ハッキリ言って、2016年に小泉進次郎さんは失敗しましたよね。その時は正面から行って、農協や自民党の農政族とかにやられちゃったわけですね。で、実現できなかった。まさに農協マネー、これをね、自由化できなかったわけですよ。なので今回は、この減反政策を止めるということによってですね、裏からそれにね、アプローチして行こうと。そういう狙いなんですよ。ここのところがね、非常に重要なんですよ。そうするとね、実を言えばね、物事には表と裏があって、実は農協マネー、これはね、今非常に重要な役割を担っているんだ、という見方もあるんですよ。どういうことかというとね、農協っていうのは、農業政策っていうのは赤字なんですよ。大変な赤字なんですよ。つまり、我々が米を買ってね、食事をしてますよね。その一つ一つがですね、実は赤字なんですよ。米だって、これまではすごく安かったじゃないですか。今4000いくらでしょ?放っておけば2000いくらっていう、そういう低価格を実現していたんですよ。これはどういうことかと言うとね、米を生産して、輸送とかするじゃないですか。輸送の価格って相当かかりますよね。それをですね、農林中金、農協マネーによって、その運用益、それによってずーっと補填してきたんですよ。なので、米価格とかですね、農作物、これを安く国民に提供することができたんですよ。


<だから農協はちゃんと、米価格を適正価格に市場に出回らせる工夫してたんだよね。まあ、それが農協の主な仕事


ところが、この農協マネーがね、もし無くなっちゃうと、それが出来なくなって、今2000円から4000円になってますよね。4500円とかね。それが常態化するんじゃないかっていう予測もあるわけなんですよ。ここのところがね、物事には裏と表があるんだけども、非常に難しいんですよね。


つまり小泉進次郎さんとか石破さんが言うように、減反政策を止めて、米を増産すれば、当然ながら経済原理で行けば、供給が増えるわけですから、価格は下がっていく。だけども、その反面ですね、減反政策を止めて、農協マネー、つまり農協の力が弱まれば、今まで農協自身が農家に補助してきたそれが、そういうことが出来なくなっちゃって、輸送コストとかそういうのが上がって、上がって、価格は上がっていくんだっていうね。そういう考え方もあるわけなんですよ。


このね、二つ。価格が上がっていくのか、下がっていくのか、両方の要素があるんですよ。ここが難しいところなんですよね。


そして更に、農協マネーですね。これをね、アメリカ資本が狙っているんじゃないか、ということですよね。父親の小泉純一郎さんがやったのはゆうちょマネーをアメリカに差し出した。石破さんちょっと言いましたけど、アフラック。テレビコマーシャルでよく出てきますよね。アフラックがね、郵政マネーの中にね、入り込んできてるわけですよ。それと同じようなことが起きるんじゃないかと言うことですよね。そしてこれこそまさに、アメリカのジャパンハンドラー、CSISが狙っているんじゃないかと、ということですよ


<なんで小泉純一郎って、税金横流し国家犯罪してて逮捕されないの?


ここがね、アメリカ資本が狙っていること。それに対して日本側がそうはさせじとやっている。つまりこれはね、自民党の農政族であるとか、農協がこれに対抗していると。という図式なんですよ。そして、小泉進次郎さんがですね、まさに父親の小泉純一郎さんと同じようにアメリカ側に付いて、そして農協マネーを解放してしまうと。という図式なんですよ。


これがどういう風になるのかよくわからないところがあるんですよね。よくわからない所があるんだけれども、とにかく、小泉進次郎さんがなんのために政治家やってるかというとね、今ね、最大の問題は、農協マネー。これをアメリカに本当に差し出すのかどうかということですよ。さっき言ったようにね、減反を止めると。増産するんだと。これは日本の大改革なんだと。ハッキリ言いましたよね。これはつまり、減反政策を完璧に止めることによってですよ、そうすると補助金というものがなくなりますから。そうすると零細農家を中心に貯金がグーッと目減りしていくわけですよ。そうすると農協のパワーが落ちるということですよ。こういう風に行くのかどうか、ということですよ


<狙いは農協の弱体化ね