「子どもに怒鳴る」という愚行をするおっさんが、なぜ日本には多いのかを分析してみる。
そもそも日本人男性は「男」というだけで加害性や暴力性を許容されるため「幼稚さ」を内包したまま歳をとってしまう。
そのため、往々にして日本人男性は感情的に育ちやすい。
とはいえ、本来なら「相手は子どもだし、仕方ないよね」と感情を抑制するはず。
ところが日本には「家父長制」や「男尊女卑マインド」が、文化レベルで浸透しているため、相手が子どもや女性の場合は感情の抑制をせず、稚拙に怒りをぶつけるおっさんになりやすい。
さらに性役割分業により、家事や育児をやってない場合、子どもに対する感情も否定的なままアップデートできない。「子どもはこんなもの、お互い様」だと理解できない。
もちろん昭和とは価値観が変わっていることも頭では理解しているが、その性差別にあふれた価値観を変えたくないと思っている。
さらにひどいことに、日本では年齢を重ねるごとに序列社会の中で地位を確立してしまうため「おっさんへのしつけ」はできないし、おっさんも若者や女性の話は聞かない。
結果として加害性、暴力性の高いおっさんが多くなっている。
【結論】日本人のおっさんは稚拙に育てられるうえに、それを矯正されない土壌であるため成熟できない。