19:30本間・上場企業としてちょっとね、あり得ないでしょ


今井・あり得ない。僕、もうひとつの問題点は市場ってのはシビアだから義理と人情と情けとは関係ないんですね。ダメだと思ったら株は落ちていくし、行けると思ったら上がっていく。今回、僕、不思議なのはフジメディアホールディングの中核ですよね、フジテレビって。この株価が落ちてないいんですよね。


本間・少しは落ちましたけどね


今井・あんなん、日常的な落ち方ですよね。ほんとはストップ安くらいのこと起きてもおかしくないのに。わずか数%ですよね。で今、戻し基調にあるんですよね。それが気色悪い。市場は、このメディアホールディングスの株を買ってる人たちは、大したことないと思ってるんですよ!


今井・危機感があまりにもない。株主にもないってことに驚いてるんですね


今井・本当はもっと決定的に危ないんですよ。存続すら危ぶまれる事態なんですよ。空売りかけてもいいんですよ。でも空売りもない。つまり持ってる人は売らないし、持ってないけど空売りかけて儲けたろって人も出てこないんですね。それは僕らと感覚違うなと思って。僕らはこれ上場企業として深刻な事態に入ってると思ってるのに。ところが市場は受け止めてないところに一つの驚きを感じてます。つまり日本社会なんてこんなもんなんかと。テレビ局のクラブを組んでもうフジのことは取り上げないようにしましょうみたいなことさえも、日本社会は肯定してしまってるんだなってことが残念ですよ


本間・NHKも報じてないじゃないですか


今井・そこも気色悪いんだよなあ…


本間・これNHKも報道してたら株価に影響あっただろうな


24:50今井・テレビ局の本質が見えましたよね。結局、ジャニーズの時にみんながテレビ局ってなんだろなって思ったけど、「反省しました。こういうこと二度と無いようにします」って言いながら全然変わってないことがわかった。おそらく各局ともスネに傷持ってるんですよ。中居正広だけじゃ無いですよ


本間・それがやっぱり怖くて。TBSでドンと報道して、それがやっぱりTBSの中でもこういうことがあったみたいな


今井・TBSのドラマの中で主演がどうのこうの、監督、ディレクターがどうのこうの、女性のタレントにって、そりゃどこの局でもこの数十年間無かったはずがないって


本間・そう。だからそのブーメランが怖くて、フジを批判できないってありますよね。これね。きっとね


今井・ジャニーズのこと本質的に反省してないってことよね


本間・結局、ジャニーズ問題で不十分ではあるけれども、ジャニーズ事務所は解体されて分割されてもちろん金額に関してはすごい批判があるけれども一応保証はしている。しかもジャニーズ事務所しょうめつしちゃったわけでね。ある一つの責任は取った。でもジャニーズ事務所の片棒を担いでいたって言われたテレビ局は実質的には誰も責任取ってないわけですよ


今井・今回も片棒担ぎましたよね、明らかに


本間・やっぱりねえ、あのジャニーズ事務所の時の問題があった時でさえ、誰も責任を取らなかったわけで


本間・オリンピックにせよ万博にせよ、そうですけど、日本が永遠と無責任が通る社会で来ちゃったのはやっぱり太平洋戦争で負けた時に


今井・責任を明らかにしなかったことが続いてる