農協改革、これのね、狙いはどこにあるかというと、農協にはですね、郵便貯金と同じようにものすごい貯金があるんですよ。これはね、農林中金であるとかね、そこにね、ものすごくね、農家の貯金が貯まってるんですよ。これをアメリカの大企業に流すのではないかという風にね、見られてるんですよ。なので、これはね、小泉進次郎さんの、農協改革のバックにはですね、アメリカのロビー団体が深く関与してるのではないかと見られてるんですね。これはね、アメリカのね、在日米国商工会議所ってあって、意見書を提出しているんだけれども、それがね、小泉さんの案と非常に共通しているんですよ。要は農協のね、農業部門と金融部門ですね、農業部門って米であるとか畑作物、そういう農産物をね、作るところですよね。それと、金融部門、貯金ですよね、お金を集めて運用するところですね。それを、分離すると!そして、農業部門っていうのは株式会社化すると。そして金融部門っていうのは金融庁の傘下に組み入れると。というようなことなんですよ。そして、この金融部門にアメリカの資本がどっと来るのではないかと、というようなことなんですよ。それがね、小泉進次郎さんのですね、2016年当時ね、農林部会長になった時に、それに取り組んだんですよ。だけども、その時はね、自民党の農政族をはじめとしてですね、農協がものすごく反対して、結局、小泉進次郎さんはそれを成し遂げることができなかったんですね。つまり敗れたんですよ。
<2016年ならまだ父の農業家系の長男が存命だわ
それからずーっとね大人しくしてきたわけですね。10年近くずーっとね。ところが、米問題があったじゃないですか。米がものすごい高騰しましたよね。で、石破さんに指名されて、農林水産大臣になりましたよね。ここでまた、小泉進次郎さんのね、農協改革、これが復活してくるのではないか、という風に見られているんですよ
33:25「今のままだとね、毎年6万人米農家が離れていってしまう。このままいくと2030年には25万人。つまり今から30万人米農家が減ることになってしまうんだと。これからも日本の主食の米を守っていくために、すべての方々と協力してやっていくと、その思いで、歴史的農政の大改革を石破政権から引き継いでしっかりと進めていくっていうのが、私の思いです。」というようなことなんですよ。これね、何を言ってるかというとですね、「減反をやめる」と、ハッキリ言ってるわけなんですね。これね、どういうことなんだろうかっていうことですよね。まず言えるのは、令和の米騒動ね。米が足りないと。米をもっと増産しろと。そうすれば米の価格が落ちるじゃないですか。経済原則から言ってね。需要に対して供給を増やしていけば、価格は当然ながら落ちていきますよね。それをやろうということですよね。まず第一にそれですよ。そしてね、これがね、意外な効果があるんですよ。これがね、日本というのはね、兼業農家がすごく多いんですね。兼業農家ってどういうことかと言うとですね、非常に零細な農家ですよね。零細なんで、米作って売るだけでは生活できないんですよ。なので、サラリーマンやりながらですね、農家もやってるというね、兼業農家、これがね、すごく多いんですよ。
<ゆうきゃんの実家だー
こういうね、兼業農家にとってはですね、生産調整して、さっき言った「減反」して国に協力すればですね、そこで減反の補助金をもらえるんですね。その金額っていうのが相当あって。3500億円程になるんですよ。そうすると、兼業農家がですね、減反補助金によって懐に入ってくるわけですね。それをどこかに貯金しなきゃいけないじゃないですか。それをですね、当然ながら、農協の金融機関にね、貯金するわけですよ。これがね、農協マネーになってるんですよ。そして更にですね、兼業農家ね、減反でね、広い水田が必要なくなるじゃないですか。それをね、売るんですよ。そうするとね、結構な不動産収入が入ってくるんですよ。それがまた、懐に入るじゃないですか。それをまた貯金するわけですよ。ということで、この減反政策っていうのはね、ものすごく反社的な利益を零細農家に生んでるんですよ。で、この零細農家がそれによって農協に貯金をする。で農協はそれによって、農協マネーをどんどん増やしてですね、そして巨大な力を持っていくと。そういうことになるんですよ。つまり、農林中金であるとか、JA共済であるとかですね、そういうね、日本の最大規模の金融グループね、それが結局、この減反政策によってですね、潤ってるんですよ。そうするとですよ。小泉進次郎さんが、この答えでハッキリ言ってましたよね。減反政策を止めると。増産すると。これは大改革なんだと言ってましたね。大改革というのは、裏の意味合いはこういうことなんですよ。つまり、JAグループ、農林中金、その力を弱めるということなんですよ!弱めて、そしてそこに、政治的な力を及ぼしていくと。これがですね、小泉進次郎さんの裏の隠れた巨大な狙いなんですよ。