一国家を見れば、それは核兵器がある方が良いに決まっており、だからこそ現在の核保有国は核兵器を持っています。一方、多くの国が核兵器を持ったら、例えばシリアやアフガンで使われ、世界戦争を惹起しかねません。


核は典型的な「合成の誤謬」問題であり、ただ単に持てばいいというのは余りに浅薄です


国会議員でも「私はリアリストだから日本の核武装に賛成」の様な事を言う人が結構いるのですが、それは、北朝鮮の様な国が独自に核開発できる現代において、「日本1国だけ(若しくは限られた西側諸国だけ)が核武装できる」という非常に空想的な状況を想定している「ドリーマー」だと私は思います。


私達は、現実に核の抑止力が働いている世界に置いて、しかし核の拡散を防がなければならないという複雑で困難な問題に直面しています。核の問題を安易に単純化することなく、その複雑さと困難さを正面から受け止め、粘り強くその解決ー若しくは持続的な破綻の回避を図るべきだと思います。


https://twitter.com/ryuichiyoneyama/status/1631440392565702657?s=46&t=v3M_OcyemnTqZqE1Y2JcKg