今井・なるほど
本間・それが、言っちゃえば、介護資格持ってないけど、介護の仕事してるのと一緒ですからね。ハッキリ言って。
今井・障害持った人とか。高齢者とか
本間・ちょっと汚いけど、例えば工場で机に座って作業してるのに、工場の隅っこに行って、立ち小便してる人とか、それくらいまでここ(頭)がいっちゃってる人が同時にいるんですね。で、そういう人たちを、「ここでやっちゃダメよ〜」ってトイレ連れて行ってwトイレが汚れたら、トイレも全部掃除して、服も着替えさせて、とか、そういうことをやる仕事だったんですよ
今井・でも…前向きやなあ…自分が逮捕されて…黒羽刑務所に行くことになって。俺らなんかやったら、どない楽に一年間ここで過ごそうかなとか、どうやってトラブル起こさないで一年間…そこでトラブル起こして、殴った殴られたなったら、刑期が延びるだけやから。最初が肝心やから、ボスみたいな奴、メンチ切って牽制しとこうかとか。俺はそんなことしか考えんけど、本間さん、すごいよね。獄窓記、3年前に自分が読んだ本のこと思い出して、山本ジョージさんと同じような体験をしてみたい、仕事をしてみたいと。俺とは性根が違う!
<私も無理そうwww
本間さん爆笑
今井・全然違うわ!違う人種やと思ったわ
本間・いやいや、そこはね、指導補佐ってのは、刑務官補佐みたいな立場になれるんで、すごい自由なんですよ
今井・そういえば本にはそう書いてあるねえw
本間・日本の受刑者ってのは、受刑者が一人で廊下を歩くなんて、あり得ないんです。必ず刑務官と一緒に歩かないといけないか、それこそ、刑務官に話しかけることすらできないんですね
今井・ましてや、認められない状態で受刑者同士が私語を交わすこともダメやしね
本間・絶対ダメ!指導補助になると、それがね、全部許されちゃうんですよ。刑務官と常に打ち合わせをしないといけないとかあるからね。刑務官の代わりに、あれせい、これせい、出来るんで。これやってれば、一年くらい快適に過ごせるんじゃないかなという風にも思ったんです
今井・そんなこと思ったわけ?悪い奴やなあ!
<まさかの知能犯w
二人爆笑
今井・俺より上手やわあw
本間・でしょ?wすごいいい人だと思ったかもしれないけどw裏にはそういう計算もあったわけですよw
本間・ただね、そうやって思ってきても、そういう人たちの世話するって、めちゃくちゃ大変なんですよ
今井・最初は動悸はそうであっても、やっていく内にさ、そんな気持ちが無くなって、やっぱり世話して喜ばれる、この人が助かるんなら一生懸命やってあげようって気になるよね
本間・そりゃ、なります。後、全く逆に、こんなことやってらんねえつって、2、3週間で脱落する人もいる
今井・わかる。そらそうやね
本間・他人のシモの世話とか。風呂入って、動けないおじいちゃんの体洗ってあげるわけですよ。そういうことが、(なんで俺がこんな汚ねえジジイの体洗わなきゃいけないんだ)って怒って、離脱しちゃう人とかも普通にいました