今井・んで、大人の店じゃなくて、やさぐれた感じの店になるわけですね


アイ・なるわけです。


アイ・小さなお店がいっぱいひしめき合って


今井・昔から情緒のあるとこですよね


アイ・あんな所もね、家賃とがね、大体15万とか…1回でですよ。それぐらいの。ずっと長年やっていらっしゃったところが、物件を出る予定があるらしくて。聞いたらびっくりしました。その次入れる時は38万って言ってて。倍以上です。


今井・それで出て行った後におしゃれなしっとりとした店じゃなくて、キャバクラとかホストとかそういう、ガールズバーとかそんなのばっかりになっちゃうわけでしょ


<日本人漁る風俗街かよ


アイ・なっちゃいますね。後は飲食店さんとかが入られたとしても、大手のチェーン店だとか、資本を持ってはる大きな店舗さんですよね。


今井・だから本来、船場とか空堀とか心斎橋っていったら、大阪の本当のいい意味での情緒、谷崎潤一郎の三姉妹の世界みたいなね、ああいう世界やったのが、今そうじゃなくて、本当に下世話な街になってるということですよね


アイ・…なってます。


アイ・日本人のお客さんが来られない。インバウンドで地元の友達とかには心斎橋とか賑わってていいよね流行ってるでしょ?って言われるんですけど、人それぞれ、その街に行く目的ってあるじゃないですか。ゆっくり一人で飲みたい方もいれば、友達同士でわいわいしたいとか、後結構接待として使われるとか、色々あるじゃないですか。結構出張で遠方から来られた時に、大阪に来たら、仕事終わられて、ゆっくり飲みたいとかね。っていう大阪に来たら寄りたいお店っていうのがね、閉じられてしまってるんですよっていうお話聞くんですよね。「ここ開いてて良かったあ」とか言われるとね…


今井・それでアイさん、実際問題、最後に伺いますけど、元の情緒あるしっとりした街に戻すことは無理かな…?


アイ・無理と思います!外国人を止めることできないと思うんで


今井・外国人を止めることができないっていうのは、観光客とお客さんを止めることができないってだけじゃなくて、テナント占有してる人も含めて止めることが出来ないってことでしょ


アイ・出来ないと思います…


今井・もう…俺らも大阪出て行くしかないな…


今井・僕は大阪生まれの大阪育ちだから、痛感してる。本当に嫌な街になってる


本間・だからこれは結局、民泊を許可したことによって、つまり外国の人々が山のように自由に入れるようになって、それと共に中国の資本とかも入って来てて、それだけ客が、中国人とか外国の客が来るんだったら、それこそバンバン、BARとかが入ってるような雑居ビルを買い取って、自分たちが得できるようにする。儲けられるようにすると。それはやっぱり連動してるんでしょうね


今井・例えばの話ですけど、セブンイレブンを買収するとか、ローソン買収するとか、パナソニックを買収するとか、サンヨー買収するとか、そういうのじゃなくって…そういうのだったら直ぐニュースになるんですよ。経済ニュースになるんです。そうじゃなくって、小さい店店。実は小さい店店こそが、小樽であっても、尾道であっても、小さい店店がその街の味わいっていうのを作って行くんです。その小さい店店を中国の人を始めとする、「現金で即払うから今日から俺のもんや」っていう。「俺が買ったんだから法律の範囲内で何しようが俺の勝手や!」。そりゃそうですよね、それがアカンって言ったらそれこそ差別だから。ただね、ただ本当に海外ではこういうのを防ぐために海外の人が不動産を買う時には、印紙税を43%に設定してたり、そうやって、なかなか即金で買えない、倍払わなきゃいけないような状態に持っていって、出来るだけ海外の人にあれもこれもそれも買わせない。一つ買ったら二つめダメですよって、いろんなルールが海外にもあるわけです。


<自民党がやらんから、食い荒らされるばかりだな…