33:00自民党の党内の中で(石破は)あえて言えばリベラルの方になる。ただ彼もねえ、防衛省とかやってた時はもっと右だったよね。やっぱりね、何か色々経験積んで人の話を聞いていく内に、まともになっていったんじゃwマトモじゃない奴らもいるでしょw保守党とかね。ああいう人たち。年をくって頑迷(頑固でものの見方が狭く道理をわきまえない)になっていくとああなるのかみたいな感じだけど。石破の場合はちょっと違うみたいだよね。彼が(戦後)80年のメッセージを出したいと言っていると
40:30戦争を体験した世代の子供。要するに僕なんかがそうだよね。今僕、もうすぐ63になるんだけど、まだ戦争体験者が生きてる。そして、その悲惨な戦争体験者を親として持っていて、その親の苦悩っていうのを引き継いでる人間も、まだ生きてるわけだ。っていうか、国民の過半数ぐらいはいるわけだ。だから多分ね、国民投票になって、憲法改正をやるって言っても、負けるというふうに安倍は考えていたんじゃないかと思うんだよね。国会では2/3握ってるから、発議は出来るんだよ。発議は出来るんだけど、結局のところ、もし国民投票やるって言って、議論になったところでね、戦争だけは懲り懲りだって。当たり前だよね。戦争で生き残った一般庶民の人たちなんてみんな酷い体験してるわけですよ。親とか兄弟とか子供とか亡くしてる人もまだ山のようにいたわけだ。そういう人たちがさ、安倍とかああいう自民党のアホな右翼どもがさ、「憲法改正したい」と。いくら言ったってね、そりゃ脊髄反射的に「ふざけんな!」ってなるから。これ国論を完全に二分するだろうね。単純に頭数的に言ったって、まだ賛成は得られないだろうって。そこは安倍ってリアリストだったんだなって思うよね。だから、いわゆる左、社民党系とか、共産党系とか、あの頃はまだ民主党だったか。立憲になってからもそうだけど、僕ずいぶん議員たちに呼ばれて説明しましたよ。大変な問題があると。議員たちもやっぱりいつ安倍が2/3を行使して、国民投票になだれ込もうとするかっていうのに、すごい警戒感持ってた。でも今はそうじゃないよね。だからあの時、あまり継承されてないんだけどさ、そこはなぜ安倍が数の力を使ってやらなかったかっていうと、国民投票の発議までは順調に行くけれど、いざ国民投票やると負けるだろうと。しかも、日本の国民投票っていうのは、憲法改正するか、しないか、でしかできないんですよ。制度設計上。世界の国で国民投票って言ったら、それこそ一年に一回やったりしてるんですよ。僕、そこも変えても良いんじゃないかと思うんだけど、日本は憲法改正の際でしか認められてないんだよね。そこでやって初回で負けると、二度と憲法改正なんかできないだろうって、そういう計算もあったのでは。だからと言って、憲法改正を止めるとは言わない。言い続けた。でも2/3握ってたのにやらなかったというね。そこのところ誰か説明してほしいんだよなあ。具体的に。安倍がどう思ってたのかとかさ。
<まだ戦後100年も経ってないところで、すでに権力者の好きにされて、憲法改正の末に軍を作ろうとされたことを、むしろ国民が恥じてほしいわ