これを組織内候補って言うんですけれども、それの出陣式でマイクを自ら握ったわけなんですよ。そのくらいね、農業票が離れてはまずいと必死なんですよ。それからね、4日には高市早苗さんがですね、新潟県を訪ねたんですよ。米の生産一番なんですけどね。新潟県で支持を訴えたわけなんですよ。自民党は今必死なんですね。だけども、農業票は離れている。やはり1人区はですね、自民党はね、非常に苦戦している。これはね、すごく大きい要因なんですよ。
それから2つめの要因ね。これはね、参政党なんですね。前も説明しましたけど、参政党が1人区で候補を立ててるわけですよ。ところが、この参政党の支持層と自民党の支持層がね、重なってるんですよ、かなりね。
参政党の新憲法案が出た時にいろいろ解説したんだけれども、要はね、戦前の大日本帝国憲法、これの焼き直しみたいなね、新憲法案を作ってるんですよ。右翼というか、ネトウヨというか、極右ですよね。そして天皇主権とか言っちゃってるわけですよ。なのでね、参政党の支持層というのは旧安倍派ですね、その支持層とかなり重なっているようなんですね。つまり、安倍晋三を支持していた層が、いま支持するところがないので、フラフラしながら、結局は参政党にドーッといったという状態なんですよ。なので参政党の支持が伸びているし、そして、石破自民党から流れてる。そしてその参政党は1人区でね、結構候補を立てているんですよね
そして3つめの要因として言えるのは、野党側の問題なんだけど、立憲民主党と日本共産党の一本化がかなり進んだんですよ。意外なことにですね。これがね、結構強いんですよ。この辺りね、特に文春の分析、参政党の問題と立憲民主党と共産党の一本化の問題ね、如実に現れているんですよ。それをかいつまんでね、言ってみるとですね
たとえば岩手ですよ。ここは典型ですよ。自民党から平野さんって人が出てるんですよね。これに対してね、参政党がね、及川さんって人を出してるんですよ。ここで食い合っちゃってるんですよ。そしてその真ん中で立憲民主党の横沢さんって人が立ってるんですね。平野さんと及川さんが食い合っちゃってるんで、立憲の横沢さんが伸びてる。そこで共産とか立ててんたいんですよ。つまり一本化してるんですよ。なので、岩手では横沢さんがリードしているということなんですよ
それから宮城選挙区。自民党は石川光次郎さんって人が立ってるんだけど、参政党もね、ローレンス綾子さんって人を出してるんですよ。ここで食い合っちゃってる。そこで真ん中の立憲民主党の石垣のりこさんがリードしてる。ここも共産党が立ってない。一本化してる
さらにお隣の秋田県もそうなんですよ
それから福島県もそうですよ
この感じは随所に見られるんですよ。例えば新潟選挙区もね、その典型ですよ
長野も同じです
三重も同じです
それから、岡山、徳島、高知、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄と、ずっと同じパターンですよ。つまり参政党が自民党の票を食ってしまっているその一方で立憲民主党と共産党の一本化が功を奏して抜けていると。という状態なんですよね
その反対に立憲民主党と共産党が一本化に失敗してるところはね、やっぱりダメですね。例えば栃木ですね。群馬県も同じです。富山、石川、福井、山梨、この4つ、岐阜もダメですね。同じようなパターンです。滋賀、奈良、鳥取、島根、山口も同じ。そんな感じですね。これもうわかりやすいですね