アメリカから問う反核・原爆批判-映画『オッペンハイマー』を巡って(古谷経衡)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f07593400101be636f2881633842b96d3dffb3f3
→ここは重要なところだから何度も繰り返すが、アメリカは原子爆弾を作って、初めから無辜の日本人を焼き殺そうと企てていたわけではない。
→むしろナチスが核兵器を持つ前にこちら(アメリカ)が先に保有して、ナチスを抑止しようとしたのがアメリカのマンハッタン計画の実相である。
→ 原爆加害国、アメリカで真正面から核と原爆にNOという映画ができ、それが大ヒットし高い評価を得ていることは、これはボールは日本側に投げられているといえる。つまり「被爆地の惨状の描写がない」というのであれば、それは本作『オッペンハイマー』の管轄外なのだから、日本映画界が自分たちの力でそのことをより強調した被害者、被爆者目線の大作映画を作るべきである。『オッペンハイマー』に対する返答はいま、日本側に求められているのだ。