10月からのガザ攻撃で、既に220万人の市民のうち3万数千人が命を奪われています。イスラエル軍は病院ですら攻撃し、保護されるべき人々を容赦なく殺害してきました。北部からの退避命令や、軍事作戦を逃れた住民100万人以上がラファに避難して留まっており、ラファが攻撃されれば住民の逃げ場はありません。ラファから退避する住民を収容するためテントを調達したとイスラエルは主張しますが、そこが絶滅収容所のような場所にならない保証があると確信できるガザの人々は少ないでしょう。

国際司法裁判所は、ガザで起きている事態についてジェノサイドの可能性があるとし、住民の殺傷や、身体的破壊をもたらすことを意図した生活条件を故意に課すことを控えるよう求める暫定命令を出しました。

ラファへの進行は暫定命令に明らかに違反するもので、ジェノサイドを悪化させます。国際社会はこの動きを座視せず、全力でイスラエルを止めるべきです。


Yahoo!ニュース エキスパート オーサー伊藤和子さんのコメント - Yahoo!ニュース


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