今井・刑務所から出たくないという人もいるんだと。だからこの縮図であるところの日本社会が貧困大国になってしまって、貧困大国になってる日本をなんとかしたいとか。なんで自分が、れいわ新選組の中で一番共感できる政策なんですか?って太郎氏が聞いたら、ジョージ氏がそれは奨学金の返還義務無しという徳政令みたいなものですよね。自分自身がああいうことになって、しかもその後、病気になって、息子が大学辞めてくれって言ってないのに、自主退学した。それはやっぱりお金のことだと。奨学金がもしね、無償化になることがあったらね、彼、辞めることがなかったんじゃないかと。そんな話で。僕は今日の記者会見聞いてて、れいわは東京で一議席取るなと思った。


本間・取って欲しいですね。僕とジョージさんの繋がりっていうのを説明しておくと、僕は刑務所を出てきた後に、2009年くらいか…には、本を書いたじゃないですか。本を書いたことによって、出所者、刑務所に入ってきた人たちを手助けする福祉関係の人たちなんかから、一緒に協力してくれないか、一緒に仕事しないか、みたいなことをね、相談が来たんですよ


今井・出版社経由して?


本間・もちろん。で、その人たちと行動を共にしている時に、ジョージさんとも知り合ったんですよ


今井・人格者でしょ


本間・すごいですよ。ジョージさんも刑務所を出た後、何をしていたかというと、介護福祉士の資格を取ってね、実際に介護のお仕事をやりながら、すごかったのは、日本の刑務所って、刑務所の一種類で、社会復帰促進センターというですね、塀の無い刑務所って実はあるんですよね。それはあの、2005、2006年くらいに3つ出来たんですけど、その3つができる時に、初犯の人、社会復帰が容易そうな人たちを集めた場所なんですね


今井・黒羽がそうでしょ?


本間・黒羽は違うんです。


今井・黒羽は初犯じゃないの?


本間・なんですけど、社会復帰促進センターとは別なんですね。社会復帰促進センターにはもう懲役作業がないんですよ


今井・えー!そうなの?


本間・じゃあ何してるかっていうと、だからもう懲役3年以下。ほとんど1、2年で社会に戻る人。そういう人たちにパソコンのプログラミングを教えるとか。その教育マニュアルっていうか、学校と同じようにいろんなカテゴリがあるんですけど、それのコンテンツ作りなんかをジョージさんが法務省と協力して作ったりしてるんですよ


今井・えー!すごいね。実際の介護もやりながら、そういうデジタルのこともやってたんだ


本間・やってました。僕もだから、3.11がなかったら、そっち系に行こうかなと思ってましたからね。最初。でも本3冊出して。その後、3.11が来たわけじゃ無いですか


今井・それで原発…


本間・僕は元々広告屋だから、僕の知識ってのはそっちに向いてるなと思って、そっちに来て、今に至るわけですけど。ジョージさんはもう、元は都議を二期やって。衆議院議員を二期やって


今井・元々菅直人かなんかの秘書みたいなことやってたんでしょ?


本間・そうです。政治家としては長い。やっぱり偉いなと思ったのは刑務所出た後すぐにまた政界に復帰する人、いっぱいいるじゃないですか