裏金関連のヤジで高市総理固まる・・・何故それだけ嫌なのか?元博報堂作家本間龍さんと一月万冊  


https://youtu.be/BM_hBZ6QX7g?si=8gV1Px6gpnZoixy7


2:45国会における自民党の人数が、比較第1党ではあるけれども、国会全体の中では自民党は少数になっちゃってるわけよ。だからヤジが発生しやすい状況になっちゃってるわけ。安倍政権の時なんか思い出して欲しいんだけど、衆議院でも自民党与党だけでも300超えてたわけでしょ。そもそも野党の議員が少ないからね、ヤジが少ないのよ。で、ヤジが出たとしても、応援の方が多いのよ。「そうだ!」「賛成!」とかね。高市多分ね、少数与党の悲哀を感じたと思う。安倍時はそんなことないのよ。だって自民党が圧倒的多数だったから。ヤジなんか出たって、ねじ伏せるくらいの勢いがあったわけよ。だからそれがない。しかも連立与党を組んでいる維新だって、全員が高市に心酔してるわけじゃない。ただの数合わせであって。維新が提唱した政策だって、やるやる言ってるけど、やるやる詐欺に終わる可能性だって十分あるわけでね。だから維新側からもあんまり拍手が起きてないという。拍手が起きるのは自民党議員からしか起きないわけですよ。そうすると、ヤジに対する拍手さえ、当然起きるわけでね。別に僕はヤジが良いと言ってるわけじゃない。ただ、ネットとかで「なんだあのヤジは」「うるさくて聞こえない」とか。確かに品がないっちゃ、品がない。だけど、そういうものを全て法律で禁止するかっていうと、それはそれで問題あるわけですよ。で、格調が高くてまともなこと言ってれば、別にそんなにヤジ飛ばされないんだよ。ところがさ、昨日の高市の所信表明ですごい象徴的だったのが「政治改革がんばっていきます」っていう発言した時にヤジが集中してさ。(野党から)「裏金問題解決していきましょう」って言ったら、高市、発言に詰まっちゃったよね。チクショーみたいな顔しててさ。ああいうタイミングがうまいこと入った奴がパーンと入ると面白いんだけどね。これはこれでさ、どうかと思うけど。


6:00【記事あり】「立民議員、高市への野次を絶賛」


絶賛するほどじゃないんだけど、ヤジなんてねえ、有名なのはイギリスの議会だよね。イギリスの議会もヤジ山のように飛びまくるのよ。今も勿論そうですよ。ヤジ禁止されてないからね。イギリスの場合は与党と野党が真反対に並んでるの。まっすぐ並んでるでしょ?だからもうさ、野次の飛び合い凄まじいのよ。有名なのがさ、第二次大戦の初期にチャーチルがさ、まだナチスに負け続けていた頃は、チャーチルが一人で「がんばる」って言ってもさ、なかなか。それに対してヤジ飛んでたんだよ。要するにフランスが完全に占領された頃なんかもう。イギリス国内与野党内にもヒトラーと講和せよっていうのが非常に多かったんですよ。ヒトラー自身はね、イギリスの本土を攻略するってことまでは本気では考えてはいなかった。それはそれでなかなか大変な作業になるしね。ところが、チャーチル一人が与党の中でも叱咤激励してさ、最後は結局はアメリカの後ろ盾を取り付けることに成功して、名高い演説、「アイツらなんかに絶対屈しないんだ」って言って、その時は与野党両方から総立ちで支持を受けるんだけどね。


高市のアレは政治改革についてはほとんど語ってないわけ。そりゃそうだよね。裏金議員なんだかんだ言って10人ぐらいいろんな所に配置しちゃってるでしょ。閣僚には起用しなかった。閣僚に起用しちゃうと矢面に立って色々言われちゃうから。副大臣であるとか、政務官には7人入れちゃって。それ全部高市の了解を受けてやってるわけで。下の方で勝手に決めてるんじゃねえかと思う人もいるけど、全然違うからね。全部、高市の最終的なOKを下に選んでるわけでさ。これは彼女の意思が働いてるわけよ。その中で国会の野次を食らったわけだ。「裏金問題を解決しましょー!」っていうヤジについて、小西議員がさ、「最高だったぜ」って言っててね。「自民・維新連立の最大の欺瞞を鋭く突いて、実際に高市総理の動揺を引き出した、素晴らしいヤジだと思います」っていうふうに言ってて、俺もあの瞬間は「お」って思ったよね。