ネトフリ、THE DAYS 【福一原発事故の実録映画】を観た感想
福一原発事故の最大の被害者は原発で働いていた人と改めて実感
原発は全機海岸沿いに立てられてるので、津波地震被害はどこも同じ
災害発生時はなんとか一命を取り留めても、救助が間に合わなくて、寒さで亡くなってしまった人も多い…思い出しちゃった…
これ、被災者は当時をフラッシュバックしてしまうから見るの辛いと思う…
大地震発生と共に、全電源喪失
冷却機能を保てなければ、原発による核爆発の危機
「全電源喪失の想定はされてない」
つまり、マニュアルにない事故、こういう事態が起きた時の対処方法…なし
震災当日の3月11日の夜は雪が降ったな
記憶が、呼び戻されるな…
いま、政治家の悪政により、電力が足りてないなどと喧伝されて、原発再稼働に再び戻そうとする動きのある、今だからこそ、見るべき映画だ
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原発を人の手で管理することの難しさを目に焼き付けて欲しい
燃料棒を冷ます原子炉の水位がゼロに近くなる
15時の大地震から、その日のうちに核爆発予想され、カウントが始まる
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余震と放射線量に脅えながら、原発周辺で、爆発しないための作業を進める原発作業員
格納容器内のガスを逃がすためにベントを開きたいが、それにより放射線の高い空気を大気圏に撒き散らさば、近隣住民、ひいては世界から非難される
ベント開放か核爆発かの総理の独断を迫られる
原発は作業員の犠牲の上に成り立つ電力と映画から伝わってくるよ…
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作業員の決死の奮闘によりベント開放に成功!原子炉格納容器の圧力が下がる
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1号機建屋の最初の爆発
周囲の空気汚染を広げないため、壊れたドアをダンボールとガムテープで修理…もはや効果あるのかどうか…
原子炉の爆発ではなく、水素爆発であることで、日本全土が救われる
「建屋部分の爆発で核爆発では無い」
到着した自衛隊に協力してもらい、海水注入作業を始める
官邸と東電の指揮系統の混乱により、吉田所長に「海水を止めろ」と連絡入る
「建屋が爆発してるのに、官邸の顔色を伺ってんのか、狂ってるなウチの会社」
吉田所長の独断で海水注入続ける
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SR弁を開けたいが、もう作業員が建屋に入って、手動で開けること叶わず
作業員全員が被曝線量上限になれば、誰も建屋に入って、メルトダウンからの核爆発を防ぐ作業が出来なくなる
吉田所長による一時的に大きな電力を得る案→現場にいる人たちの車のバッテリーをつなげる
災害現場で車を使えなくなる不安の中、集まった車のバッテリー
SR弁を電気で自動で開けることに成功!
3号機が水素爆発する、1号機より大きい爆発
それに巻き込まれ海水注入作業をしていた自衛隊員が40人行方不明
追い込むように新たに燃料棒露出の危機
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「いつ格納容器が爆発するかわかりません」
「2号機の燃料棒が全て露出しました」
「原発の暴走を止められない場合、被害の規模はチェルノブイリの10倍以上」
圧が下がって、線量が跳ね上がる…
なんかもう、生きた心地しないな
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最終回はもう全て見て。日本国民全員、必修映画だわ
結局、原発をコントロールなど一度たりとも出来てなかった。原発が止まった原因解明すらされてない。今でも止まったのが奇跡。
日本は「奇跡」により生かされてます