今井・彼女の生い立ちからの読んでたらね、まだ人生かじったくらい。25、26って言ったらね。だけども、彼女の小中高、大学の時の読んだら、彼女なりに懸命に生きてきたんですよね。そこを僕らは「女子アナ」って一括りにしちゃうけれども、おそらく一人一人青春時代いろんな苦労をしてきただろうなと。それ考えたらね、中居みたいに、個人としてのキャラクターを重視するとかそんなの関係ない。女なんだからみたいなことにはそういう心境にならなかったかも。一人一人のアナウンサーのこと、タレントさんのことを知る気なんてないんですよね、元々
本間・リスペクトがないんですよね、元々
40:00今井・そしたら、自分が上司、デスクになって、若い子の面倒見て、若い子を動かす段になって、あの人こんなんするから嫌です、あの人苦手なんですって言われても、このネタはどうしても欲しいから少々のことは我慢しろって言ったって言うんですねw女性が女性に
本間・ほう
今井・そういう自分を今回の事件をキッカケに冷静に見ることができたと。自分は遂にあの時自分が嫌がってたことを後輩に押し付けてるというね。そこは本当に反省してると。嫌な目に遭ってる、腹が立ってる以上に、自分も加害者の側に立ってると正直に言ってくれたんですよ。これ根が深い
本間・あらゆる業界にある問題ですよね。日本だけじゃないけれども。全世界で似たような問題があって、基本的には他人、男でも女でも、他人に対するリスペクトとか思いやりがないことがね、そういう問題を引き起こしていくってことなのかなあ…中居の問題が明らかになって、テレビ業界はリスペクトができるじゃなくて、バレる恐怖のw意味で今もうテレビ局とか、完全に接待停止してるとは思うけれども。そういう風なことでもないと中々無くならないのかなって気もするしね
<私、銀河鉄道999が大好きで。鉄郎が星を正常に動かすための部品にされそうになるんだよね。まさにそういうことが組織にいる一人の人間にも起こるんだよ。大きな利益を生むための歯車の一つとしてしか見られない。個を殺される瞬間。こんなことがたくさん人間社会では行われてきて、私も社会人の頃に何度もされてきた。でもそうじゃない。全体主義にのまれてはダメ。一人一人を見ていくことが必要であり大切なこととなの。彼女の「透明を満たす」からも社会からの「こうであれ」という無言の圧力が伝わってくる。思ってる以上に自分が他人に与えてる影響に、もっと気がついて、どう関わっていくかを考えなきゃいけないところに来てると思う
47:00今井・またいつかの機会に話したいなと思うんだけど、出入りの業者とか下請けが大変なんだと。フジが転けたら。それは本当にその通りで、よくぞ言ってくれたと思うんだけど、転けずに好調、業績が好調な状態でもね、新聞社とかテレビ局って、出入りの業者とか非正規の労働者に対してよからぬことをやってる場合、あるよね
本間・ありますよね。いっぱいね
今井・例えば非正規の女性の事務員の人とか、テレビ局で言ったらフィルムの編集ね。自分とこの社員使わずに外部の下請けの奴使ってるんですよ。そういう人たちはいくらでもあるからって言って、粗末に扱ったってええや、いいやって辞めたら他また入れたらええんやってなってるだけじゃなくて、そういう上納というか…渡辺さんが強いられたようなことを強いてる新聞社の中高年の奴とか、あるいは若い奴までもが、そういうことをやってたり、テレビ局の人がやってたりする可能性は大いにあると思います。現に僕自身は会社に所属してないから、そういう非正規の人たちから話を聞いたことあります。もううんざりだというね。でも逆らうとクビになったりする
本間・仕事を切られたりするからね