導するという構想
望月・聞かないと思いますよ。日本が、そうか、そういう枠組みの中で孤立してる
佐藤・そう、孤立してる。で、もっと孤立していきますよ、これ…僕がさっき言った2つの高市さんの間違い。これがね、もっと知れ渡っていきますから、もっと孤立しますよ。そうした場合、高市さんは正に海外の問題で非常に退路に陥っちゃいますよね。プラスこれでね、中国からレアアースの禁輸であるとかね、そんなようなことになったらねえ…ただでさえ、高市さんの経済政策ってねえ、滅茶苦茶じゃないですよ。それプラス、レアアース来なくなったら、日本経済終わりですよ、これ。
望月・そこをやるとかなり戦争状態っていう風に…高市さんのことだから、向かいそうな気がしません?そこは中国はやってきますかねえ?レアアース…
佐藤・やると思いますよ。だって、ハッキリ言って、日本と戦争したって、日本はもう1日か2日で叩きのめすことが出来るでしょう。だって世界第二位の軍事予算ですよ。ミサイルの戦力全然違いますから。圧倒的ですよ。だから日本にミサイル攻撃本当にやればですよ?西日本、沖縄、壊滅しますよ。その後ね、シーレーンっていうかな。日本の周りを封鎖しますから。
シーレーン=通商上・戦略上重要な海上交通路を指し、特に日本のような海洋国家にとっては、エネルギー資源や食料、工業製品の輸送に不可欠な「生命線」です。